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No.083 ヤノスソビキハゼ (Vanderhorstia papilio)
和名:ヤノスソビキハゼ 学名:Vanderhorstia papilio Shibukawa et Suzuki, 2004 英名:Butterfly shrimpgoby 分布:屋久島~インドネシア、オーストラリア 撮影日時:2019-04-21 撮影場所:セブ(ボードウォーク前) 撮影器材:Canon EOS7D MarkII+ 100マクロ (フルサイズ160mm相当) 泥地に棲む、共生ハゼです。 体側に4個の鞍状班があり、黄色の斑点が点在しています。 日本では35m以深と、かなり深場にいますが、セブやバリでは、20mほどのところで見ることができます。 学名の種小名のpapilioは、蝶…
No.080 マスダヤツシハゼ (Vanderhorstia wayag)
和名:マスダヤツシハゼ 学名:Vanderhorstia wayag Allen et Erdmann, 2012 英名:Wayag shrimpgoby 分布:沖縄~インドネシア・マレーシア 撮影日時:2022-08-05 撮影場所:石垣(竹富島南ゴビーパラダイス) 撮影器材:Canon EOS7D MarkII + 100マクロ (フルサイズ160mm相当) 旧版の『決定版 日本のハゼ』には、ヤツシハゼ属の1種-1として掲載されていましたが、2012年に学名が、そして2015年に和名がついたようです。 https://core.ac.uk/download/pdf/154339999.pd…
No.078 ヒレナガハゼ (Vanderhorstia fulvopelvis)
和名:ヒレナガハゼ 学名:Vanderhorstia macropteryx Frantz, 1910 英名:Bigfin Shrimpgoby 分布:千葉県~長崎県 撮影日時:2002-10-13 撮影場所:三保 撮影器材:Nikon F4 + 100マクロ x 1.4倍テレコン 泥地に棲む、かなり体長の大きなハゼで、現在のところ、日本国内からしか発見されていない、日本固有種です。 特に、静岡県の熱海、土肥、三保などから、観察例が多くあります。 学名の"macro"は、「大きな」、"pteryx"は「翼」を意味するそうなので、背鰭か尾鰭が大きいことから、この学名になったものと思われます。 上…
No.077 ヒメヤツシハゼ (Vanderhorstia fulvopelvis)
和名:ヒメヤツシハゼ 学名:Vanderhorstia fulvopelvis Suzuki et Chen, 2014 英名:Bigfin Shrimpgoby 分布:奄美~八重山、パラオ 撮影日時:2022-08-08[2] 撮影場所:石垣(ボールキャベツ) 撮影器材:Canon EOS7D MarkII + 18-135ズーム (フルサイズ200mm相当) ヤツシハゼによく似ており、撮影したときも、てっきりヤツシハゼだと思っていたが、よく見ると、体側の模様が違っている。 最初は、下の写真のように、2ペアが近くにいるという、珍しいパターンだった。 このボールキャベツというポイントは、深いと…
No.072 シマオリハゼ (Vanderhorstia ambanoro)
和名:シマオリハゼ 学名:Vanderhorstia ambanoro (Fourmanoir, 1957) 英名:Ambanoro prawn-goby 分布:伊豆~インドネシア 撮影日時:2019-12-10 撮影場所:マクタン(マッドヘヴン) 撮影器材:Canon EOS7D MarkII + 100マクロ(フルサイズ160mm相当) 泥地に棲むことが多いですが、それなりに融通が効くらしく、さらさらの砂地に近いところに棲んでいる場合もあります。 ヤツシハゼ属の中では、よく見かける普通種で、慣れた人には撮影してもらえないくらいです。 近寄ってもあまり引っ込まず、かえってふらふらと巣穴から出…
No.071 クロエリカノコハゼ (Vanderhorstia hiramatsui)
和名:クロエリカノコハゼ 学名:Vanderhorstia hiramatsui Iwata, Shibukawa et Ohnishi, 2007 英名:不明 分布:伊豆諸島、高知県 撮影日時:2002-10-01撮影場所:柏島(ひょっとして勤崎)撮影器材:Nikon F4 + 100マクロ x 1.4倍テレコン 撮影した2002年当時は、まだ和名も学名もなく、柏島では、「モンナシキラキラハゼ」という通称で呼ばれていました。 『初版 日本のハゼ』(2004年発行)には、「ヤツシハゼ属の1種-5」として紹介されています。 この写真も、キザクラハゼと同じく、ドイツの海洋生物データベースに掲載され…
No.070 クサハゼ (Vanderhorstia sp.)
和名:クサハゼ 学名:Vanderhorstia sp. 英名:不明 分布:千葉・伊豆~インドネシア 撮影日時:2000-07-02 撮影場所:川奈(ビーチ) 撮影器材:Nikon F4 + 100マクロ x 1.4倍テレコン 温帯の伊豆から、熱帯のインドネシアにわたる、広い地域に分布します。 また、手がめり込むような泥地から、慶良間の砂と泥が混じったような比較的清浄な底質にも棲んでおり、非常に多種多様な環境に適応したハゼであると言えます。 かつては、学名 Vanderhorstia mertensi とされ、これにちなんで英名Mertens' prawn-goby とされていましたが、この種…
No.069 キザクラハゼ (Vanderhorstia kizakura)
和名:キザクラハゼ学名:Vanderhorstia kizakura Iwata, Shibukawa et Ohnishi, 2007英名:とくになし分布:伊豆大島~沖縄 撮影日時:2001-10-20 撮影場所:柏島(勤崎) 撮影器材: Nikon F4 + 100マクロ x 2倍テレコン x 1.4倍テレコン 『新版 日本のハゼ』には、棲息水深45m以深とありますが、柏島で、35mから40mくらいのところで撮影したと、ログブックにあります。 和名・学名がついたのは2007年で、初版の『日本のハゼ』では、「ヤツシハゼ属の1種」と呼ばれており、撮影した当時も、ヤツシハゼspと呼ばれていました…
No.067 アオスジヤツシハゼ (Vanderhorstia cyanolineata)
和名:アオスジヤツシハゼ 学名:Vanderhorstia cyanolineata Suzuki et Chen, 2013 英名:不明 分布:沖縄~パラオ・インドネシア 撮影日時:2020-03-03 撮影場所:ムンジャンガン(グラスハウス) 撮影器材:Canon EOS7D MarkII + 60マクロx 1.4倍テレコン(フルサイズ134mm相当) 新種として記載されたのが、2013年ですから、つい最近です。 和名の由来は、(恐らく)下半身に青い筋が入っているところから。 ヤツシハゼ属の仲間としては珍しく、ほぼ常時、ホバリングしています。 しかしながら、定まった巣穴があって、エビと共生…