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【読書記録】西村寿行 「碧い鯱」 1980年代初頭に炭酸ガス濃度上昇への警鐘を鳴らした ハードアクション巨編
こんにちは、暖淡堂です。 今年の夏は、昔から好きだった作家の本を読み返していました。 その中の、西村寿行さんの本を紹介します。 鯱シリーズの四作目「碧あおい鯱」です。 鯱のシリーズのメインキャラクターは仙石文蔵、天星清八、関根十郎、十樹吾一の四人。 それぞれに超人的な能力を持っているのですが、また軽妙な生き方もできます。 仙石文蔵と十樹吾一の掛け合いは、笑えます。 ストーリーの中心は、環境破壊。 アマゾンなどの熱帯林の伐採で炭酸ガス吸収量が減り、酸素濃度の低下、気温の上昇などが起こっている。 それを少しでも抑制しようと行動を起こした科学者が、KGB(1980年代ですので)とCIAの謀略戦に巻き…