3月25日 大乗神秘主義とマイスター・エックハルト。
「人は誰でも一度はエックハルトの所謂「火花」の処に這入りこんで其処から働き出して来る必要がある。此は難関でもある、けれども大切である。その生死の境を飛躍しなければならないのである」 西田幾多郎全集 第14巻 P.321 岩波書店、1988 上田閑照 非神秘主義 禅とエックハルト 岩波現代文庫より再引用 西田幾多郎や、盟友の鈴木大拙の少なくとも理解の一部では、禅は「大乗神秘主義」である部分があり、エックハルトが「キリスト教の禅坊主」である面があるのであろう。 いわゆる東西の精神のある行きつくところにある”共通の”果ての場所"とでも言おうか。 私が神秘主義やグノーシス思想やらに迷い込んだのは、そう…
2025/03/25 06:28