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4-4俺も怪しい奴?|或る大学講師の笑える成果【怖い話・短編】
(他ページは4-1|4-2|4-3|4-4)とは言え、俺は友人Aのことをいかがわしい奴だなんて言える立場ではない。俺は、心理学の講師だ。恋愛心理の研究において、俺の手法の一つは、男性用エロDVDと女性用エロDVDの分析だ。これらの分析によって、男性の持つ恋愛ニーズの一つや女性の持つ恋愛ニーズの一つを分析するのである。また、俺は心理を操る達人だから心理学の講師になれたのではない。どちらかと言うと、人の心理を瞬時に読み解...
(本話の分量は文庫本換算4P程です。)今、俺(男・29歳・大学講師)は、友人A(男・同い年・同大学の講師)の部屋にて、長年の自説を実証するに至った。友人Aは、シャワーを浴びている。その隙に、俺はデスクに着いて友人Aのパソコンを起動して、wordアプリを開きいてそこに保存されていた友人A作の文章から適当に一文選んで、コピペしてネット検索。一つのサイトが表示された。それにしても…。友人Aといい、俺といい、教育者でもある職...
(他ページは4-1|4-2|4-3|4-4)友人Aと女子Aの距離が遠のいて後のこと。俺は友人Aと飲んだ帰り、彼のアパートに泊まることになった。友人Aがシャワーを浴びている時、俺はデスクの上の本立てに、何冊ものノートが並んでいるのが目についた。一冊を適当に手に取って、開いてみた。パラパラとページを流していると、何ページかに一ページ程の割合で最上部に「年上のお姉さんに手ほどきされて」「女上司に認められた夜に」などの一文...
4-2トンデモ男友人A|或る大学講師の笑える成果【怖い話・短編】
(他ページは4-1|4-2|4-3|4-4)俺と友人Aは、大学時代からの付き合いだ。大学時代は同じサークルに入っていたし、今に至るまで二人だけで飲みに行ったりもしている。俺が大学院時代、就職できなかったらどうしようか不安になっていた時、励ましてもらったことも有る。良い友人と言えばその通りだ。そんなこんな、俺は友人Aの人となりをそれなりにも知っている。ざっくりと言えば、「普通でない奴」だ。エピソードを上げるときりが...
(本話の分量は文庫本換算4P程です。)今、俺(男・29歳・大学講師)は、友人A(男・同い年・同大学の講師)の部屋にて、長年の自説を実証するに至った。友人Aは、シャワーを浴びている。その隙に、俺はデスクに着いて友人Aのパソコンを起動して、wordアプリを開きいてそこに保存されていた友人A作の文章から適当に一文選んで、コピペしてネット検索。一つのサイトが表示された。それにしても…。友人Aといい、俺といい、教育者でもある職...
(本話の分量は、文庫本換算0.8P程です。)居酒屋でアルバイトをはじめたEさん(大学生・男・接客担当)。或る平日の夕方、店の奥に有るレジの辺りで立っていると、ピンポーンとセンサーが鳴った。客が入って来たようだ。対応に出ると、そこにはYシャツとスラックス姿のぼさぼさ頭の中年男が立っていて、出て来たEさんに目も合わせず、ブツブツと独り言を言っている。自分の世界に浸ってブツブツ言っている中年男だが、顔を上げたタイ...
(他ページは3-1|3-2|3-3)その後、Eさんは、中年男にラストオーダーであることを伝える。中年男は「会計して」と言う。店の奥で計算すると、3万円越えだった。閉店後。仕事を終えたEさんは、控室で一緒になった先輩に「ブツブツ言う変なお客さんでしたね」と言った。先輩は中年男について知っていることを説明してくれた、「あの人。週一くらいで平日夕方に来るよ。いつも3万円くらいは注文する。この前、ブツブツ言う内容を聞い...
3-2ブツブツの内容|超能力を目撃?奇妙な居酒屋客【体験談】
(他ページは3-1|3-2|3-3)Eさんは中年男の前に立って席に案内。座らせてからは、お冷とおしぼりを運ぶ。その間、中年男は刺身の盛り合わせと日本酒を注文する以外、ブツブツ言い続けていた。その後、Eさんが日本酒を運んで配膳。まだブツブツ言っている。配膳中に、ブツブツの内容が聞こえた、「3,3,2,7,8。かける、いやわる。一つが二つなるのは何でだろう?二つが三つにならないで四つになったと想定する」なんて。その後、Eさ...
(本話の分量は、文庫本換算0.8P程です。)居酒屋でアルバイトをはじめたEさん(大学生・男・接客担当)。或る平日の夕方、店の奥に有るレジの辺りで立っていると、ピンポーンとセンサーが鳴った。客が入って来たようだ。対応に出ると、そこにはYシャツとスラックス姿のぼさぼさ頭の中年男が立っていて、出て来たEさんに目も合わせず、ブツブツと独り言を言っている。自分の世界に浸ってブツブツ言っている中年男だが、顔を上げたタイ...
(本話の分量は、文庫本換算2P程です。)コンサルタント会社を経営するDさん。会社も軌道に乗ってきた現在、自宅として、東京都内にマンションを購入した。東京湾の入り江のような箇所の畔に位置するマンションの33階。ベランダからの眺めは、視界手前には東京湾、視界奥には向こう岸に林立する高層ビル群。夕方はビル群に沈む夕日が綺麗だし、夜は煌めくビル灯りが綺麗だ。自身の部屋に満足しているDさんだったが、或る日に、奇妙な...
(他ページへは4-1|4-2|4-3|4-4)その日は休日。Dさんは、ベランダ窓の前に立って景色を眺めていた。晴れた日の朝。高層ビルからの眺めは、まさに青空のただ中に立っているよう。今日、出前を頼んで、映画を見て、マンションから出るつもりは無い。景色を眺めていたその時。幅30cm程のシャボン玉のような透明の玉が一つ、向かって右の方からフワフワユラユラとゆっくり浮遊して来た。Dさんは、近隣の部屋でシャボン玉遊びをしてい...
(他ページへは4-1|4-2|4-3|4-4)不気味だとは思いつつ、好奇心も有った。近くで透明の玉を見ようと、ベランダ窓を開けて、進み出た。脚を踏み出したその時、透明の玉はDさんを察知したように、さっと宙へ舞い上がる。Dさんは、透明の玉が舞い上がる瞬間に一瞬しぼんだのを見たため、ジェットのような要領で飛び立ったのかもしれないと分析した。Dさんは、警戒心よりも好奇心が勝り出した。「4-4同マンション住民の証言|未確認生...
4-4同マンション住民の証言|未確認生物を目撃?東京【体験談】
(他ページへは4-1|4-2|4-3|4-4)Dさんは、その後も時々、透明の玉が浮遊しているのを目撃した。それから、Dさんは、エレベーターや玄関ホール等でマンション住民に会った時には、「シャボン玉のようなものが飛んでいないか」と尋ねるようになった。十人くらいに尋ねた辺りから、一つの傾向に気づいた。高層階ほど目撃例が多いこと、20台後半の階を下回ると目撃例が無いことだ。違うマンションでの目撃例はどうなんだろう?Dさん...
(本話の分量は、文庫本換算2P程です。)コンサルタント会社を経営するDさん。会社も軌道に乗ってきた現在、自宅として、東京都内にマンションを購入した。東京湾の入り江のような箇所の畔に位置するマンションの33階。ベランダからの眺めは、視界手前には東京湾、視界奥には向こう岸に林立する高層ビル群。夕方はビル群に沈む夕日が綺麗だし、夜は煌めくビル灯りが綺麗だ。自身の部屋に満足しているDさんだったが、或る日に、奇妙な...
(本話の分量は、文庫本換算2P程です。)俺(米津秀行・27歳)は、小説家を目指しながら家庭教師で生計を立てている。小説を書く時間をたくさん欲しいものの、家庭教師の時間を削ったなら生計を立てられない。小説で貯金を作れると信じて生きてきたし、貧乏もまた一興と思っていた。でも、それは20代前半のことだ。20代後半の今、貯金がないことがひどくコンプレックスに思いはじめた。と言っても、家庭教師を生涯の生業と考えていない...
4-2頼るはくじ|何度もあたるスクラッチ【笑える?怖い話・短編】
(他ページは4-1|4-2|4-3|4-4)20万円以上が当たったら…憧れの貯金生活だ。期待しつつ、スクラッチを3枚購入した(さまざま有る宝くじだがスクラッチを購入した理由はその場であたりはずれの知れるため)。販売員さんの前で削ると、あたりでもはずれでもリアクションを意識してしまうので、落ち着かない。トイレで削ろうと、俺は移動。トイレにて。偶然にも個室二つ空いていることを喜びながら入って、鍵を閉める。そして、スクラッ...
4-3あたるあたる…|何度もあたるスクラッチ【笑える?怖い話・短編】
(他ページは4-1|4-2|4-3|4-4)あたりスクラッチと200円を交換するが、すぐにその200円でスクラッチ1枚を購入。トイレへ。同じように、個室に籠って削る。同じ絵柄が見事に3つ出てきた。また200円のあたりである。ただし、これでは先程と同じ。俺はまた、先ほどの宝くじ売り場に走った。またあたりスクラッチと200円とを交換して、すぐにその200円でスクラッチ1枚を購入。またトイレに。同じように個室に籠って、削った。また200...
4-4誇れ!|何度もあたるスクラッチ【笑える?怖い話・短編】
(他ページは4-1|4-2|4-3|4-4)良い運に導かれて何かを成したような気分だ。俺はそのあたりスクラッチを持って売り場に。そして、1000円を得た。もう、新たにスクラッチは購入しなかった。その1000円で、お隣のデパートにて普段よりも高めの地ビールを購入して帰宅。夕食。俺は、そのビールと惣菜をテーブルに並べる。プシュッといわせて、一口つける。苦味と甘味に高級感を感じる(料理に詳しくは無いけど)。あたりが続いたことを...
(本話の分量は、文庫本換算2P程です。)俺(米津秀行・27歳)は、小説家を目指しながら家庭教師で生計を立てている。小説を書く時間をたくさん欲しいものの、家庭教師の時間を削ったなら生計を立てられない。小説で貯金を作れると信じて生きてきたし、貧乏もまた一興と思っていた。でも、それは20代前半のことだ。20代後半の今、貯金がないことがひどくコンプレックスに思いはじめた。と言っても、家庭教師を生涯の生業と考えていない...
ごきげんさまです。 あなたの断捨離を全力で応援するやましたひでこ公認 断捨離®️トレーナーたかはしよしこです。 強い風の中良い氣が流れる快晴の一日出かけついで…