「鬼役」シリーズ。坂岡真 勧善懲悪の安心ストーリー 詰めの甘い主人公がじれったく、引き込まれる
「鬼役」第1巻 「鬼役」シリーズ。坂岡真 江戸時代の将軍の毒味役「鬼役」で、剣の達人である矢背蔵人介(やせ・くらんどのすけ)が、悪人を懲らしめるストーリー。安心して読めるし、中毒性がある。 父に勧められて図書館で手に取り、はまった。現在34巻まで出ているようだが、20巻まで読んだ。1冊に4話程度の短編で、読みやすいのもいい(短編で連続したストーリーを構成するパターンもある)。 本当に憎たらしい悪人が出てきて、蔵人介がピンチに陥ることもあるが、最後には悪人を倒すので、安心して読めて、爽快感がある。 蔵人介は、詰めが甘い性格で、最初は悪人を追い詰めず見逃したら、そのせいで善人が殺されてしまい、蔵人…
2025/02/18 00:16