メインカテゴリーを選択しなおす
大航海時代においてスペインはかなりの強国であった。スペイン人は多くの船で世界中に繰り出し、16世紀半ばには日本ともすでに接触があった。例えばイエズス会の宣教師としてキリスト教を広めようと日本にやってきたフランシスコ・ザビエルはスペイン人だ。 アメリカ大陸の地理上の発見者クリストファー・コロンブスはジェノバ出身ではあるが、スペインの支援を受け、インドに到達するルートを探すための航海に出た。歴史にもう少し詳しい方なら、アルマダについてもご存知だろう。それはスペインが持つ強力な艦隊。世界を震え上がらせ、無敵艦隊と呼ばれた。スペインは強力な艦隊と旺盛な領土拡張欲も相まって、世界中に多くの植民地を持ち、…
スペイン合同は、カスティーリャ王国とアラゴン王国が統合され、スペインという国家が誕生した歴史的出来事である。この合同は、政治的、文化的、そして経済的な影響をヨーロッパに及ぼし、新時代の幕開けとなった。 1469年、カスティーリャの女王イサベルとアラゴンの王フェルナンドの結婚が、スペイン合同への第一歩となった。二人の結婚は、単なる王族間の婚姻以上の意味を持っていた。この結婚により、後の1479年にフェルナンドがアラゴン王に即位したことで、両王国の統合が事実上成立した。 しかし、この合同は単純な政治的統合に留まらなかった。カスティーリャとアラゴンは、それぞれの法律、制度、言語、さらには通貨を維持し…