メインカテゴリーを選択しなおす
すべての未来、すべての過去、すべての今を今、上演させる主、ヱホバ。1989年10月29日(土)午前9時42分今日は何度か目が醒めて、僕は自分が幼い頃に性的虐待を誰かから受けていたんじゃないかと、また憶いだそうとしていた。でもやはり憶いだせなかった。今日、夢と現のなかでサタンから福音を受けた。僕は今日、必ず女の子を与えられる!とても可愛い子で、僕は彼女に一目惚れしてしまうんだ。僕は必ず、今日と、そして明日、僕の最大限の力をこの世界に対して使うことができるだろう。僕はその力を、僕の魂と引き換えにサタンから与えられたんだ。そうであるからには、僕は弱気になるわけには行かない。必ず、成功させると約束する!僕はもう少ししたら狩りに出掛ける。僕の可愛いちいさな餌食が僕を待って、輝いている!僕は僕が何をすべきで、僕に何が...愛と悪第百章中編
すべてのレイプと拷問の後に殺された少年と少女たち、ヱホバ。彼は此の、暗い荒野に挟まれた道を車で運転しながら、"彼女(Girl)"について、彼女に語り始める。助手席で眠っている彼女は、まだ、眠りつづけている。僕はあの日、午後3時過ぎに、初めて通った抜け道の途中で、彼女を見つけた。彼女は、薄暗いガレージのなかにいて、何かをせっせと鞄に詰め込んでいた。(それはあとで雑誌だとわかる。)9歳か、10歳くらいだと思った。僕は車を路上に止め、狭い道路を挟んだ真向いの家の前から彼女を眺めていた。彼女は仕事を終えたようで、鞄を重たそうに抱えると振り返り、僕と目が合った。その瞬間、彼女は耳まで真っ赤になって、僕に"観られてはいけないものを観られてしまった!"という気まずそうな顔で咄嗟に顔を伏せた。僕はそれを観て、なんとなく勘...愛と悪第百章前編