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「コロナさん、お久しぶりね」「く…っ、姫宮千歌音。会いたかなかったわよ、あんたなんかと」昨年の某学園の学園祭で出会った黒髪のオンナ。肌は抜けるように真っ白け、まるで陽を浴びたことがないみたい。舞台の上の拍手喝采はみんなこいつにだけ集まっていた。「最近はピアノの独奏だけじゃなくて、編曲のご依頼も多くてね。あなたの分も修正してさしあげたから聞きよくなったはずですけれど?」美人で虫も殺さないような優雅な顔つきをして、しっかりと嫌みを聞かせるのを忘れない。こいつは、そういうやつだった。あたしが丹念に作詞作曲した楽曲がかってに変更されていたのだ。ストリートミュージシャンでならしたあたしの渾身の作。路上の聴衆にはバカ受けだった、あの名曲を。学園の雰囲気に相応しくないという、ただそれだけの理由で。許可もなく、いじって別...神無月の巫女二次創作小説「アンサング・ヒロイン」(三)
ひさびさにあの洞窟に入ったのは、八月近くのことだった。夏の盛りのひぐらしの声はますますかまびすしく、空気は熱っぽい。息をするだけでも喉が灼けそうでたまらない猛暑日が、三の首の事件以来続いていたのだった。洞窟内はひんやりとして涼しく、練習としても避暑地としてもうってつけの場所だった。「さあて今日は、新しい修行をしましょう。おろち戦に備えて、千歌音の弱いところを鍛えるの」そう明るめに言われたものの。いったい、何をさせられるのやら、と千歌音の心配顔。いま、千歌音は布で目を覆われたまま、木刀を持たされたまま立っている。暗闇のなかで、どの方角から何が飛んでくるのかわからない。月の巫女、姫宮千歌音の弱点それは、不測の事態に動じやすすぎるし、予測しすぎてあらぬ不安を呼び込んでしまい、ほんらいの巫女としての実力が出せない...神無月の巫女二次創作小説「夜の狽(おおかみ)」(十八)
pixivを片付けました(*'▽') 刀剣乱舞、特命調査イベント始まる!
投稿サイトは、作品によって使い分けようと考えていて、二次創作作品はpixivに投稿していました。現在はpixivBOOTHに、無料でダウンロード出来る作品…
【小説紹介・感想】ブルアカの世界にTS転生したので日記を書く【ハーメルン】【ブルーアーカイブ】【異世界転生】【百合】【短編】
TS百合好きの名無しさんのハーメルンの小説「ブルアカの世界にTS転生したので日記を書く」の感想紹介を記事にしました。ブルーアーカイブの二次創作。日記形式の短編。ブルアカプレイヤーが生徒としてキヴォトスのトリニティ総合学園の生徒に転生するお話。(・ω・)ノ
「主、そろそろ一息つこうか」ようやく10枚ほどのレポートを書き終えた直矢に歌仙が声をかける。「もうすぐ昼時だ。それにあんまり根を詰めすぎても良いレポートは書けないよ」その一言に直矢は驚き、顔を上げた。「え?もうそんな時間?道理でお腹が減ったと思ったら」「あと5分で正午だ。今日の昼餉はきのこの和風パスタで良いかい?」「勿論!ていうか珍しいね。新物のきのこでも手に入ったの?」「ああ、実は珠緒さんの親御さ...
『オヤジさん』の脳内に残っている記録は、人間としてはかなり多かった。それもそうだろう、元は太陽系気象協会技師だった男である。その知識、経験だけでもアンドロイド顔負けだ。更に今までの人生の思い出もかなり多い。しかしその一部は今まさに消えようとしていた。「ん~、かなりヤバいかも。蒼雪、もう少しデータ送信のスピード上げてもいい?」今までの笑顔は消え去り、かなり深刻な表情でヒマワリが訴える。「ああ、この2...
【小説紹介・感想】愛歌(ORT)さん喚んじゃった。【ハーメルン】【Fate】【二次創作】【クロスオーバー】
全智一皆さんのハーメルンの小説「愛歌(ORT)さん喚んじゃった。」の感想紹介を記事にしました。型月の最狂マスター愛歌様×型月の惑星の究極生物ORTを混ぜちゃった作品。何で混ぜたっ! 言えっ!( ´∀`)σ)∀`)そう叫びたくなるような組み合わせのオリヒロインモノ。
***いまでも、ちゃんと憶えてる。あの日は、ものすごいどしゃぶりだった。ほんとに、腹が立つぐらいのひどい雨だった。週のど真ん中だというのに、週末の予定も埋まっていない、寂しい水曜日だった。朝の天気予報なんていちいちチェックする習慣がなかったからじゃなくて、その日だけ一日中テレビを観ることから逃れていたかったのかもしれない。雨なんか嫌いだった。大嫌いだった。あたし、ずっと晴れオンナって思っていたのに。なにかいいことある日はかならず、からっとお陽様が照っている日ばかりだった。天気のいい日は、あたしの絶好調だった。曇りがちな空だってのに、六月の街は活気づいていた。若葉は青々と繁り、街路脇にある信号機を隠してしまったり、電線に絡みついたりするほど獰猛だった。ただでさえ枝を広げまくる木がのさぼっているというのに、ダ...神無月の巫女二次創作小説「アンサング・ヒロイン」(二)
いまここで、おろちの神機を分析してみよう。三の首の機体ヒノアシナズチは右腕のみが大きくなった鉄腕のみ。鐘を突き落とすだけの単調な攻撃だった。二の首の観音型は村を襲った時に千歌音が遭遇したものだったが、タケノヤミカヅチにはもはや力で負けていた。四の首はムカデのような機体、五の首は火炎土器を模した形で合体して攻撃してきたが、なぜか途中から仲間割れをおこして共倒れになった。六の首機は猫の目が複数開いた気味の悪いものだったが、それでも巫女の操るタケノヤミカヅチの敵ではなかった。おろち衆の者たちのこふるまいにつき不思議だったのは、姫子が投げた桜桃(ゆすらうめ)の種を怖がって、避けていたことだった。「それにしても、あまりにも都合がよすぎるわね」姫子がしきりと小首をかしげている。千歌音がその姿勢に瞳を寄せる。独り言ちて...神無月の巫女二次創作小説「夜の狽(おおかみ)」(十七)
養成所からの通知メール通り、『二百十日』に当たるその日は朝から暴風雨だった。移動そのものは空間移動装置で雨に濡れずに行えるが、何せ気象コントローラーやその他諸々の機器のメンテナンスも行われる為、万が一を考慮してほぼ全ての学校、企業、店舗が休みだ。「…だからって、こんなに課題出すかな、先生たち!絶対今日明日じゃ終わんないじゃん!!」本来この曜日は『鍛刀実習』と『刀剣史』、『素材分析学』の授業があった...
小説サンプル23・実は、鬼滅の刃二次創作書いてた私(´艸`*) 【雑談】久遠の本丸日記(by 刀剣乱舞)
約30年ぶりになりますか? 創作を思い出した頃、巷で流行っていて、自分も書いてみたくなって、勢いのように書いた作品が、一作だけ存在しました(笑)BL小説になりますし、最後の決戦後の世界を独自の観点で描いた、実に自己満足なお話だもんで、今思うと照れくさいことこの上ないのですが、白鳥 美羽さんに挿絵を頂け、pixivに二次創作作品として投稿しています♡ウェブ版同人サークル【voyage】・ウェブ会誌秋号の企画で、転...
[PG12] 理玖、罪人を解き放つ [犬夜叉/半妖の夜叉姫]
無限列車編の公開日は2020年10月16日だからギリギリ観れてると思いたい。 クロスオーバーではない。#せつな #もろは #日暮とわ #狸平竹千代 #理玖
『オヤジさん』が治療を受けているその部屋は、最先端の医療設備が整っていた。その設備を見回し、ヒマワリは驚きの声を上げる。「火星の大学病院レベルの設備なんてよく手に入れられたね。しかも医師や技師も一流じゃん。これを扱える人間も雇えるとか…紅椿さんの人脈、コワすぎなんだけど」「マフィアの資金源は色々あるさ。別に地球で稼がなくてもいいわけだし」「オレオレ詐欺とか?」蒼雪の言葉にヒマワリが探りを入れるが、...
【小説紹介・感想】ハンドラー・ウォルター先生概念。【ハーメルン】【AC6】【ブルーアーカイブ】【二次創作】【クロスオーバー】
ヤマさんのハーメルンの小説「ハンドラー・ウォルター先生概念。」の感想紹介を記事にしました。アーマードコア6×ブルーアーカイブのクロスオーバー作品。ブルーアーカイブのゲーム開始時点の先生ポジションに突っ込まれた、AC6のハンドラー・ウォルター先生概念。(・ω・)ノ
私は今でも思い出す――小学生の時の家庭科室で。青いキュウリを持った痩せぎすな私を、クラスのみんなが冷ややかに見つめていたことを。その日の調理メニューは甘ったるいフルーツポンチ。私の手にあるべきは、キウイでなければならなかったのだ。そのときの私はなにをとち狂っていたのだろう。いつも、私の耳のなかでは、ざあざあ振りの雨が止まない。なぜだろう。耳の中はいつも湿っていて、沼地のようにじとじとで気持ちが悪い。他人の声は途切れて、ずたずたになっていくのだ。日本語のはずなのに外国語みたいに聞こえたりもする。会話はいつも虫食いだらけだった。だから、私もワンフレーズしか喋られなくなった。親にはいつも、話を聞かない頭の悪い子だと呆れられていた。グループ学習や昼の給食は恐怖の時間だった。私だけがいつも会話から置き去りにされたの...神無月の巫女二次創作小説「アンサング・ヒロイン」(一)
★★★神無月の巫女二次創作小説「アンサング・ヒロイン」 掲載開始★★★(2023/10/08)
神無月の巫女二次創作小説「アンサング・ヒロイン」をお届けします。本作は、2011年あたりから随時掲載していた「ミス・レイン・レイン」シリーズ(神無月の巫女二次創作小説第十一弾)の第三章にあたります。五章ぐらいまで構想していたのですが、まとまらないので、このたび第三章で打ち切りにしました。売れないアイドルのコロナと売れっ子漫画家のレーコは同棲中。喧嘩するほど仲がいいコンビの二人の出会いを妄想した中編です。お馴染みの姫子やら、千歌音ちゃんやらもゲストで登場してきます。最終章の本章は全25話の予定。「神無月の巫女二次小説其の一」→「ミス・レイン・レイン(目次)」がアクセス経路になります。(構想執筆2008年11月3日より、第三章公開は2023年10月8日より)【関連記事】◆神無月の巫女二次小説其の一◆神無月の巫...★★★神無月の巫女二次創作小説「アンサング・ヒロイン」掲載開始★★★(2023/10/08)
神無月の巫女二次創作小説「アンサング・ヒロイン」をお届けします。本作は、2011年あたりから随時掲載していた「ミス・レイン・レイン」シリーズ(神無月の巫女二次創作小説第十一弾)の第三章にあたります。五章ぐらいまで構想していたのですが、まとまらないので、このたび第三章で打ち切りにしました。売れないアイドルのコロナと売れっ子漫画家のレーコは同棲中。喧嘩するほど仲がいいコンビの二人の出会いを妄想した中編です。お馴染みの姫子やら、千歌音ちゃんやらもゲストで登場してきます。最終章の本章は全25話の予定。なお、執筆当時はアニメ本放送時の2004年を軸に考えていたので、生活アイテムがやや古くさく見えます。あと、この同名タイトルの漫画(ドラマ化されたはず)が存在するようですが、それ以前に書いていたのでまったくの無関係です...【序】神無月の巫女二次創作小説「アンサング・ヒロイン」
【小説紹介・感想】加茂家相伝『六凶顕術』【ハーメルン】【呪術廻戦】【二次創作】【オリ主】
ゾエアさんのハーメルンの小説「加茂家相伝『六凶顕術』」の感想紹介を記事にしました。呪術廻戦の二次創作。呪術界の御三家の一つ加茂家の分家に作者さんオリ術式"加茂家相伝『六凶顕術』"を持った少年を投入したお話。(・ω・)ノ
*****おろち衆三の首の襲撃から、数日後。大神神社の復興はつつがなく進んでいたのだった。村に住まう腕利きの職人たちが舗装路を修復してくれ、姫宮家ふくめた富裕者からの寄贈も募られたからだった。職人たちは辛抱強い仕事師だった。村のあちこちが神の手で壊されても崩されても、蟻の巣のように、それはすこしずつ修正されていった。どんなに戦禍であってもあきらめず幸福を掴もうとする人間の手は、ちいさくとも偉大だった。九鬼騎四郎はすでに事故死として扱われていたので、おろち衆一の首であったことすらも誰も驚かなかった。姫宮家は九鬼家と離縁してしまい、おろち衆とは無関係の立場を貫いた。あいかわらずの保身ぶりに、千歌音はいまさらながら呆れていたのだった。生きているうちは海軍将校さまよとありがたがられたのに、イザ死んでしまったら何も...神無月の巫女二次創作小説「夜の狽(おおかみ)」(十六)
★★★神無月の巫女二次創作小説「夜の狽(おおかみ)」第十九話 更新★★★(2023/10/28)
********いよいよ神無月!!2023年も月と地球と太陽と元気があれば、それでイイ!神無月の巫女二次創作小説「夜の狽(おおかみ)」第十九話:巫女の夜こんなことは珍しい。姫子のほうが眠りに落ちていた、だなんて。唇をすこし半開きにして笑っているように見える。なんだか嬉しそうで、こちらも幸せな気分になれる。ただひとり、このひとが側にいるだけで、私の夜はもう寂しくなんかない。([神無月の巫女二次小説其の一]→「夜顔」(目次)→「夜の狽(おおかみ)」)********おろち討伐が佳境を迎えつつある、大正十二年の夏ざかり。姫子と千歌音の住まう大神神社に、おろち衆が牙を剥いて襲い掛かる。そして、ふたりの巫女を襲う絶望の瞬間が――…。神無月の巫女二次創作小説第十弾「夜顔」シリーズ十六の章。二次創作小説の目録です。「●...★★★神無月の巫女二次創作小説「夜の狽(おおかみ)」第十九話更新★★★(2023/10/28)
※これはTRPGソード・ワールド2.0のサンプルシナリオ「バルトゥーの屋敷」を一人セッションしたときのものを小説にしてみたものです。 シナリオに出てくる名前を少し変えたりキャラの性格などを変えたりしています。 それではどうぞ。
翌日の朝、二人が冒険者ギルドの前に着く頃には既にマイセルがいた。「早いな」「そりゃあお客さんを待たせるわけにはいかないからね。それで他の仲間は?」マイセルは俺たちの後ろをきょろきょろ見る。ここにいるのはマイセル以外は俺と相棒だけだ。早い時間なのでまだギルドは開いていない。人の流れも朝帰りであろう人や、朝からの仕事に取り掛かる人たちが遠くにまばらに見えるだけだ。目を細めて遠くを見ても後からくる冒険者などいない。「ん?俺たちだけだが」「え、冒険者って普通4~5人くらいのパーティじゃないの?」確かにそれくらいが主流だ。連携がとれ、バランスのいいパーティとなったら自然とそのくらいの人数に収まる。では何…
おろち衆三の首。その現世の名は、大神万丈(まとも)。いたずら好きで、賭け事好きで、さんざんひとを侮り翻弄したした小鬼のような彼は、いまあっけなく消滅した。その最期にはもはや何も残らなかった。誰がこの齢十歳の人生の悲哀を知るだろうか。ついに、葬式も出されなかった、たった一人で死んだ悲しい男児。人間に生まれながら、人間のまま死ぬことが許されなかった悲劇の子ども。誰が、この痛ましい魂を浄化するのだろうか。倒れたまま息を吹き返さない大神老人は、孫息子の最期を知らない。入れ歯の父は壊れたままで声を失った。そして――――大神壱之新の介護をしていたある女が、ふらふらと立ち上がり、よろめきながら、男児の消えた場所へと向かう。誰もそれをとめることができない。女はかぶっていた聖なる覆いを脱ぎ捨て、髪を振り乱し狂女のように揺ら...神無月の巫女二次創作小説「夜の狽(おおかみ)」(十五)
るーみっくの人魚シリーズ意識して。 竹もろはどっちも無自覚片想い。#もろは #日暮かごめ #日暮とわ #狸平竹千代 #理玖 #竹もろ
[PG12] 竹千代、過ぎし過ぎたることを思い出す [犬夜叉/半妖の夜叉姫]
前回から間が空いちゃったので思い出しながら書いてます…。 竹千代よりも理玖の方が600年も生きてるんだから過ぎたることなんていっぱいありそう。#もろは #屍屋獣兵衛 #狸平竹千代 #理玖 #竹もろ
魔法少女リリカルなのは二次創作小説「The Fifth Wheel」 Act. 7
「はやてさんが気になってしかたがない相手なんですかい?」「そうや。でも、記憶があやふやになる脳のとこをガン、と殴りつけられとるから、ロッサの所見では、人相はあいまいなんやけどな。相手の風貌は思ったとおりやね」「はやてさんが掴んでるんなら、逮捕は時間の問題っすね」「うーん、でもな。カリムがおもしろいこと言うたんや。その犯人さんとは、いずれ相見えることになるから、今はほっといたほうがええって。だから、しばらく泳がしとこかと思うとるんや」実際は犯人像を知りえたアコース査察官が、姉のカリムに危険性はなしと進言したのだった。しかし、その経緯は伏せられている。なにせ、ヴェロッサははやてとの約束どおり、あの時刻、魔法学院にいなければならなかったのだから。「しかし、それじゃ被害がまだまだ出てきますぜ」「犯人の傾向からして...魔法少女リリカルなのは二次創作小説「TheFifthWheel」Act.7
「君たちね、いったい何を言っているの。僕にはもう帰っていいおうちなんてないんだよ。父さんも母さんもいなくなってしまった。おじいちゃんはもうたぶん駄目だ。脳がすっかりいかれてるよ。生きながら、とっくに死んでるのと同じなんだ。そんな薄汚い入れ歯を、僕は父さんて呼んでありがたがって暮らすの?いっしょに遊ぶったって、なにをするんだ?昔の僕が知っていた、あの退屈じみた世界はもうここにはないよ。月にさらわれて帰ってきた異星人みたいなもんだ。僕はもう、まともになれっこないんだ。僕は頭がいいんだ、それくらいの未来ぐらいわかる。ふざけてるよ、冗談じゃないよ、それに…」泣きじゃくりながら少年は、姫子の首に抱きついた赤子をきっとばかりに睨みつけた。そうまが怯えて、わあわあと火のついたように泣き叫ぶ。泣いているのは、そうまなのか...神無月の巫女二次創作小説「夜の狽(おおかみ)」(十四)
★神無月の巫女二次創作小説「大神さん家(ち)のホワイト推薦」についてのお詫び★
神無月の巫女二次創作小説「大神さん家(ち)のホワイト推薦」について。今年の6月に目次再構成しましたが、サブタイトルに過ちがあったので、修正しておきました。第十六話と第十七話のサブタイトルが両方「その彼の疑惑」になっていたんですね。これは英字のタイトルはMasterとPupilで、師匠と弟子だったのですが。それに気づかずにコピペしたためです。なんという、うかつな…!!(恥)この作品、文字の色や大きさ変えで強調したり、画像を挿入したりして、かなり遊んでいるのですが。編集画面のコードが変わってしまってですね。あとから手を入れるのがほんとに見づらくて。どこを改行したらいいのかもわかりづらくなっています。いっそのこと、新しく全部投稿したらとさえ思うのですが。全二十話以上もあるうえ、同じように再現するのがめんどくさい...★神無月の巫女二次創作小説「大神さん家(ち)のホワイト推薦」についてのお詫び★
☆魔法少女リリカルなのは二次創作小説「The Fifth Wheel」 第七話 更新☆(2023.09.24)
******Fiction-07;哀しみの系譜「ま、父親ていうか。ものすごい遠い遠いお父さんの無念がそうさせたんかもな。哀しみの遺伝子って、何代にも渡って引き継がれるもんなんかもしれん。うちのリインが先代の意思を引き継いでるようにな。誰かがどっかで、その子の苦しさを受けとめてあげんとな。私らの仕事もまだまだ終わりやないで」******八神はやてのお誕生日会に、なのはたちに生じたあるさざなみをオムニバスドラマで。魔法少女リリカルなのは二次創作小説「Fの必要」シリーズの第九部。剣の達人、銃の達人と話す。割り込んできたのはやっぱりあの人。*****二次創作小説の目録です。「●●二次創作小説」の色文字をクリックすれば、各作品の一覧へ飛びます。長編では前書きと目次とは別になっています。各話にはサブタイトルを附してい...☆魔法少女リリカルなのは二次創作小説「TheFifthWheel」第七話更新☆(2023.09.24)
ある素敵な二次創作絵に熱烈な感想を送ったところ、その作者に消去されてしまった…という悲劇をネット上で見聞しました。理由は、その描き手いわく、あまりに古い作品で恥ずかしいからというものです。この話は、感想を要らない二次創作者の不思議として議論されていましたが。その絵描き氏のいうとおり、稚拙で見たくないからなのかもしれないし、そのジャンル自体に嫌な思い出があるのかもしれません。出来栄えの悪いものに絶賛を送られても、逆に皮肉だと受け止めてしまったのかも。理由を考えればキリがありません。私も拙ブログで二次小説を載せていますが、コメント受付していません。現時点でツイッターも気まぐれに開いていますが(2021年6月時点、現在はツイッターアカウント削除済み)、感想募集です、とアナウンスしてもいません。SNS交流苦手です...二次創作者で感想をいらない派の本音
「おろちを殺せ!おろちを殺せ!つるし上げろ!」「いや待て!こいつを生かしておけ」「まだ、ほんの子供じゃないか。許してあげてもいいんじゃないかい」「だが、うちの子はこいつらの餌食にされたんだ!」「俺の子だって、さらわれて帰ってこないぜ。なんでこいつだけ、見逃すんだ!とっちめてやらねえと腹の虫がおさまらねえぞ」「でも、大神さまんとこの坊主だっていうじゃないか…。あんまりだよ、そりゃ」村人たちは口々に罵り合っている。襟をつかんで殴りかからんばかりの者まで出はじめる始末。おろち討伐のために訓練をして結成され、地下壕での避難誘導までして一致団結したはずの人びと。ひとつの嚢(ふくろ)に入ったかのような彼らのまとまった心は、いま割かれて流れ出す砂のように、あっけなく脆くも崩れ去ろうとしている。その喧騒を打ち破ったのは、...神無月の巫女二次創作小説「夜の狽(おおかみ)」(十三)
前話から1年も空いちゃって申し訳ないワン。 最後のページ以外は1年前に書き終わってたんだけどね…。 このシリーズは一旦これでおしまいです。#ヴィーラ #スツルム #ドラスツ #ドランク
【小説紹介・感想】呪術転生掲示板【ハーメルン】【呪術廻戦】【カオス転生】【三次創作】
一発ネタの可能性がありさんのハーメルンの小説呪術転生掲示板」の感想紹介を記事にしました。呪術廻戦の二次創作+他作品闇鍋クロスオーバー。カオス転生の三次創作というよりも、設定だけを流用した呪術廻戦に複数の転生者を突っ込んだ掲示板モノという感じ。(・ω・)ノ
魔法少女リリカルなのは二次創作小説「The Fifth Wheel」 Act. 5
「うん?おふたりさん、周囲から浮き上がるほど、なかなかいい雰囲気やからカマかけてみたんやけど?」「いえ。おそらく、そのご想像はハズレかと」「あれ、ちゃうの?」シグナムとヴァイスの顔を見比べっこしつつ、はやてときたら、左右の人さし指をつつきあっているしぐさ。ふたり、デキてたんでしょ、という問いかけだ。だとすれば、このふたり、なにをこそこそと広間の隅っこに座り込んで密談していたというのだろうか。「そのご想像、いつか現実になるのを希望しているのが、ここに一名」「ヴァイス、ふざけるな!」ヴァイスがおどけて挙手したところ、背中回りで強烈な張り手が飛んできた。衝撃で、前へつんのめったヴァイスの首根っこを掴んで、シグナムが引き戻してやった。――五分後。かくかくしかじかと説明するヴァイスに、はやてが、ほほぉと相づちを打っ...魔法少女リリカルなのは二次創作小説「TheFifthWheel」Act.5
【小説紹介・感想】【カオ転三次】マイナー地方神と契約した男の話【ハーメルン】【カオス転生】【三次創作】【女神転生】
れべっかさんのハーメルンの小説「マイナー地方神と契約した男の話」の感想紹介を記事にしました。カオス転生の三次創作。ガイア連合の転生者が地元で馬系統の神様とウマ娘なシキガミと一緒にガイア連合の支部を盛り立てていくお話。(・ω・)ノ
★★★神無月の巫女二次創作小説「夜の狽(おおかみ)」第十四話 更新★★★(2023/09/23)
********電子漫画版「姫神の巫女」NOWONSALE!!そろそろ神無月ですしね(^^♪https://t.co/eBdl6aYCMr姫神の巫女セール中の様です。神無月の巫女好きな方にどうぞ—介錯(セブン)(@Kai_Seven_)September21,2023神無月の巫女二次創作小説「夜の狽(おおかみ)」第十四話:巫女の命救いひとは死んでから価値が芽生えるのではない。どんなにもがいて、あがいて、みっともない、そんな生き様だとしても、そのひとなりの価値がある。だからこそ、どんな命の終わりにも、巫女は、巫女たる者はその尊厳をまもるべき弔いをせねばならないのだ。([神無月の巫女二次小説其の一]→「夜顔」(目次)→「夜の狽(おおかみ)」)********おろち討伐が佳境を迎えつつある、大正十二年の夏ざかり...★★★神無月の巫女二次創作小説「夜の狽(おおかみ)」第十四話更新★★★(2023/09/23)
「あなたは、自分が合理的で賢いと思っている。だけど、知恵がない蟲(むし)にさえひしゃげられる命がいくらもあることぐらい、知った方がいいわ。壁で区切られて、明るい場所へ出られなかった命の重みを感じなさいな。星屑といっていいほど、人ひとりの輝きはちいさくはないの」首うなだれて今おろち三の首の少年は、おおぜいの群衆に取り囲まれていた。後ろ手に縄で縛られて、泣きべそを浮かべている。瞳の下にある痣が濡れて、いくども塗り重ねたかのごとく、いちだんと濃くなっている。だから、なおさら情けない顔になっている。黒い涙が流れて、墨を流したようだった。なんどもなんどもごめんなさいを言い連ねて、子どもらしく謝っている。千歌音も姫子もどこか、その姿にそれ以上、責める気にはなれなかった。かつて自分たちも、こうした大衆の非難の目にさらさ...神無月の巫女二次創作小説「夜の狽(おおかみ)」(十二)
【小説紹介・感想】トリニティ総合学園庭園部へようこそ!【ブルーアーカイブ】【異世界TS転生】【ハーメルン】
一生ホームアローンマンさんのハーメルンの小説「トリニティ総合学園庭園部へようこそ!」の感想紹介を記事にしました。ブルーアーカイブの二次創作。ブルアカにTS転生した主人公が、弾丸が飛び交う治安にヒイヒイ言いながらお嬢様学園であるトリニティに馴染んでいくお話。(・ω・)ノ
おろち衆三の首の少年は、全身が総毛だっていくのが分かった。かつて、これほどの恐怖心を感じたことがあっただろうか。少年は気持ちがぐらついたときに、前髪をいじってひっぱる癖がある。彼の前髪の真ん中だけ、奇妙に長くなっているのはそのためだった。花札を握れば連戦連勝、骰子(さいころ)を振らす目だって、読み誤ったことなどない。富籤(とみくじ)はいつも大吉ばかりで、悪いほうに外れたことなどなかった。最近は、おろち衆七の首だったはずのあの熊のような男から、麻雀でがっぽり金を巻き上げたばかりだった。欲にまみれた奴の行動は読みやすい。たいがいは、揺さぶりかけたら、こちらの術中にはまってくれる。子どものふりして飲食をしても、賭け事をもちだしてかならず勝つから、払ったことなどなかった。なのに、なぜ、こんなに負け続ける――?!し...神無月の巫女二次創作小説「夜の狽(おおかみ)」(十一)
魔法少女リリカルなのは二次創作小説「The Fifth Wheel」 Act. 4
「数週間前のことですね。不覚にも、私とヴィータが食べ物のことでつまらぬ諍いをはじめたのがきかけでした」「そやそや。そーやったなぁ。ふたり専用のミニ冷蔵庫置くことで、解決したように思うてたんや」「はい。主のご配慮のおかげで、お互いわだかまりもなく、過ごせております」「でもな、私、その一件で考え直したんや。そんなことしたら、逆にシグナムとヴィータ、気持ちが離れてしまうんやないかてな」「そのようなことは。我ら、守護騎士、主はやてのためとあらば互いのことなどかなぐり捨てて、主の元に集い、言葉に従いますものを」「うん。でも、それはなぁ、『八神はやてのために』なんやろ?」「主あって守護騎士が存在するものです。主の身になにかかあれば、我らの身命にも関わってきますゆえ」「でもなぁ、私がゆうたから喧嘩やめる。私がゆうたから...魔法少女リリカルなのは二次創作小説「TheFifthWheel」Act.4
枯れ木のような手のひらが、巫女の袖をつかんでいる。なぜ、あなたが?!姫子は大神老人の手を振り払おうとする。いつのまにか、全身に墨黒く描かれたような、禍々しい痣が消えていこうとしていた。「大神先生、お止めにならないで。こうするよりほかは…。千歌音が…!」「いかん、いかん。さっきからいつになく、おぬし、かなりの殺気が漏れ出ておるからの。気がかりだったんじゃ。きれいな肌が台無しじゃぞ。殿御が悲しむではないか」こんな火急の事態だというのに、冗談めかしも忘れない。年寄りの余裕なのだろうか。しかし、口ではそう言いながら、壱之新の目は真剣そのものだった。姫子を死なせたくないと願っているのだ。「しかし、そうまも千歌音もいないと武夜御鳴神(タケノヤミカズチ)では闘えない。あの巨神(おほちがみ)を打ち滅ぼすことはできない」「...神無月の巫女二次創作小説「夜の狽(おおかみ)」(十)