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神経痛で脚がズキズキ痛い。ついでに腰までギクシャクしてきた。 ……というのも、原因はハッキリしている。母が長年使っていた二部屋を、思い切ってリフォームすることにしたからだ。 押し入れを取っ払って、一部屋につなげて、私と母が同室に——というプラン。いよいよ「介護生活本番」の舞台が整うわけだが、どうやら主役のひとりは乗り気じゃないらしい。 ケアマネさんが「娘さんと同じ部屋になるんですね〜」と声をかけたときの母の反応がこれまた見事だったそうで。「ひぃえぇ〜〜〜」と叫び、ベッドの上でのけぞったんだとか。 可愛くないったらありゃしない。 ケアマネさんはその姿に大笑いしていたけれど、残念ながら私にはそんな…
在宅で要介護者を抱える家族が最もつらいと感じることを、優先順位ごとに整理し、その理由と対策を明確にしてみました。孤独感・社会からの孤立【理由】介護が生活の中心になり、外出や社会とのつながりが減少する家族や友人に気軽に相談できない。またはしに...
かつて、施設に入居していた車椅子の紳士を私は担当したことがありました。彼はいつも寡黙で静かに微笑みながら「ありがとう」と、小さな声で周りの人々に感謝の言葉を述べる方でした。自宅で暮らしていた頃から私が担当していましたが、彼が興奮したり大声を...
そろそろ日付が変わる時間、温度が下がりだして冷えを感じ「ああ、もう寝なきゃ」という頃、母の部屋の電気が付いた。 あれ、さっきまで寝ていたはずなのに。しばらくするとガラリと戸が開いて 「私はご飯食べたかいな?」というではないか。 一瞬意味が分からず、母をまじまじ眺めてしまった。見ると、パジャマからいつもの普段着に着替えている。 ははーーん。これは今を、朝だと勘違いしているんだ。たぶん、就寝前の眠剤を早く飲みすぎて熟睡してしまったのかも。 「まだ朝じゃないよ。もっと寝てていいよ」というと、それはそれは嫌~な顔をして「えぇ~~、また寝るの!!」と言う。 間違いない。すっかり朝と思い込んでいる。こうな…
認知症を特別な病気ととらえないで。寿命が長くなれば自然な現象なのです。認知症がもたらす変化をすべて見ることができるのは家族の特権というもの。肩の力を抜いて、かけがえのない期間を共に笑い・泣き・怒りながらの暮らしを楽しみましょう。
ショートステイの朝、迎えに来た職員さんがいつも通り抗原検査をしたのだが、10分ほどしたら神妙な顔で、検査キットを示し「出てます」という。 見ると、くっきり二本線が。 え、全く思い当たる節がない。庭にすら出ない母がどこからもらって来たのか・・・ 「ちょっと待って」私は眼鏡をかけて二度見する。しかし検査キットにはC、Tともに、はっきりと赤い線が浮き出ている。 ともかくその日からのショートステイの予定はパーになった。自分たちの予定を入れていなくて良かったぁ、ととっさに思う。 コロナが5類感染症に移行してから1年がたつが、一向に感染は減らず恐怖心が増すばかりの最中だ。 さて、型どおり5日間の隔離を要す…
介護施設で働いているびょうです。にほんブログ村※ブログ村のランキングに参加しています。タップ・クリックいただけると嬉しいです。 写真は箱根ガラスの森美術館のガラスのお花です。自分の人生も大切にしたい、コロナも介護も忘れて好きなところに行きたい、そう思っ