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No.049 シノビハゼ (Ctenogobiops pomastictus)
英名:Gold-specked prawn-goby 撮影日時:2017-07-18 撮影場所:水納島(がんばるオジサン) 撮影器材:OLYMPUS TG-4 18mm x 2倍テレコン(フルサイズ200mm相当) 何の形容詞もついていない、シノビハゼ。 「ザ・シノビハゼ」と、呼ばれることがある。 これは、ただシノビハゼと呼ぶと、シノビハゼ属一般を指しているのか、シノビハゼ(Ctenogobiops pomastictus)という、種そのものを指しているのか、わからなくなるためである。 こういう混乱を避けるため、和名には、「マ」とか「ホン」といった接頭辞をつけることが多い。 例えば、「マハゼ」…
No.039 オニハゼ (Tomiyamichthys oni)
英名:Monster shrimpgoby 撮影日時:2001-08-16 撮影場所:水納島(イエローフィッシュロック) 撮影器材:Nikon F4 + 100マクロ x 2倍テレコン 東伊豆の川奈から、南国のサンゴ礁まで、非常に分布域が広い。 上は、沖縄の水納島の写真で、白いサンゴ礁に合わせて、白っぽい体色をしている。 あまりハゼの見つからないポイントで、しかも、この年は他のポイントでもオニハゼがやたら少なかったが、見つけたこの子は、サービス満点で、鰭を全開にしてくれた。 撮影日時:2002-04-14 撮影場所:川奈(ビーチ) 撮影器材:Nikon F4 + 100マクロ 1.4倍テレコン…
クビアカハゼ (Amblyeleotris wheeleri) その4
撮影日時:2017-07-18 撮影場所:水納島(ケーブル) 撮影器材:OLYMPUS TG-4 x 2倍テレコン 前述したように、クビアカハゼは、周囲に岩や石があるところに、巣穴を作る。 そして、その岩や石につかまるようにして、眼の位置を高くして、周囲を監視する。 甚だしきは、上の写真のように、90度を越え、オーバーハングに挑戦するボルダーのような姿勢でいたりもする。 それでいて、写真のように、共生エビの触角は、しっかりとハゼの体に触れているから、器用なものだ。 先述のアークフィン・シュリンプゴビーも、石につかまって見張りをしている個体はいたが、 それに拘るわけではなく、下のように、完全に平…
ヤノダテハゼ (Amblyeleotris yanoi) その5
撮影日時:2002-08-16 撮影場所:水納島(コーラルガーデン) 撮影器材:Nikon F4+100マクロ x 2倍テレコン ヤノダテハゼという和名は、矢野維幾氏という、西表島の有名なガイドさんの名前に、ちなんでいる。 また、その学名であるyanoiも、矢野氏にちなんでつけられている。 矢野氏というのは、『決定版 日本のハゼ』と『新版 日本のハゼ』に掲載されている、写真の大半を撮った人物で、日本のダイビング界におけるハゼウォッチングの、はしりとも言うべき人である。 学名を、人の名にちなんでつけるのを、献名という。 和名の場合も、献名と言うかはわからないのだが、ここではどちらも献名と呼ぶこと…
ヤノダテハゼ (Amblyeleotris yanoi) その4
撮影日時:2016-07-19 撮影場所:水納島(第1ブイ) 撮影器材:OLYMPUS TG-4 x 2倍テレコン(200mm相当) ヤノダテハゼは、尾鰭が見えないと、他のダテハゼ属と見分けがつかないという話をしたが、水中で実際に見ると、上のような感じである。 コンデジのTG-4で撮影したもので、周囲が明るくて、ストロボが殆ど発光しておらず、横縞が、かなり暗く見える。 慣れていないと、ヒメダテハゼやミナミダテハゼと間違えても、不思議ではない。 これが、ライトを当てると、下のような感じに見える。 横縞が、黄色っぽい薄い色合いをしていることから、少し慣れた人なら、ヒメダテハゼでもミナミダテハゼでも…
ヤノダテハゼ (Amblyeleotris yanoi) その3
撮影日時:2002-08-16 撮影場所:水納島(コーラルガーデン) 撮影器材:Nikon F4+100マクロ x 2倍テレコン 前述したように、ヤノダテハゼは、ヤシャハゼなどと同じく、サンゴ礁の透明度の良い白い砂地に棲んでいる。 日本で透明度の良い白い砂地と言えば、慶良間と奄美が有名だが、沖縄本島の沖合いにある水納島も捨て難い。 15m以浅とかなり浅いところに、白い砂地が広がっていて、タイミングが合えば、ヤシャハゼもヤノダテハゼも、撮り放題である。 この島には、ダイビングサービスが1件だけあり、減圧症になる前も、減圧症から復帰したときも、非常にお世話になったが、廃業してしまった。 写真は、そ…