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大航海時代においてスペインはかなりの強国であった。スペイン人は多くの船で世界中に繰り出し、16世紀半ばには日本ともすでに接触があった。例えばイエズス会の宣教師としてキリスト教を広めようと日本にやってきたフランシスコ・ザビエルはスペイン人だ。 アメリカ大陸の地理上の発見者クリストファー・コロンブスはジェノバ出身ではあるが、スペインの支援を受け、インドに到達するルートを探すための航海に出た。歴史にもう少し詳しい方なら、アルマダについてもご存知だろう。それはスペインが持つ強力な艦隊。世界を震え上がらせ、無敵艦隊と呼ばれた。スペインは強力な艦隊と旺盛な領土拡張欲も相まって、世界中に多くの植民地を持ち、…
モーロ人とは、8世紀から15世紀にかけて、主にイベリア半島(現在のスペインとポルトガル)に居住していたムスリムの人々のことを指す。彼らは主に北アフリカのベルベル人とアラブ人の子孫で、イスラム教徒としてのアイデンティティを持っていた。 711年、モーロ人はイベリア半島に侵入し、その後約800年間にわたりこの地域の大部分を支配した。彼らの支配下では、イスラム文化が花開き、建築、科学、数学、哲学など多くの分野で顕著な発展を遂げた。この時代は「アンダルス時代」として知られ、ヨーロッパ中世史において重要な時期である。 モーロ人の支配は、1492年のグラナダ王国の陥落と共に終わりを迎えた。これにより、カト…