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哺乳動物の進化上の話題で驚いたことが二度ほどある。一つは、だいぶ前のことであるが、アフリカの中央領域や南アフリカに住むケープハイラックス(Cape Hyrax, Rock Hyrax, Procavia capensis)という小動物が、ゾウに近縁の動物であるということを知った時である。このイワダヌキという少しユーモラスな目に分類される動物は、一見すると、ネズミやリスのような齧歯目を想起させ、個人的には北海道のガレ場を駆け回るエゾナキウサギ(Ochotona hyperborea yesoensis)を思い出させる。クリスタリンの配列情報の解析に基づくものであり、当時かなり衝撃を受けた事を覚え…