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ダテハゼ (Amblyeleotris japonica) その3
撮影日時:2002-10-04 撮影場所:柏島(後浜4) 撮影器材:Canon EOS-5+100マクロ ダテハゼは、沖縄からも観察されているが、あくまでもレアケースであり、観察例の大半が、千葉から柏島の間となっている。 これは、ダテハゼのほぼ南限に近い、その柏島で撮影したもの。 後浜の4番ブイという、ホタテツノハゼなどの共生ハゼがいるポイントで、なぜダテハゼを撮っていたのかと言われそうだが、恐らく、狙っていたハゼを引っ込ませてしまい、出待ちのときに撮ったのだと思う。 このときは、100mmマクロをつけたカメラと、100mmマクロに1.4倍テレコンをつけたカメラを、2台持って入っており、フィル…
ダテハゼ (Amblyeleotris japonica) その2
撮影日時:2001-05-27 撮影場所:川奈(ビーチ) 撮影器材:Nikon F4+100マクロ x 1.4倍テレコン 川奈ビーチは、水深1桁の浅い岩場と、岩場から小さな崖を降りた、水深8-15m程度の、砂泥地とから成っている。 大半のダテハゼは、崖を降りた水深8mくらいのところに棲んでいるのだが、この個体は、崖の上の岩場にいた。 巣穴の近くに来た、他のダテハゼ(右上)を追い払ったり、口を広げてこちらを威嚇したりと、なかなか活発なハゼだった。 ダテハゼの種小名は、japonicaである。 ジャポニカではなく、ヤポニカとよむらしい。 もちろん、日本にちなんだ名前であり、恐らく最初の標本が、日本…
ダテハゼ (Amblyeleotris japonica) その1
撮影日時:2000-06-10 撮影場所:川奈(ビーチ) 撮影器材:Nikon F4 + 50mmマクロ x 1.4倍テレコン ダテハゼ属の大半は、熱帯に適応した種で、成魚の北限は、柏島、和歌山、伊豆諸島くらいまでである。 ところが、このダテハゼは、北方まで棲息範囲を広げており、伊豆や千葉にもいる。 なので、伊豆や千葉で、ダテハゼ属特有の横縞模様を持つ成魚のハゼを見たら、ほぼダテハゼと考えてよい(幼魚は、伊豆まで流れつくことが、結構ある)。 IOP、富戸などにも勿論いるが、川奈のビーチには、非常に大きな個体が多数棲んでおり、初めて見たときは、驚いた。 (実物を見たことはなかったが、)ニュウドウ…
アークフィン・シュリンプゴビー(=ダテハゼ属の1種4)(Amblyeleotris arcupinna) その1
撮影日時:1997-01-07 撮影場所:マブール(イールガーデン) 撮影器材:Canon EOS-5+100マクロ これまで、共生ハゼのうち、イトヒキハゼ属のハゼたちを紹介してきた。 アイウエオ順ということもあるが、イトヒキハゼ属は、共生ハゼ属の中でもメジャーなファミリーで、十数種類という、比較的多いハゼたちを含んでいることもある。 その他に、十数種類以上の種を含んでいる、大きなファミリーとしては、ダテハゼ属、ヤツシハゼ属、オニハゼ属がある。 ここからは、最もメジャーなダテハゼ属を紹介していく。 図鑑などに、「エビとハゼの共生」として説明されているのは、このダテハゼ属が多い。 上の写真は、ダ…