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フリーペーパーに樫山文枝さんのインタビュー記事があったので読んでみました 樫山さんが女優を目指すきっかけとなったのが、中学3年生の時に木下順二の戯曲「夕鶴」の主人公つうを演じた事がきっかけだったらしいです。 その後、俳優座の養成所に入ったのですが個性の強い人達の中で自分の普通さ平凡さに辟易していたのですが、民芸では普通の人も娼婦も狂人も演じなければいけないと教えられ、民芸で良かったと話しています。 宇野重吉さんの指導は大変厳しいものだったと言っていました。 樫山文枝さんと言えばNHKの朝ドラ「おはなはん」で知られていますが、私はこのドラマは見た事がないんです。でも昔は懐かしのドラマといえば「お…
【舞台】東京って厳しいんです。劇団青年座の演出家、鈴木完一郎【俳優】
「奇跡の人」の巡演が3年目となり、劇団では新たな作品にとりかかりました。 バブル景気で公共の劇場(箱もの)があちこちに増え、学校の鑑賞行事も現代劇だけではなくクラシック音楽や文楽・能など他分野にも広がっていきました。 関西芸術座としても気合が入っていたと思います。 そこで東京の「青年座」という同じ「新劇」系の劇団から演出家を招くことになりました。その演出家の名は「鈴木完一郎」略して「すずかん」。海外でも演出を手掛けてきた人でした。青年座出身に俳優の西田敏行さんがおられますが、「すずかん」は西田さんと劇団の同期でした。 ぼくはワクワクしていました。 関西芸術座に入団してからも時間とお金があれば東…
【舞台は楽しい】新劇だけど、小劇場にも出ていました【俳優は楽しい】
ぼくは大阪にある「関西芸術座」の研修生となり、そのまま正式に劇団員になりましたうれしいことに、すぐに役をもらい全国各地を巡演しました『奇跡の人』の黒人農夫役(元々の台本にはなかった役)、その後、黒人の子ども役(元々の台本にもあった役)に替わりました。24歳で「5才児」の役でした元気な5才児ということでやりたい放題でした。舞台で宙返りをしたり、主役のサリバン先生が大切なセリフを話している時にお客さんを笑わせてしまったり。さすがに、大事なセリフを邪魔した時は怒られてしまいました。劇全体を壊してしまうことになるので当然ですぼくの演技は劇団内で好評で「あの滅多に褒めない演出部の〇〇さんが褒めてたよ!」…