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65才の誕生日を過ぎてしばらく経った日、簡易書留が届きました。見ると、介護保険課の文字。見慣れたピンク色のそれは、なんと自分宛て。え… 封を開けて出てきたのは、紛れもなく私名義の介護保険証。知らなかったのです。介護保険証が届く節目であることを。 WHOの基準で65才以上は老年のカテゴリーに入る、というのを何かで目にしたばかり。ああ、そういうことなんだ。ずっと「する」側にいた私が、ついに「される」側に区分けされたんだ。 これ、かなりの衝撃で。 となれば、うかうかしてはいられない。このまま「自分で自分の世話をする」側に居続けるためには、方針転換しなければいけないなと、リアルに自覚した瞬間でした。 …