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今朝、ずっと連絡を待っていた。日本がドイツに勝ったから、休日になるのではないかと期待していたのだ。さすればコールセンターも休みだ。しかし、戻ってきた返事は無情ながら「休みだったらいいんですけどねえ…」というものだった。まあ、そんなもんだ。日本は中東のどこ
トロンケットから貸し切りボートでベニス本島に近づくときに見えるサンマルコ広場。イタリアで、もっとも旅情を誘う風景のひとつだと思う。小島を多くの橋で繋げているベニス。中には美しいものもある。上が溜息橋。下がリアルト橋。いずれもかなり有名。サン・モイゼ教会。
運河、昼と夕方のサンマルコ広場。ああ、美しきベニス。このツアーをいただいてパンフレットを確認した時、一瞬、僕は目を疑った。参加条件にスマートフォンの所有者が挙げられていたのだ。さらに「旅行に必要なアプリをダウンロードできるものに限る」とあった。「これが
いいワインなどと言われても、専門家であるわけではないし、本格的に勉強しているわけでもない。単純に酒が好きなだけだ。長く添乗員を続けている人は、なにかしら得意技を持ち合わせているもので、やたらワインに詳しい人もいるにはいる。だが、僕にとっての得意技はワイ
話は前日に遡る。その日は、午前中にフィレンツェでウフィッツィ美術館を含む市内観光を行い、午後はピサを訪れて斜塔を登った。どちらもたっぷり歩いたので、予定を終えてホテルに戻る時は、ほぼ全員がバスの中でぐっすりお休みになっていた。「明日は観光後、よかった
「日本人観光客に早く帰って来て欲しい」という声をあちこちで聞く一方で、「急に来てもらっても準備ができていない」ところもある。フィレンツェからベニスに向かう時に立ち寄ったお土産屋さんが、そのいい例だった。そこは旅行会社から、絶対に立ち寄るように言われてい
コロナの記録と記憶2022 106 あやしいチラシとコロナワクチン
昨日、帰宅したらポストにあやしいチラシが入っていた。チラシと言っても、A 3用紙の両面が、細かい文字で埋め尽くされている。一言でいうと、コロナに対する陰謀論だ。一見権威がありそうだが、全く有名ではない方々のスピーチを集めて、都合の良いところを切り取っている。
フィレンツェで朝一番に訪れたミケランジェロ広場。残念ながら少しもやがかかっていたが、十月下旬の朝一番としては、実は悪くない。現地ガイド曰く「見えたうちに入る」。霧で視界がないこともあるとか。なかなかすべてがうまくいくことってない。フィレンツェでは二泊して
マテラの街並み。サッシという洞窟住居群で有名なところ。1993年に世界遺産になった。中世から近世にかけては、洞窟を利用した住居群は主に小作農民が利用する快適な住居だった。しかし、時代が進み人口増加とともに、その不衛生さが指摘されるようになり、新市街をつくると
元々このツアーでは、ナポリ旧市街の観光が入っていなかったが、「ローマ&バチカンショック」を少しでも和らげるため、中心部のわずかな散策を担当者に提案したところ、「ありがたい」と言ってくれたので、実行することにした。ナポリ旧市街の中にあるウンベルト一世のガレ
観光を終えてグランドマリーナに帰ってきた時の風景海は本当にきれいで、濃紺かエメラルド色をいつもたたえている。グランドマリーナに帰る途中、隣に座っていた女性客が聞いてきた。「九月のグループは見られたの?」「え?」「私、最初は九月のツアーに申し込んでい
その日のうちにローマに飛んで、バスでナポリに入った僕らは、翌日、カプリ島で青の洞窟観光に挑み、成功した。訳ありツアーの第二関門を突破した瞬間だった。青の洞窟は、カプリ島の港グランドマリーナからモーターボートで移動した後、洞窟前で手漕ぎの小さなボートに乗
ミュンヘンの案内には心を砕いた。ある意味、ツアー中に一番緊張していたのがこの時だった。なんと言ってもローマとバチカンのかわりなのだ。と言っても、観光地としての格で敵うわけがない。代替として楽しんでいただくというよりも「ミュンヘンでの滞在は、それはそれで
眺めていて面白かった。フライトナビは、最短のルートを表示するらしい。その通りに飛ぶとなると、航空機はシベリアンルートを通ることになる。ロシア上空だ。(この時はウクライナ紛争の真っ最中。欧州系の航空機は、シベリアンルートを飛べなかった・・・と数年後に読ん
とは言え、参加者全員が納得されていたわけではない。「知らせてくれるタイミングが遅かったんだもの。あと少し早い時間に分かっていたら、キャンセルしていたと思います。」出発当日、受付カウンターにいらしたとあるご夫婦の奥様は、少し苛立っているかのように、でも
出発二日前の深夜。正確には0時を過ぎて前日になっていた。取引先から渡されていた仕事用のスマートフォンが鳴った。目を覚まして画面を覗き込むと、航空会社から通知が来ていた。 「利用予定のフランクフルト-ローマ便が欠航となりました。」 真夜中、しかも寝起
イタリアツアーの催行を、変に心配していたのは、依頼されたタイミングに影響されていたからだろう。六月下旬から七月にかけては、第七波の入り口で感染者が増えつつあった。ワクチンコールセンターの現場で働いていた自分は、おそらくそれを人よりも余計に意識していた
添乗員ってどんな仕事?【100ヵ国以上訪問した元添乗員が語る】
この記事は、旅行会社に約10年間勤め、世界103ヵ国を訪問した元海外添乗員が、「添乗員とはどんな仕事なのか」を
添乗員のメリット・デメリット【100ヵ国以上訪問した元添乗員が語る】
この記事は、旅行会社に約10年間勤め、世界103ヵ国を訪問した元海外添乗員が、「添乗員のメリット・デメリット」
添乗員に向いている人 10選【100ヵ国以上訪問した元添乗員が語る】
この記事は、旅行会社に約10年間勤め、世界103ヵ国を訪問した元海外添乗員が、「添乗員に向いている人」について
2022年10月30日。コロナ禍後の初添乗から帰国。31日。無事に報告を済ませた。その前の添乗からの帰国が2020年3月2日だから、あまりに長いブランクだった。しかも、依頼されてから出発するまでの期間があまりに長かった。今回のツアーを割り当てられたのが6月下旬。一般
久しぶりの添乗のわりには、うまくいってる…と思う!旅は天気が命。天気が良ければ景色もお客さんも笑顔。このまま終わればいいなあ。にほんブログ村↑ ↑ ↑ ↑ブログランキングに参加しています。上位に行くと励みになるので、よかったら上のバナーをクリックしてくだ
コロナの記録と記憶2022 94 書き留めておきたい感情と自己カウンセリング
いよいよ明日。2022年10月21日。二年半ぶりのツアーに出発。この時が来たら、どんな気持ちになるのだろうと、コロナ禍の間ずっと考えてきた。ワクワク感でいっぱいか。それとも涙が出るくらい感激するか。或いは、わりと淡々とした気持ちで臨むのか。でも、少なくとも今はど
久しぶりの海外ツアー打ち合わせは、超慎重に行なった。細かいミーティングを終えた上で、ツアー担当者からは、「既に同じツアーが先に一本出て、うまくいっているから心配していない。お客さんを楽しませてあげて」と言われ、オペレーター(現地手配会社)からは、「観光は以
コロナの記録と記憶2022 92 久しぶりの海外添乗打ち合わせ
2020年3月2日。現時点で最後の添乗からの帰国。南アからだった。2020年3月3日。帰国後の報告。現時点で最後の海外添乗業務。それから2年半の時を経て、本日2022年10月18日。今日はイタリア添乗の打ち合わせ。長い。長かった。まさかこれほどまでコロナ禍が続くとは・・
今や、月に1本あるかないかの添乗しごとですが、私の本業であります 先週、三重は伊勢神宮へ貸し切りバス旅行のお仕事へ行ってきました 添乗員ってどんな仕事? まず、知っていただきたいのは添乗員とはどんなこ
3.11と添乗員の記憶62 活気みなぎるオフィスと開店直後の居酒屋
http://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/14390127.html(これまでの登場人物は、こちらでご覧ください。)=============少しして柳原が入ってきた。「あら、こんにちは。もう帰って来たの?」「はい。父親に仕事しろって言われました。」「いい
コロナの記録と記憶2022 91 コロナ禍後の海外旅行を経験した人の話
仕事や遊びで、既に海外に行った人の話を日常的に聞けるようになったが、地域によって感想はマチマチだ。一番びっくりしているのは、ハワイを含めたアメリカ方面に行った人たち。為替とインフレのダブルパンチに相当まいっているようだ。確かにバーガーキングで18ドルはす
「そんなことも知らないのですか?しっかりしてください。」二年とちょうど半年ぶりの海外添乗。しかもコロナ禍という世の中が劇的に変わった後での初仕事。きちんと準備をしたつもりだが、抜けていたところはあったし、コロコロ変わる現地でのルールを旅行会社が把握し
http://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/14390127.html(これまでの登場人物は、こちらでご覧ください。)=============「もういいのか?」十日間程度の休みでオフィスに顔を出した洋平に、杉戸は驚いて言った。「はい。ずっと帰っていると思いました
http://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/14390127.html(これまでの登場人物は、こちらでご覧ください。)=============背中を押されているのに、後ろ髪を引かれているような複雑で微妙な気持ちだった。「今はもう落ち着ているから。仕事に戻れ。」と
コロナの記録と記憶2022 89 日本入国規制撤廃はコロナ禍の終わりの始まり
2022年10月11日。日本入国規制全撤廃。この日を、僕はきっと一生忘れないだろう。少し前までは、邦人にでさえ、一度出国したら厳しい規制が課され、外国人は添乗員付きのツアーのみ(その後、添乗員付きでないツアーにまで緩和)でしか旅行できなかった。ツアーのみと
コロナの記録と記憶2022 88 4回目接種終了@オミクロン対応ワクチン
10月9日午前10時30分。オミクロン対応のコロナワクチンを接種。これにて4回目の接種を終了。これにて、現時点では国策としてのコロナワクチンを、これ以上打つことはなくなった。ただいま10月10日23時。接種して半日くらいは、多少打ったほうの上腕部に疼痛があったものの
http://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/14390127.html(これまでの登場人物は、こちらでご覧ください。)=============「実家が被災したの?」「はい。」まわりで作業していた者たちの手が止まり、大橋に視線が集まった。「あまり報道されていません
http://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/14390127.html(これまでの登場人物は、こちらでご覧ください。)=============-2011年ゴールデンウィーク明け-「ローテンブルクはどこのホテルに泊まるの?ヒルシュホルンなら、先に城壁の上を少し歩くのがい
http://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/14390127.html(これまでの登場人物は、こちらでご覧ください。)=============打ち合わせを終えて、旅行会社がある渋谷から銀座線で一駅。匡人と優佳は表参道駅までやって来た。地下鉄から地上に上がり、ケヤ
コロナの記録と記憶2022 87 コロナ禍と街中と時間の流れ
昨日、仲のいい友人と食べて、飲んだ。街中はすっかりコロナ禍前と同じようになっている気がした。外を歩く時にマスクを外している人も増えた。さすがに店の中に入ると、店員さんはマスクをしている。そこだけかな。前と違うのは。コロナ禍前、接客している人間がマスクをし
ここに来て、海外ツアーの添乗員レポートをシェアしてもらったり、直接LINEメッセージでアドバイスをもらうのだけど、コロナ感染対策については、驚くほど少ない。公共交通機関利用の際は、マスク着用を義務付けているケースがあるようだが、ほとんど専用バスで移動するツア
http://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/14390127.html(これまでの登場人物は、こちらでご覧ください。)=============「心配しないでください。絶対後悔しないし戻ってきませんから。」「いや、とっとと後悔して戻って来い。後悔先に立たずだが、
コロナの記録と記憶2022 85 直接の知り合いから羽田より
2022年10月2日の夕方。知り合いからメールが入った。「ハワイ行きの便が取れたので急遽行くことにしました。今、羽田です。国際線は賑わっていますよ。ラウンジにもけっこう人がいます。ツートンさんの本業再開も近そうですね!」僕自身、各空港の国際線エリアには、2020
http://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/14390127.html(これまでの登場人物は、こちらでご覧ください。)=============-2011年4月中旬 東京-ドルフィンを去るにあたって、杏奈は、大半の仲間には電話で知らせた。ふだんはオフィスで会わない添乗員
http://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/14390127.html(これまでの登場人物は、こちらでご覧ください。)=============「成長したね、元子ちゃん。」愛は、素直に言った。元子は、目上の人間からの指示にはよく従うが、全てにおいて従順なわけではな
自宅に4回目用のコロナワクチン接種券が届いた。既存のファイザーとモデルナは、60歳以上の高齢者、基礎疾患保持者、医療従事者等、一部の人が対象だったが、今度始まったオミクロン対応ワクチンは、2回目までの接種を終えた12歳以上の全世代が対象だ。(4回目を既存のワク
http://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/14390127.html(これまでの登場人物は、こちらでご覧ください。)=============実は、この時既に両手で数えられないほどの添乗員が、ドルフィンを去っていた。大半が若手だった。見習い期間から試用期間を経て
昨日のオンライン旅行イベントで感じたこと。お客さんからの質問が、かなり実践的なものになった。特に物の値段についての質問が多かった。もともと物価の高さで知られる北欧が、今の円安でどういうことになっているか知りたかったのだろう。なんにせよ昨日はよく喋らせても
今日は、午後三時から海外旅行のオンラインイベントに出る。ただいま予習中。海外ツアーはおろか、イベントのスピーカーも久しぶりだから緊張する。十月下旬に出発する添乗のいいリハビリになりそうだ。その証拠に、けっこう緊張している(笑)当日話すべき内容を担当者
http://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/14390127.html(これまでの登場人物は、こちらでご覧ください。)=============「杏奈ちゃんはやばいかも。」水ダコのペペロンチーノスパゲティーを美味しそうに食べながら元子は言った。「水ダコのパスタ、美
8月に、僕のことを幼少の頃からかわいがってくれた叔父が亡くなった。葬儀は家族で済ませた。墓は、本人の希望もあり故郷の足利市にある、実家の墓の敷地内の空いているところに、自家の墓誌を建てたいと、ずっと前から言っていたので、その願いをかなえることになった。
ココファーム・ワイナリー 街中から近い田舎で味わう美味しいワイン
旧足利の中心部、足利学校の東側に走る昭和通りを北に真っすぐ進んでいく。右手に見える野球場を過ぎると、すぐに田舎町の風景になっていく。自転車で走りながら、時々携帯でグーグルマップを確認する。目的地のワイナリー「ココファーム」を見逃さないようにするためだ。