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(≧ω≦) 猫娘の日常編 35 「お父ちゃんとの思いで°˖☆◝(⁰ω⁰)◜☆˖° 高速道路のサービスエリア」
(≧ω≦) 猫娘の日常編 35 ※このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)掲載しています ★グレイスカルピーでフィギュア作りもやってます(●´ω`●) catsgirl.hatenablog.com ファイナルファンタジーXIV Cクマと猫娘の大冒険 catsgirl.hatenablog.com とある日常で~(*´ω`*) 猫娘「・・・(*'ω'*)フゥ♪」 Cクマ「なに思い出してニコニコしてるクマ? 猫娘「昔 親父に高速道路のサービスエリアでいろいろ楽しかったな~て(●´ω`●)」 まだ猫娘が小学生低学年の頃のお話・・・ 猫娘「お父ちゃん また車いじってるけど 高速…
久しぶりの創作投稿です先日の勤労感謝の日はRinaくんの子、鎮也のお誕生日でした!おめでとう!うちの子達からのおめでとうメッセージですスターシステム創作のため…
ステージの歌手と目が合った。観客の何人かが歌手の目線を追って私を見据える。嫉妬か?人間の野性味は感情の発火に残されたのかも、熊田は思考を飛び越える動作と意識が通った観客の行動に意味付け。軽く頭を下げた。彼女の活躍の場を奪ってしまった非礼を詫びたつもりである。しかし、歌手はお辞儀を返すどころか、興味を失っていつの間にか持ち運んだスツールに腰を下ろし、ぶらりと両足を振っていた。もちろん、視線は外れている。 三階の観客はかなり少ない。一列に一人か二人。もっとも安価なチケットの購入者は、階下の高額な席と比較するまでもなく全体的な収入の格差は否めない。つまりは、電車、地下鉄以外の交通手段に割く出費は収入…
今日も詩集を更新しました。 今日書き下ろしたものを公開しました。 最近得た気づきを書いてみました。 カクヨム↓ kakuyomu.jp pixiv↓ www.pixiv.net 「ありがとう」の言葉から内側に広がる豊かさを実感して、今回はそんなことを綴ってみました。 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち ランキング参加中詩
―10― またきっと、ただただ息をころして、 夜明けをまつしかない。 手汗を布団で拭うことすらできない。 救急車のサイレンは恐怖を置き土産に 川向こうの総合病院へ向かった。 はずなのに。 僕の頭の中で大音量のサイレンが鳴り続ける。 そこに夜の音と僕の心臓が混ざりあってひびく...
―9― 大丈夫、だいじょうぶ。 自分に言い聞かせながら、 目を開けたり閉じたり、 あっちを向いたりこっちを向いたり、 寝返りをうつ。 あれは食洗器の、あれはトラックの。 これは時計の、これは僕のまばたきの。 全部、知ってる音。 だいじょうぶ。 だってさ、だって、だって、 部...
美弥都との接触はこれほど緊張を強いるのか、熊田は息を切らせた呼吸を階段を上る足取りの重さに擦り付けず、正直に反応と向き合う。普段の彼女と別人の姿、元々の素養は備わっていたが、改めて見つめられると、彼女が一人を好む理由はわからないではない。熊田は腿を上げて、幅の狭い一段をかみ締めるようにのぼる。ひっきりなしに襲うノイズに対して、はじめから一切取り合わない姿勢を見せ付ける態度が何よりの効力だろう。一度でも入り込める隙を見せようものなら、押し込まれ、扉を無理やり開け、止むことのないイナゴの大群が襲い掛かるはず。過去に体験済み、そうして現在、彼女のスタイルが確立した。しかし、もしかすると本質的に彼女は…
今日も詩集を更新しました。 数日前に昨日公開した「冬のはじまり」と一緒に書きました。 カクヨム↓ kakuyomu.jp pixiv↓ www.pixiv.net またもやストックが無くなってしまったので、明日の更新は未定です。 更新できるといいな。
「どうしてこちらに?」 「仕事です」 「ライブ鑑賞がですか?」冷やかすように熊田は揚げ足を取る。相手はそれでも、不変で無表情、皺一つ作ってくれはしない。 「こちらの料理を勧められたの、店長さんに。断りましたが、チケットが余っていたそうで、奥さんと出かけるつもりだったようですね。私は日頃お世話になっているし、休みは定休日の一日。たまには有給休暇も必要だから、と店長の後押し。このような背景が私をこの場所へ連れてきた。本心ではありませんよ」 「今日は饒舌ですね」 「そうでしょうか。一般的なおしゃべりと比較すれば、さわり部分を話した長さ」日井田美弥都は首を傾ける。「死体に縁があるのね」笑顔だ。今日は晴…
今日は何とか詩集を更新できました。 昨日の夜に書きました。 カクヨム↓ kakuyomu.jp pixiv↓ www.pixiv.net 寒くなってきましたね。 明日も詩集は更新予定です。
特に柿が好きで、しばらくはしあわせな時期です。 今日のピアノ曲は、下記バナーからホームページへどうぞ。 ピアノ曲「芋栗、柿など」を公開! - 独学ピアノブロ…
ベッドに寝転びながらハイサイドライトから溢れる陽光をぼんやり眺めていた。溢れた陽光は反対側の壁に四角形の陽だまりを作っていて、まるで何も記録されていないテープを純白のスクリーンに映写機で再生しているように見えた。室内を満たす優しい光のなか、その光の塊を眺めながら、僕はこの先のことを考えていた。不安定な未来のこと。不確かな将来のこと。目標はなくただこうやって惰性で生きる日々。そんな日々の積み重ねの先...
二階。コの字型に切り取られた空間に沿ってテーブルが並ぶ。一階客席の中空がそのまま三階、つまり四階の床まで吹き抜けになっている。ステージ正面を見下ろす並びは一段落ち窪んでバーのカウンターを思わせる一人のみの席、左右に抜ける細い通路の奥まった位置に隣との視界を遮断する豪華なボックス席。熊田が登ってきた階段近く、ステージを横から眺める側面の席は、二人が座るソファ席が用意されていた。二人席は空席が目立ち、一人席は二つ空いていて、残りはすべて埋まる。人でごった返す会場に足を運び、無差別な歓声に飲まれてまで演奏を聴きたい、という欲求はこれまで膨らんだためしがない。わずかに一人席ならば、と熊田は会場に赴く姿…
「エレベーターはどちらに」死体に見入っていた給仕係が一拍遅れて、ステージ袖を指差す。歌手が登場した場所とはステージを挟んで反対側。ほぼステージの正面であるこの角度から、出入り口は全容を確認できない。「料理に携わるスタッフのあなたを含めた人数は?」熊田はきいた。 「四人です。一階に二人、二階に二人です」 「三階は?」 「飲食の提供は各自お客様が受付で軽食を購入するシステムですので」 「では、もう一人の方をここへ呼んでもらえますか?」 「あ、は、はい」給仕係を見送り、熊田は振り返る。 「種田!」 「はい」緊張感を感じさせる歯切れのいい種田の返答。 「二階を見てくる。誰も動かすな」 「マイクを借りら…
「動かないでっ!」種田がいち早く立ち上がり、周囲の動作を停止させた。左手に、引き抜いた警察手帳。動揺し現状を確かめようと立ち上がる観客を一人一人有無を言わせない圧力で種田の動物的な視線が射止める。対照的に熊田は時間が止まる会場を悠々歩いて、現場と目される騒ぎのテーブルへ。 テーブルはステージ向かって最前列、中央から右に二つ目の席。対面の席は空席なのか、熊田は残り数歩のところで、立ち止まり観察。テーブルに突っ伏する女性が、眠りこけたみたいに、たとえれば授業中の居眠りが適切だろうか。とにかく、生命活動に終わりを告げた者が突如として、ライブ会場に表出してしまったのだ。しかも、確実に見覚えのある人物が…
ファイナルファンタジーXIV Cクマと猫娘の大冒険 FF11コラボレイド第1弾「ジュノ:ザ・ファーストウォーク」で床ペロ祭り♪ 前編 °˖☆◝(⁰ω⁰)◜☆˖°
ファイナルファンタジーXIV Cクマと猫娘の大冒険 4 ※このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)掲載しています ★前のファイナルファンタジーXIV Cクマと猫娘の大冒険(●´ω`●)だよ catsgirl.hatenablog.com PSO2NGS 猫娘とCクマの冒険 もやってます(●´ω`●) catsgirl.hatenablog.com 今回 ★ゴリラの素材屋さん★からイラストをお借りしてます 【無料でも配っていますのでご自由にお使いください】と太っ腹でしかも かわいいイラストだらけで大好きです(●´ω`●)使わせてもらいます ありがとうございます♪ (中盤から…
今日も詩集を更新しました。 いつもはストックしている中から順番に公開していくんですが、今日はストックが無くなってしまい更新できるか分からなかったんですが、何とか間に合いました。 今日書き下ろしたものを公開しました。 カクヨム↓ kakuyomu.jp pixiv↓ www.pixiv.net ストックがないので明日の更新は未定です。
―8― 夜、10時50分。 パパが洗面所をでて2階へ上がってくる音がする。 ノックして僕の部屋のドアを開ける。 「もう11時だよ。そろそろ寝る? 明かり、消そうか?」 パパが壁のスイッチに手をかける。 「いい!…大丈夫。自分で消すから」 僕はベッドに座り、本を広げたまま、...
軽快だけど正確なストローク。でも、時折ミス、音をはずす。それがライブ、生の音。彼女の曲は、他社との共有、一時の統一を味合わせてくれる。シンクロ、鏡よりも身近で水面よりも儚い。それが彼女そのもの。 私は一人、席に着く。受付で相手を待つ人が数人いた。雪で遅れた相手と一緒に入るつもりなのか。私は最後まで一人だ。料理、透明な皿に四つの島が浮かんでいるみたいに、前菜が盛られた一品目がテーブルに置かれた。給仕係が会釈。ウエルカムドリンクを傾ける。少量でもアルコールの度数は高い。成功者の飲み物とされる液体。たんにそれは、高額価格帯であり、私たち庶民でも買える値段である。しかし、毎晩の晩酌に食卓を飾れない、だ…
今日も詩集を更新しました。 新しく書き下ろしたものを公開しました。 カクヨム↓ kakuyomu.jp pixiv↓ www.pixiv.net 明日の更新はちょっと未定です。
今日も詩集を更新しました。 新しく書き下ろしたものを公開しました。 カクヨム↓ kakuyomu.jp pixiv↓ www.pixiv.net
歌っている、あの人が、私が歌えているの。ギターは、そう、いつもの相棒だ。前のモデルは絶対に駄目、不釣合い。この日を何ヶ月待ちわびたか、手帳の罰印を書き込むたび、私が眺めるあの人の歌う姿に近づけるのだと言い聞かせ、今日まで生きてきた。本来なら、もうとっくに見限りを付けていたはず。都会の生活はどうも私の体質には合わないのだと、気づいてから数年。しかし、帰る家は私が働いて私に提供する、それが唯一の方法。それでも世界を離れなかったのは、あの人と出会いが、私を引き戻したと言っても言い過ぎではない、それほど私は助けられていた。 一日の締めくくりにあの人の曲を私は覚えているはずなのに、何度も繰り返し、それこ…
―7― 僕が部屋にこもるのはいつものこと。 きっとしばらくしたら、 「今日はどこかにでかようと思ったのに」 と、またまた不機嫌なパパが声をかけに来る。 無言の僕にもっと不機嫌になったパパが弟たちを連れてでかけたら、 「掃除機かけていいー?かけまーす」 ってママが入ってくる。...
十分。 スタッフがステージ袖に案内、彼に続く。廊下、見守る眼差し、広げた手のひらに不本意ならがら手を合わせた。 うつむいて歩く。スニーカーのまま。 ナツを呼ぶ。彼女はしっかり背の低いヒールをぶら下げて、私を後を追っていた。 感謝。 ステージ袖。音楽が流れている。打ち寄せる波の音。靴を履き替えた。水を一口、口に含む。ざわめき。虫の声は一様に聞こえるのだから、聞いていても疲れない。方や人間は好き勝手に話す。聞いてなどいられない。悪態。いつもの私だ。 開演時刻。ブザーを鳴らす。スタッフと目配せ、足を進める、光、淡い紫のステージ。歓声、拍手、人、テーブル、料理、空席、二階、三階、左右、マイクスタンド、…
つぶやき 今日はメインブログに設置していたcodocを、こっちのサブブログに設置するようにしました。ちなみにサイドバーのところにサポート設置してます。 メインはアドセンスに戻している最中でして、4か月以上もアドセンス設置していなかったんで、自動広告なんですが広告表示までどうも時間が掛かっている模様。 このまま設置しないでいるとアカウントリセットされてしまうらしいので、これ以上面倒なことになる前に戻そうと思ってやっている最中。 はてなブログのお知らせに掲載されていた、広告配信に関するメールが届くというヤツ自動広告をONにした途端に届いた。 ポリシーセンターを見ても問題なしだし、はてなブログのお知…
ナツは部屋の隅、ソファで待機。不測の事態の備えて居座る。端末を手に指先を器用に動かしていた。 慌しく、人の出入りが活発な楽屋、アイラはテーブルに向き直り、何気に一点を見つめる。 セットリスト。 状況を端的に述べよ。 ライブ。 歌を歌う。 一人。 ギターの演奏。 ギターのチェックはまだだった、最終チェックを行うべき。 会場はかなり狭い、いつもと比べての感想。 一階と二階、三階席、上から見られてる意識が必要。 今日は雪。 会場に足を運ぶだけでも疲労は蓄積。 歌は徐々にテンポを上げる。 ミディアムに飛んで、一度逸る気持ちをテンポの速い曲で連れ去る。 そして、ミディアム、ゆったり、疾走。 終わりの二曲…
粘土で人形作りです 9(造形用のスカルピー粘土で制作 ベアトリクス・アメルハウザーさん 前編)★ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~★ +α追加
粘土で人形作りです 9 ●今回 最新ブログ更新前に 過去のブログ再投稿です(*'ω'*) 理由は ブログ村と人気ブログランキングの記事に反映されるためです・・ 古いグレイスカルピー粘土の作品と記事なのでグタグタですがよろしくです(ΦωΦ) ★他のグレイスカルピー粘土作品(●´ω`●) catsgirl.hatenablog.com PSO2NGS 猫娘とCクマの冒険もやってます(●´ω`●) catsgirl.hatenablog.com のんびり過ごしてる二人(*'ω'*) ※過去の作品なので この時期はまだゾン100のアニメやってるん(●´ω`●) あっ! 五時からアニメのゾン100見ない…
今日も詩集を更新しました。 新しく書き下ろしたものを公開しました。 カクヨム↓ kakuyomu.jp pixiv↓ www.pixiv.net
1~3楽章構成の今日の曲は、下記バナーからお聞きいただけます! ピアノ協奏曲4番「残された道」を公開! - 独学ピアノブログ「ゼーレンフォルノーツ」もう最後…
どうもー(ヽ´ω`)ふがふが 本日は私が製作したBGMのYouTube再生回数のBEST3を紹介したいと思います♪ すごい人達と比べると全然話になりませんがあくまで私の作品でのベストとなりますので 楽曲選びの参考にして頂ければと思っておりま
今日も詩集を更新しました。 新しく書き下ろしたものを公開しました。 カクヨム↓ kakuyomu.jp pixiv↓ www.pixiv.net 明日も詩集は更新予定です。
こんばんは。 今回は今後書いていく二次創作内についてお教えします。 「フィールドの新たな街中」について。 初めて私のブログを訪問された方には「此処の二次創作の舞台って何処?」と思う方もいらっしゃると思いますので少し設定を足して説明致します。 ■ジュエルズフィールド(一時創作...
開場の一時間前。 髪のセットが出来上がる。スタイリストのナツが自分の仕事をしたいと、アイラにそれとなく機嫌を損ねないように要求を申し出たのだ。伸びた髪は左右にゆれて邪魔になったので、後ろで結んでもらう。アイラから提案したのではなくて、中途半端に伸びた髪を掴んだナツがスタイリングの方向性に困っていたため。髪が持つ固有特性とステージにあわせた公倍数がうまく見つからなかったらしい。過度なスタイルの変化を好まないので、ナツがいつも私に施すアレンジが適用外にまで伸びた髪だった。反論はない。誰がどう見ていようと受け取るのは曲である、とアイラは考えた。 「メイクはいつもの感じでいいですか?」大きすぎる鏡越し…
ACMファミリーシアター「リトルセブンの冒険~白雪姫去りし後の”こびとたち”の物語~」を見てきました!
11月16日土曜日に現在、水戸の芸術館ACM劇場にて行われている「リトルセブンの冒険~白雪姫去りし後の”こびとたち”の物語~」を見てきました!こちらの公演、ファミリー公演なので、客席の子どもの割合が多かったです。家族で見ることのできる演劇に
今日も詩集を更新しました。 加筆修正したものばかり公開していましたが、新しく書きました。 pixivの11月の投稿企画「秋色時間」に参加すべく、もみじをテーマに書いてみました。 詩でも参加できたので参加したいなと思って、新しく書き下ろしました。 pixivではブックサンタというチャリティー企画もあるので、できればそっちにも参加したいなぁと思って、今はクリスマスをテーマに作品を書いているところです。 ちなみに詩ではなく小説で参加する予定。 カクヨム↓ kakuyomu.jp pixiv↓ www.pixiv.net 明日も詩集は更新予定です。
毎年クリスマスシーズンでは、キャラの衣装をサンタイメージにアレンジするだけでした。今年はちびキャラでサンタ服をちゃんと作ってみました。普通のキャラでは素体に服を着せるやり方をしているので、すごく大変な改造になります。でも、ちびキャラの場合はカラダと服を一体の造りにしています。なので頭以外は作り変えるワケですが、シンプルなキャラなのでサクッと作れました。実際作ってみると、やっぱりサンタ服だと一気にク...
今日も詩集を更新しました。 以前フォレストページで掲載していたものを、加筆修正して公開しました。 カクヨム↓ kakuyomu.jp pixiv↓ www.pixiv.net 明日も詩集は更新予定です。
今日の曲もホームページでお聞きいただけます。リンクは下記バナーから! ピアノ協奏曲第3楽章「機械になる腕」原案を公開! - 独学ピアノブログ「ゼーレンフォルノ…
熊田はタバコを取り出して、佐知代に火を借りる。佐知代はそっけなく応えた。 「どうぞ、ああ、二度目はやめて下さる。こちらを差し上げますので、ご自由にお使いなって」佐知代はマッチを熊田に差し出した。演出。ついさっき顔をあわせてばかりで、ライターがなく、火を借りた、という設定だろう。 「すいません」熊田は身をかがめて、顔を突き出した。「開場前の下見に行く。種田はここで、佐知代さんを見張っていろ」 「彼女が移動したら、追跡しますか?」 「こっちに連絡だ。受付から私が見張る」 「わかりました」 「あとは頼む」熊田は灰皿に長く残るタバコを押しつけ、ドアをくぐった。どうやら、外に出るときは自動でドアが反応す…
「パティか佐知代で結構です。堅苦しいのは好きではないの」自らの堅苦しい言葉遣いを棚に上げた意見である。 「それは少々私には呼びにくい。佐知代さんではどうでしょうか?」何の取り決めだろうか、種田は呆れる。 「ええ、いいでしょう」立ったままの熊田に佐知代が変化を加えた質問。「あなた、まじめそうね。ご結婚はされていらっしゃる?」 「一人身です」 「そうよね、どこか危なっかしさが漂っているのに、放っては置けない感じ。普段はしゃべらないの」気を抜くと片言の言葉が口をつく。 「まあ、はい」熊田はそれとなく相手が求める回答を口にした。 「いいのよ、気を使わなくっても。経った半日、いいえもっと少ないわ、数時間…
「O署の熊田と言います、こちらは部下の種田です」テーブルを挟む、一脚のソファの脇に立ち、熊田が待ち人に自己紹介をする。熊田に紹介されたので、種田も名を発した。 「種田です」 「あなた方が二人だけですか、私のボディーガードは?」訛り。年配の女性の音声は外国独特のイントネーションであった。顔立ちは欧米の標準的なスタイル。髪の色はしかし、黒く、多種の遺伝がもたらした発現とみるべきだろう。落ち着いた音質とシックなスーツ。ライブ鑑賞のドレスにしては、地味な配色である。緑色の目が、光にさらされて明るく本来の透明度を私たちに見せつけた。 「生憎ですが、これ以上の人員は避けない。我々の正直な回答です」 「そう…
今日も詩集を更新しました。 以前フォレストページで掲載していたものを、加筆修正して公開しました。 カクヨム↓ kakuyomu.jp pixiv↓ www.pixiv.net 明日も詩集は更新予定です。
午前5時、鳥も眠っているようなまだ暗い時間帯。燃えるゴミを抱え外に出た。両手にゴミ袋を持ちながら静まり返る住宅街を集積所のある南に向かって歩く。静かな足音を立てながら、あらゆる罪を優しく覆い隠したような、穏やかな暗闇に包まれた住宅街を歩く。11月も半ばに差し掛かると凛とした空気が体に痛い。白い息を吐きながら、なんとはなしに空を眺めた。南東の方角にオリオン座、おおいぬ座、こいぬ座が作る冬の大三角形がく...
アイスバーを思わせる幻想的なネオンを配した受付までの階段。ホーディング東京の受付に刑事であること、観客の一人の警備で訪問したことを簡潔に熊田が告げた。種田は斜め後方で待機する。 「伺っております。ゲストは既にこちらにいらしておりまして、専用のお部屋にお通ししたところでございます」 「会えますか」受付嬢は頷くと、羽ばたくように右手を水平に引き上げる。階段を上がって通る受付フロアへのドアは左手に壁が迫り、空間は右側に広がっていた。受付嬢が案内をする方向に部屋があるのか、背後の種田は、階段を上がる数分前の景色を再生した。確かに、ドアの左側は階下までしっかり壁が聳えていた。どうやら、部屋がいくつか階層…
今日も詩集の更新をしました。 以前フォレストページで掲載していたものを、加筆修正して公開しました。 カクヨム↓ kakuyomu.jp pixiv↓ www.pixiv.net 明日も詩集は更新予定です。 ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち ランキング参加中詩
最上階から地上まで、このビルのすべてを無料で踏み入れられる場所を歩き回った。少し疲れたかも知れない。落ち着いた喫茶店はついに見つからなかったのは残念、明るく高級な家具と座り心地と天真爛漫な店員を避けようとしても、飲食店が軒を連ねる一階フロアはどれも外からの視界を要に、常に外の明かりを取り入れているみたいで、私には不向きだ。 散歩、私が決めたルールに従って青川セントラルヤードの敷地内を一歩脱出した場所をスタートにすえて、歩き始める。 右を選択。ここまで歩いてきた駅とは反対の方角か。今日は階段があれば上って、行き止まりは右に曲がる。喫茶店、あるいはそれに準じた落ち着ける店を見つけたら、すかさず躊躇…
粘土で人形作りです 43 (グレイスカルピーでフィギュア作り らんま・・じゃなくて スピードミラージュ ヴォルケシェッツェ 前編)★ファイブスター物語★
粘土で人形作りです 43 ※このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)掲載しています ★日常編もやってます(●´ω`●) catsgirl.hatenablog.com プラモデル作りもやってます(●´ω`●) catsgirl.hatenablog.com 前回の らんま制作中(●´ω`●) 右手と背中のランドセルカバンを作るん(*'ω'*)それっぽいカバンで 白色サーフェーサーで 下地塗りぬり(*´ω`) 濃いオレンジ色を最初に塗って~(*‘∀‘) 肌色を重ね塗りでどんどん染めていくん(*´▽`*)結構楽しい♪ ★PSO2NGS クマと猫娘の日常(●´ω`●) cats…