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ヤノダテハゼ (Amblyeleotris yanoi) その2
撮影日時:2000-07-21 撮影場所:柏島(後浜1.5番ブイ) 撮影器材:Nikon F4 + 100マクロx2倍テレコン 何度も言うように、ヤノダテハゼとオーロラ・シュリンプゴビーは、尾鰭の模様が違うくらいで、非常によく似ている。 (厳密に言えば、オーロラは目の下に赤い帯があるが……) 同じ地域に棲んでいれば、ややこしくてしょうがないだろうが、分布域をみれば、インドネシアのスンダ列島を境に、オーロラはインド洋、ヤノダテは西太平洋と、見事に棲み分けている。 オーロラを呼ぶときに、「ヤノダテのインド洋版」と呼ぶ人もいる。 (出典:FishBase) 恐らくは、最初は同一種だったものが、地殻変…
ヤノダテハゼ (Amblyeleotris yanoi) その1
撮影日時:2020-03-10 撮影場所:バリ(ムンジャンガン島・POS1) 撮影器材:Canon EOS7D MarkII + 60マクロx1.4倍テレコン 西にオーロラ・シュリンプゴビーあれば、東にはヤノダテハゼあり……というわけではないが、かなり似ているハゼである。 どちらも、ダテハゼ属の中では、極端に派手な、尾鰭の模様をしている。 ヤノダテハゼの尾鰭を、炎のような模様と言う人もいるほどだ。 この尾鰭が写っていないと、ただのダテハゼと見分けがつかないのは、オーロラと同じである。 60マクロx1.4倍テレコンというのは、ちょっと変わった組み合わせで、60x1.4で84mmになる。 EOS7…
オーロラ・シュリンプゴビー (Amblyeleotris aurora) その2
撮影日時:2000-02-12 撮影場所:モルジブ(ヴィラメンドゥ・ハウスリーフ) 撮影器材:Nikon F4 + 100マクロ(2倍テレコン) オーロラ・シュリンプゴビーは、写真のように、サンゴ礁の白い砂地に棲んでおり、パートナーは、ほぼ100%の確率で、コトブキテッポウエビと決まっている。 コトブキテッポウエビは、自身が紅白の絢爛な姿をしている上に、美しく派手なハゼ(ヒレナガネジリンボウ、ヤシャハゼ、ヤノダテハゼ等)とのみ、共生する。 そのため、ハゼだけでなく、エビを上手に絡ませることで、非常に写真映えする姿になる。 話かわって、オーロラ・シュリンプゴビーという名前は、学名のauroraか…
オーロラ・シュリンプゴビー (Amblyeleotris aurora) その1
撮影日時:2000-02-09 撮影場所:モルジブ(ヴィラメンドゥ・ハウスリーフ) 撮影器材:Nikon F4 + 100マクロ(2倍テレコン) このオーロラ・シュリンプゴビーは、インド洋にしかいない(もちろん、日本にはいない)、共生ハゼである。 日本で言えば、ヤノダテハゼが近縁ではないかと思う。 特徴は、何と言ってもその尾鰭のド派手な模様で、逆に言えば、この模様が写っていない場合は、他のダテハゼ属とあまり変わらない。 従って、オーロラ・シュリンプゴビーを撮るときは、尾鰭が巣穴の外に出ているものを狙わないと、意味がないと言えよう。 写真は、モルジブの、ヴィラメンドゥというリゾートの、ダイビング…