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フタホシタカノハハゼ (Cryptocentrus sericus) その2
撮影日時:2022-10-03 撮影場所:西表(比内ビーチ) フタホシタカノハハゼも、ギンガハゼと同じく、黄色個体はよく見かけるが、白黒個体には、あまり縁がなかった。 加えて、特に臆病なハゼというわけではないのだが、尾鰭だけは巣穴の中に引っ込めていることが多い。 写真の個体は、20年ぶりに潜った西表の比内ビーチで、水深を上げていく時に見かけたもの。 頬を見れば、和名の元になった「フタホシ」が、クッキリと浮かび上がっているのがわかると思う。 肉眼では、白黒がもっとくっきりと見えたのだが、写真では、かなり青カブリしてしまっている。 ブログの更新を待ちきれず、ハゼの写真を、まとめて見たい方は、こちら…
フタホシタカノハハゼ (Cryptocentrus sericus) その1
撮影日時:1999-08-13 撮影場所:西表(比内ビーチ) ギンガハゼの項でも書いたように、ギンガハゼとよく間違えられる。 但し、ギンガハゼは大抵6m以浅にいるので、水深10mよりも深いところにいると、こちらである可能性が高い。 ギンガハゼと同じように、黄色い黄化個体と、白黒の個体(後述)がいるが、白黒の方は、ギンガハゼとは殆ど似ておらず、容易に区別がつく。 黄色の見分け方は、前述したように、背鰭に水玉があればギンガハゼ、背鰭の鰭条を横切るような縞があれば、フタホシタカノハハゼ。 また、ギンガハゼの方が、南方(八重山諸島以南)に棲んでおり、沖縄本島あたりで見かけるのは、フタホシタカノハハゼが…
ギンガハゼ (Cryptocentrus cinctus) その4
撮影日時:1998-12-29撮影場所:石垣島、川平湾奥 水深:1m以浅 ギンガハゼには、黄色の個体(黄化個体)以外に、上の写真のような、白黒の個体がいる。 なぜか、これまでに見たギンガハゼの大半が黄化個体で、白黒個体というのは、このときしか見たことがない。 かつては、黄色と白黒は、別々の種だと思われており、黄色い個体はコガネハゼと呼ばれていたが、後に、どちらも同じギンガハゼであることが判明した。 従って、ギンガハゼという和名は、白黒の方につけられた名前である。 写真は、石垣島の川平湾の奥のほう、真珠の養殖をやっているそのさらに奥の、水深1mくらいのドロドロのポイントで撮影したもの。 周囲には…
ギンガハゼ (Cryptocentrus cinctus) その3
撮影日時:1998-7-23撮影場所:石垣島、川平湾、船着き場 水深:1m以浅 前日と同じく、石垣島の船着き場で撮影したもの。 よく知っている人には今更だが、ギンガハゼは、共生ハゼの仲間で、エビと一緒に棲んでいる(共生と呼ぶ)。 エビは、せっせと巣穴を作り、その間、ハゼは外敵が来ないか、見張りをする。 他にも、共生することで、互いに様々なメリットがあると言われている。 新発見! 餌でつながるハゼとテッポウエビの 共生関係はワンパターンではなかった ところで、ハゼは、大人になってからエビと共生するわけではなく、幼魚の頃から、エビと棲んでいる。 大抵は、幼魚のハゼには、まだ幼いエビが、一緒にいるこ…
ギンガハゼ (Cryptocentrus cinctus) その2
撮影日時:1998-7-23撮影場所:石垣島、川平湾、船着き場 水深:1m以浅 石垣島の、マンタと真珠で有名な川平湾の、ダイビングサービスが船を繋留する砂浜で撮ったもの。 水深は、満潮時でも1mくらいのところで、あっちを見てもこっちを見ても、ギンガハゼがうじゃうじゃいた。 それまで、ギンガハゼを見たことがなかったので、かなり嬉しかった。 ボートダイビングが終わった後に、残タンクを借り、1時間以上粘らせてもらった。 12kgのウェイトをつけたが、それでも身体が浮くので、ガイドさんに上から押さえてもらったような記憶がある。 海水浴のできる砂浜で、ダイバーも船に乗る際に歩くところなので、巣穴がしょっ…
ギンガハゼ (Cryptocentrus cinctus) その1
撮影日時:2002-3-11 撮影場所:パラオ(PPRビーチ) 水深:約3m 黄色いハゼというと、多くのダイバーが連想するのが、このギンガハゼだ。 しかしながら、大抵は、水深6mより浅いところにしかいないため、特にボートダイビングでは見ることは少なく、目撃談の大半は、フタホシタカノハハゼか、ムラサメハゼである。 見分け方としては、この写真のように、背鰭に水色の斑点があれば、ギンガハゼということになる。 ちなみに、背鰭に同心円状の縞があれば、フタホシタカノハハゼ、放射状の縞があれば、ムラサメハゼであることが多い。 写真は、パラオのPPRビーチで撮影したもの。 ビーチエントリーで、入ってすぐの比較…
イトヒキハゼ (Cryptocentrus filifer/Myersina filifer) その3
撮影日時:2000-6-10 撮影場所:川奈(ビーチ) 前述のフィッシュベースや「新版 日本のハゼ」によれば、イトヒキハゼの分布は、日本近海から、インド・西太平洋となっている。 だが、この分布は連続していない。 沖縄にもいるはずだが、話を聞いたことはないし、ネットでも見つからない。 感触としては、千葉が北限、高知が南限といったところか。 www.fishbase.se 但し、タイの魚市場で売られていたという、イトヒキハゼの標本が存在する。 いったい、どんな経緯で、そのような離れた場所に、棲息するに至ったのか、見当もつかない。 もしかすると、イトヒキハゼそのものではなく、よく似た種類の魚なのかも…
タイ・プーケットのダイビングショップ ミスターオーシャンダイバーズのブログ。 ファンダイビングでお越しのお客様をラチャノイ島+ラチャヤイ島にご案内してきました。前回は太平洋サムイ島側、今回はインド洋プーケット側でお客様リクエストの大きい魚か群れを楽しんで頂きました
イトヒキハゼ (Cryptocentrus filifer/Myersina filifer) その2
目聡い人は、表題のイトヒキハゼの学名が、Cryptosentrus filifer/Myersina filiferとなっていることに、気づいたと思う。 Cryptosentrusとは、イトヒキハゼ属であることを示し、Myersinaとは、ハゴロモハゼ属であることを示している。 なぜ、2種類の名前があるのかと言えば、最初は、イトヒキハゼ属とされていたのが、数年前に、「こいつはどちらかと言うと、ハゴロモハゼ属なんじゃね?」という論文が出たらしい。 現在は、ハゴロモハゼ属だろうという考えが、主流らしく、フィッシュベースという、世界最大の魚類データベースでは、そちらになっている。 www.fishb…
イトヒキハゼ (Cryptocentrus filifer/Myersina filifer) その1
撮影日時:2000.6.10撮影場所:川奈ビーチ水深:12mカメラ:EOS-5、レンズ:100マクロ×1.4倍テレコン 泥地に住み、縁が盛り上がったかなり大きな巣穴を作って、エビと共生する。 それほど人を恐れず、近づいてもずっと同じ格好で、余裕を持って前を見ている。 その分、人を警戒したり威嚇したりすることもあまりないようで、和名(イトヒキハゼ)の元となったと思われる、立派な背鰭を立てることも少ない。 上の写真は、ほぼすべての鰭を広げた、千載一遇のシャッターチャンスだったのだが、惜しむらくは、尾鰭が切れている。 加えて、顔が少し向こうを向いていて、何とも悔しい写真である。 このときは、ログを見…
ピンクスペックルド・シュリンプゴビー(Cryptocentrus leptocephalus)
ネットでは、オイランハゼとして紹介しているページもあるが、異なる学名を持つ、れっきとした別の種である。 ちなみに、かつては、Cryptocentrus singapurensisという学名だったが、現在では、表題の学名に変わったらしい。 www.fishbase.se 写真で見ると、確かにオイランハゼに似ているが、海の中では、胴体の横縞の方が目立って、肉眼での第1印象は、ダテハゼに近い感じがした。 明らかに違うのが、頬のピンクの班点の大きさで、オイランハゼと比べて、斑点がかなり細かく、水色の縁取りもない。 英名は、その頬の模様から、ピンクスペックルド・シュリンプゴビーとか、ピンクスポッテッド・…
オイランハゼ(Cryptocentrus melanopus ) その6
この写真は、20世紀の終わり頃、ポジフィルムの時代に、西表の船浦マンダリンポイントというところで撮影したもの。 内湾の浅場の、透明度の良くないポイントで、他にはイチモンジコバンハゼ、ケショウハゼなどがいた。 咥えているのは、クモヒトデの仲間だと思われる。 カメラを構えたまま寄って行くと、咥えたまま巣穴に引っ込んでしまって、食べたのかどうか確認できなかったのが残念。 オイランハゼは、今回で終わり。 次回は、オイランハゼに模様が非常によく似ているが、違う種類のハゼを取り上げる。
オイランハゼ(Cryptocentrus melanopus ) その5
一般的なオイランハゼの背鰭は、下の記事の写真のように、水色に囲まれたピンクの水玉模様が、複数の列をなして並んでいる。 しかしながら、上の写真の個体の背鰭は、水玉模様が、いくつか連なった、ちょっと変わった形をしていた。 雌雄の違いかとも思ったが、生命の星博物館のデータベースにも、この写真のようなオイランハゼは殆ど記録されておらず、個体差というか、ちょっとした色彩変異なのかもしれない。 kasurihaze.hatenablog.com (続く)
オイランハゼ(Cryptocentrus melanopus ) その4
写真にすると、ハゼの中でも一、二を争う派手な模様のオイランハゼだが、海の中では、こんなふうに目立たない感じである。 これでも、ストロボを使っているから、頬やヒレが赤く見えるが、実際の水中では、赤い色が水に吸収されて、殆どわからなくなる。 そのため、肉眼で見た様子は、下のように、全く冴えないばかりか、慣れないと、どこにいるのかさえわからなくなる。 (続く)
タイ・プーケットのダイビングショップ ミスターオーシャンダイバーズのブログ。 去年、再スタートしたダイビングが楽しくて、2022年8月にプーケットに遊びにきてくれたお客様。今回は、スキルアップするためにPADIアドバンスド講習を2日間受講されました。
オイランハゼ(Cryptocentrus melanopus ) その3
同じく、セブで撮影した、正面顔。 このときのレンズは105mmマクロだが、カメラがEOS7D MarkIIなので、35mm換算すると、160mm相当になる。 もっと被写体に寄れれば、周囲がぼけて、より迫力のある写真になったろうが、これよりも近づいた写真がないので、恐らくこれを撮った直後に、引っ込んだのだろう。 写真は、少しトリミングしてある。 できれば、エビが横に出てきてくれると、もっと迫力が出るのだが、このときはなぜか、エビは1匹も見かけていない。 潮の加減とか、条件があるのかもしれない。
オイランハゼ(Cryptocentrus melanopus ) その2
同じくセブで撮影した写真で、こちらを威嚇しているところ。 ここまできたなら、全身を出してもっと口を開け、背鰭を立ててくれそうなものだと期待したのだが、どうしても、これ以上のパフォーマンスを、見せてはくれなかった。
昨日は雨が降ったり止んだり・・・ 時折、激しい雨が降っていました。 先週、屋根の修理を済ませていたので本当に良かったです。 ↓↓↓ やっと屋根修理 で、今朝になったら、やはり落ち葉がたくさん・・・ 路上駐車している車のタイヤにも溜まってました。 昨日とは打って変わり、今日は天気が...
オイランハゼ(Cryptocentrus melanopus ) その1
水深5mくらいまでの、かなり浅い砂地・砂泥地・泥地に、エビと一緒に棲む。 顔や、背びれなどのヒレに、ピンクの斑紋があるという、かなり派手な模様で有名な、イトヒキハゼ属の共生ハゼである。 模様が派手なことに加えて、求婚時に全てのヒレを全開にして2~3秒ほどホバリングするという、さらに派手なディスプレイを行なうことで、ダイバーにも人気がある。 和名のオイランは、体の模様を、江戸時代の遊女である「花魁」の、派手な衣装に見立てたところから来ていると思われる。 冒頭の写真は、フィリピンのセブ島、「サン」というポイントで撮影したもの。 水深5mくらいの、フラットな地面が続くところで、あちらを見てもこちらを…
【感動!心に残るグリーンフラッシュ】AKBの歌じゃないよ、地平線に光る緑の光のことだよ
最高に疲れているときに、最高の瞬間に出会うことができると、疲れなんて一瞬で吹っ飛んでしまいますが、その疲れは一瞬で戻ってきました。
タイ・プーケットのダイビングショップ ミスターオーシャンダイバーズのブログ。 大学生お二人をラチャノイ島とラチャヤイ島へご案内して来ました。初めての体験ダイビングで、お問合せの段階からワクワクされている様子でした。生憎のお天気でしたが、元気いっぱいダイビングにシュノーケリングとたくさん遊んできました。
【海猿だって最初は初心者!】潜水士なりたてあるある。だいたいみんなやる初歩的ミス
海上保安庁の潜水士はダイビングもめちゃくちゃうまそう!なんて思っている方も多いと思いますが、実は最初から上手なわけではないのです!!最初は誰しも初心者ですから!
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今日の午後、ダンナは出張先から・・・ 長女は自宅から出発して、ヒースロー空港で待ち合わせ。 今日から、2人でシンガポールにお出かけしました〜♪ ダンナは仕事も兼ねて行くのですが・・・ そのあと2人でマレーシアに行って、スキューバ・ダイビングを楽しむ予定です。 ダンナは昔スキューバ...
【潜水士になるためにする3つのこと】海上保安庁の潜水士になりたい
海上保安庁といえば潜水士、そう海猿が有名ではないしょうか?最近はDCUもやっておりましたが、海保の知名度も徐々に上がってきましたね。そんな海猿になる方法を教えちゃいます!
タイ・プーケットのダイビングショップ ミスターオーシャンダイバーズのブログ。 日本から社員旅行でお越しのみなさんをラチャヤイ島へご案内して来ました。総勢14名様、ゆっくり朝を出発したいとのことだったので、ダイビングボート一台を丸ごとチャーターしてダイビングをして来ました。では、1日の様子をまとめてみました。