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夜の色を吸い込んで 真黒になった刃を 女の頸動脈に当てる… 瞬間 女は「あ」と くちから漏らした………… まともに研いで居なかった刃は まだ女の首を傷つけて居なかった…… 女の喉に触れた刃から 間接的に伝わる浅い息…… それを感じながら 私は右手の小指と薬指に力を入れて…… 強く…引いた………… 赤いはずだったその色は 闇に吸い取られ 私の頬に 暖かさと 鉄の匂いだけを感じさせる………… 首から胸に流れる間…… それは徐々に温度を下げた………… 少しの間を置いて…… どさり という音と共に 振動が足から這い上がって来て その時内腿を通り過ぎようとして居たそれと… ぶつかった…… 私の頬に 暖か…
「ねえ酒森ぃ……… 今晩…… いいでしょ?……」 「あの…… でも………」 「いいじゃん……… ねえ… 行こうよ…………」 「あの… でも…………」 「なんで? ねえ… いいじゃん」 「………あの……… ……鯖戸先輩………… ここじゃ…… ここじゃ…ダメですか?…… シャワー在るし……」 「それじゃいつもと変わんないじゃん… 偶には気分変えようって言ってたじゃん………」 「……偶にはそういう所でって気持ち… 勿論解ります…… でも… 絶対… 絶対誰かに…… 見られます………」 「私達のことなんて 誰も気にして無いって」 「…… 私のことは…… 私のことは誰も気にしないと思うけど…… 鯖戸先輩は…
架空コンビニ(コーヒー) 【猫マンガ】『くつしたおるよ。』082
+ + + 子供の頃、スーパーでも 挽きたてのコーヒーの粉を 売るコーナーが出来て、 すごくすごーく いいにおいに感じて コーヒーの香りが 大好きになった。 なんか 香ばしさの中に 甘さ
「酒森センパイ! それじゃあ私 ほんのちょこっとだけお化粧して来るっス 今日のコンパは 酒森センパイの為だけにセッティングしたんで 私は地味子な感じで 完全な黒子に徹するんで安心してくださいっス!!」 「別にいいって…… 鋳鷹の好きなようにしなよ 鋳鷹にこそ いいひと見つかって欲しいって 私は熱望して居るんだから…………」 「酒森センパイ………… やっぱ優しいっス………… でも今回は私 フルパワーで酒森センパイの引き立て役にまわるって 決めてるんで!!」 鋳鷹って良い子だな…… つくづくそう思う…… 私なんかどうでもいい…… 神様…… 神様どうか 良い子の鋳鷹に良縁を………… ・・・・・・・・…
「鯖戸先輩…」 「ん?」 「さっきバーテンダーさんから着信入ってたんで かけなおしたんですけど… 明日流木ハンティング行かないか?って………」 「え? 良いじゃん 行こうよ」 「それが………」 「ん?」 「今回海だそうで………」 「え? 串打川じゃなくて?」 ……… ちょっと……… キツイね…………」 「ですよね……… 潮風ってちょっとあたっただけで 鋲とか滅茶苦茶錆びますからね…………」 「間違い無いもんね…………」 「間違いないですね…… あの…… 鯖戸先輩基本全裸だから行けるんじゃ………」 「ダメだよ… ピアス錆びるじゃん……」 「ああ……」 「酒森こそ全裸だったら行けんじゃん?」 「私…
~ クラスメイト ~ 「お前はくちを開くな私生児」 私の耳がその言葉を感知したすぐ後に 婆ちゃんは女を撃ち殺した…… 耳障りな悲鳴が聞こえた…… 私の髪をつかんで居た女の手から ゆっくりと力が抜けて行き 右半分が 熟れ過ぎたザクロのようになった女の顔に 引きずられるようにして 下方へと滑り降りて行く……… 現実感が全く無かった…… まるで白黒の活動写真でも観て居るかのようだった………… 婆ちゃんは優しく私を抱きしめてから 「お前も私生児だろうが……」 そう言って 女の死体めがけてもう一度散弾銃の引き金を引いた…… 左側もザクロになって 飛び出した眼球と…… 目が合った………… 今度はさっきみた…
~ BARで ~ 「ねえバーテンダー…… このお芋さんってちゃんと美味しい? 今の時期のお芋さんって低温障害で ゴリゴリだったりすることとかあるじゃん?……」 「食べてみたら解りますよ」 「それじゃあ…… ……ん………… 旨~い」 「でしょ? 籾殻の中で保管してるから 低温障害大丈夫なんですよ どうぞ ピッツァとカクテルの ご用意が出来ました」 「冬なのにミント生えてんだ? てゆーかこれサイコー…… ピッツァもカクテルも シンプルなのに滅茶苦茶旨い」 「棕櫚さんなんか今日顔可愛いですね もしかして少しいじりました?」 「天然だよ? 殺害されてーの?」 「このパスタ きっと気に入ると思いますよ …
~ 追憶 東雲坂田鮫 ~ 本当に悲しいとき 涙はいつも左側……… 左の頬を……… 冷たく濡らす………… 私はいったい ここでなにをして居るのか…… 貴女が居ない一日は とても寂しく そして悲しい…… 誰も居なかった冬の夜 暖炉にくべた 蘭のことを思い出す………… 小学校を卒業するまで 私は大きな屋敷で暮らして居た…… そこには沢山のアネモネが居たけれど アネモネの花はすぐ落ちる…… だから私の母親は 何時も花瓶に 何か別の花を生けて居た…… 広い部屋に 私はひとり 怖くは無かったけれど 退屈で 私は丁度花瓶に生けてあった欄を…… 暖炉にくべてみた…… 欄はみるみる姿を変えて 私の前から居なくな…
「解ります解ります 私もよく殺るっスもん!」 「ああ… そっか… なんか嬉しいわ…」 「私も嬉しいっス! …あ… そーだ… 酒森先輩… 今日ってもしかして鯖戸先輩有休っスか?」 「ああ うん そだよ? なんで?」 「さっき解体室覗いたら 東雲坂田鮫さん血まみれで泣きじゃくってて…」 「ああ… あの子 鯖戸先輩にすっかり依存しちゃってるから………」 「始めの頃 鯖戸先輩のこと スゲー怖がってませんでしたっけ?…」 「誤解が解けてからはべったりね…」 「それって誤解で良かったんでしたっけ?」 po-l.hatenablog.com 「え? そだよ?」 「… ま まあ兎に角 めんどくさそーな女っスよ…
~ 心の中で 酒森 ~ あなたの居ない世界にも 果たして価値は 在るのでしょうか?…… あなたの居ない世界にも カレーはきっと 在るでしょう…… あなたの居ない世界には トマトソースも 在るでしょう…… けれども親子丼は無い…… あっても私が 認めない………… ずっと私の傍に居て…… 世界があなたを嫌っても 私はずっと 愛してる とこしえに とこしえに 私はずっと 愛してる………… TO BE COMUGIKO
「酒森? それ何見てるの?」 「あ… 鯖戸先輩おはようざいます あ… これ普通に『月刊ボルゾイ』です」 「ん? 何が普通なのかは解んないけど ボルゾイ好きなの?」 「はい 子供の頃14頭飼ってて 毎日私が散歩させてました」 「へー そうなんだ 私の実家も昔ボルゾイ居たよ? 1頭だけど」 「え?! ホントですか?! ボルゾイって滅茶苦茶可愛いですよね」 「うん そーだね ワニみたいでカワイーし 強いし 仕事するし 私も大好きだったなぁ……」 「え~ そうだったんですねぇ 実は私 まだ実家に 一頭だけボルゾイ居て…… かー君っていうんですけど…… ほんとは自分で飼いたくて… でも残業多いし いっぱ…
~ 自分の部屋で 酒森 ~ 今夜は来ないのかな…… 急に来られると…… ちょっとウザいなって思ったりもするんだけど…… 来なきゃ来ないで……… 少し寂しい…気もするね………… さて…… 今夜は……… どんなふうに 殺ろうかな………… いくら経験を積んでもやっぱり泣いちゃう玉ねぎしごと…… TO BE COMUGIKO
~ 私の部屋で 酒森 ~ 「え?? どーしたの?…… 滅茶苦茶泣いてるじゃない…… 大丈夫?……」 「解らないんです…… 急にまた…… 涙が止まらなくなって……」 「あ…… センパイ…… センパイも…… 泣いてる……」 「玉葱を調理する祭は 切ってから暫くおいといたほーが良いんだよ…… そのほーが健康効果上がるからね……」 「そのほーって呼ばれたの初めて…… 蛇苺センパイも時代劇好きなんですね……」 「そういう意味じゃ…… 無いのよ?……」 TO BE COMUGIKO
「鯖戸先輩…… 今日はどうしても殺らなきゃならないことが……」 「解ってるよ…… 私が殺るから 酒森は心配しなくて良い………」 「ダメです鯖戸先輩… 鏡餅に刃物は御法度なんDEATH……」 「刃物無しでどうすんだよ?…… 途轍も無く硬いじゃん?こいつ……」 「安心してください…… 良い方法が在るんです…… この殺リくちは 私の姉が 玉ねぎ相手に よく実行していたものなんDEATHが…… この殺りくちなら 簡単に旨く まるで搗き立てのように仕上げることが可能なんですよ……」 「さ…… 酒森………… こ…… これ…… これ…ホントに…… 本当に…尋常じゃ無い…… まるホンモノの搗き立てみたいじゃな…
~ 最低賃金で生きるカエルの生活~☆歯磨き粉☆※イラストを見た人が気分を害する可能性があるのでイラストの転用は禁止します。にほんブログ村">節約・貯蓄ランキン…
~ 私の部屋で 酒森 ~ 「先輩…… また… 来ちゃいました……」 「いいよ…… 上がんなよ……」 「センパイ……」 「どうした?……」 「なんか最近…… 急に涙が止まらなくなることが在って……」 「理由は?…… どうして涙が止まらないのか… 自分で解ってる?……」 「それが…… 全然解らなくて……」 「…… ……大丈夫だよ……… あるある… 若いときはみんなそうさ…… 私だっていつも泣いてた……」 「え?…… センパイ…も?……」 「そうだよ…… あの頃は…… 私も…… 毎夜毎夜…… バカみたいに泣いてたよ…… 私も理由なんて解らなかったし…… 今でも涙が止まらない夜が在るんだ……」 「あ……
~ 心の中で 酒森 ~ 永遠に続けることなんて出来やしない……… そんなことも解らない程 私は子供じゃ無かった………… いつかは終わらせなければならないということは…… 始めから解って居た…… そしてそのいつかは………… すぐにやって来るのだということも………… その夜は鯖戸先輩が宿直だった…… 今年に入って まだ麺を食べて居なかった私は…… 麺に飢えて居た…… 1.5㎜のスパゲティーニを茹でて 大豆の煮汁溶き片栗粉で とろみをつけた…… 下味として 軽く塩と醤油を用いたこのパスタを 土鍋に入れ…… こんこん煮の具材をトッピングした…… 卵焼きも置いてみた………… 憂いに満ちた私の心と軀を優し…
~ 私の部屋で 酒森 ~ 「教えてあげるから…… こっち来なよ…………」 「あの… でも…… わ…私なんか…… イ…イヤじゃないですか?……」 「イヤだったら…… 部屋呼ばないから…… 先ずは服を脱がせてから 洗ってあげるね……」 「玉葱の服脱がせるのって…… 結構面倒なんですね…………」 「そうね… でもここからは簡単よ…… それじゃあ…… 入れるね……」 「え??ウソ…… そんな大きいの入れちゃうんですか??!!」 「私も初めてのとき 自分で殺っときながら 大き過ぎるよ…… って思ったんだけど…… 裏から隠し包丁入れて在るから大丈夫… まあ見てなよ……」 「うわあ…… なんか…… 何て言う…
~ 夢と追憶 酒森 ~ 昨日解体室の応援を終えてから 急に宿直が決り 一晩会社に泊まることになった………… 昼の休憩時 鋳鷹が今殺って居る 闇バイトの話を聞いて…… その時…… 大鎌を見せてもらったからだろう………… 姉の…… 私の双子の姉 蛇苺の………… 夢を見た………… 夢は映像のみで…… 音声が無かったから 姉の声は聞こえなかったけれど…… なんて言ってるのか………… 私は知って居た………… いや………… 覚えて居た………… あの日も 姉は私を殺害しようとした………… あの日私は いきなり後ろから灯油をかけられて その瞬間ライターに火を付ける音を聞いた………… その時偶然に散歩から帰って…
~ 心の中で 鯖戸 ~ 私は今日出張だった…… 出張先から直帰の予定だったが 途中会社に寄った…… 今夜も酒森の住処に転がり込んで 一緒にこんこん煮を殺りながら呑みたかったからだ……… 今日酒森は出張だった私の代わりに 解体室で働いて居る…… 解体室に行くと酒森が居た…… 浮かない顔をして居るので どうしたか尋ねると…… 東雲坂田鮫が手伝ってくれたので 解体室での仕事自体は終わったのだが 別件で急遽宿直になってしまったという…… じゃあまた明日にでも…… そう言いかけたら酒森は私に自分の居住処の鍵を渡して 今夜は一人で食べて その代わり新しい具材を追い 火入れして毛布で巻いておいて欲しいと言う…
「酒森センパイ…… 急で申し訳無いんスけど今からなんとか行けないっスかね?……… 人数足りないもんで出て貰えると超助かるんスけど……………」 「……………… 鋳鷹………… だよね?…………」 「え?」 「いや………… 何でも無い…………」 TO BE COMUGIKO 👇勤務時いつもの鋳鷹 👇コンパ前化粧後の鋳鷹 おまけ ~ 心の中で 酒森 ~ 鋳鷹からの コンパのお誘いは 悪いけど 断った………… 今夜も鯖戸先輩が来るし…… それに 今日は絶対に殺らなきゃならないことが在る…… 今日も鯖戸先輩は残業だ…… 解体室で声をかけたら…口には出さないけれど辛そうだった………… 今日も美味しいものを食…
「酒盛さん… ホントは… ホントは始めから知って居たんじゃないんですか?………… ホントは… ホントは始めから……」 「東雲坂田鮫さん… 新年早々…どうしたの?…………」 ※本日1月4日酒森達の会社は仕事始めの日 「そうよ… ハァ…ハァ… 知らなかったのは… くっ…ハァ… 知らなかったのは私だけ…… ハァ… 私だけだったんだわ…ハァ…ハァ……… 私以外の皆は…ハァ… 私以外の皆は…ハァ…ハァ… 皆始めから…ハァ…ハァ……………」 「東雲坂田鮫さん…… 誤解だよ……」 「ハァ…ハァ… ゴカイって何なんですか? ハァ…ハァ… イソメみたいなアレですか?ハァ…ハァ… そんなこと…ハァ… そんなこと言…
架空コンビニ(さっき帰った。) 【猫マンガ】『くつしたおるよ。』079
+ + + サンタの家 どこにあるんだろね。 + + + 次回も おたのしみに。 バックナンバー - - - - - - - - - - ランキングサイト参加中
~ 心の中で 鯖戸 ~ 何故か全然飽きない………… 似たような具材を 唯ひたすら…… その隙間をこじ開けて 追って行く………… 見た目は正直…… アンニュイ&メランコリック………… それなのに美味しさは日に日に深まる………… この日もサラダは私がつくった…… つくったと言っても…… 唯切ったり千切ったりしただけだけど…… 三日目のこんこん煮………… 初日から煮込まれた 茹で卵は…… かなり烏賊化して来て居る………… 君が好きだ………… ひたすら食べ続け…… 琺瑯のお鍋に遊びが出来ないよう…… ひたすら具材を追い続ける酒森………… こんこん煮と甘いもの………… お酒と甘い言葉………… この無限ル…
~ 心の中で 鯖戸 ~ 大晦日の夜に 酒森の住処に上がり込んで 意外と 女子力高いじゃん…… って 思った…… 誰かと一緒に 料理したり 今まで したこと無かったし…… 特に稲荷や…… バターサンドクッキーなんて 私にとっては 未知の領域だった………… 初詣の後羽根つきして遊んでから 食事にしよう……ってなった………… カクテルやサラダは私がつくった…… 行きつけのバーテンダーの殺りくちを真似たけど…… 所詮素人……見た目は微妙………… だけど酒森は 喜んでくれた…… クラクラする…… 二人で…… かなり大量に呑んだけど…… このクラクラが 呑酒起因で無いということは………… 明白だった…………
「ねえ…… しようよ……」 「え?…… 正月早々ですか?…………」 「何言ってんのさ… 正月だから良いんじゃん…… 早くしようよ…」 「優しくしてくれます?……」 「当たり前じゃん……」 「……それじゃあ……… …………良いですよ…………」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お正月らしい お正月…… 優しくしてくれるって言ってたのにガチだった件 謹賀新年 TO BE COMUGIKO おまけ ~ 鯖戸 ~ 昨夜大晦日の夜 2023年最後のBARタイムを早めに切り上げた私は 酒森の棲むアパートの扉を叩いた…… 酒森は 何時に無く 真剣な表情で 何かを作成して居た…… 訊くとそれは………
~ BARで 鯖戸 ~ 「ねえ…… バーテンダー………… この柑橘って… なんてーの?…………」 「KITAMURA ORANGE といいます」 「滅茶苦茶旨いじゃん…… 酸味がしっかりしてるのに甘味も乗って バランスが良いからスルスル食べ続けちゃう…………」 「食べるのは勿論ですが カクテルに用いたとき この柑橘は本領を発揮します…… ……どうぞ……」 「良い香り…… てーか…… ゴメン…バーテンダー………… これ… また今回も…… トマトじゃ無くない?…………」 「何故そんなことを思うんです?」 「いや…… べつに良いんだけど…………」 「棕櫚さん…… こうすればどうです? 気にならなくな…
~ バーテンダー ~ 出張先から帰店すると 未だ太陽は高い位置に在り その光は私にとって 死を連想させるものだった…… 我々のような 夜の仕事に従事して居る者で在れば ご理解いただけることとは思うが 日中の太陽光は 一万本の槍にも匹敵するもので在り 翌日に私の葬儀が執り行われなかったことは 奇跡と言っても過言では無い…… 通常で在れば 一度店内に入れば もう太陽が見える時間に外へ出ることは無い しかしこの日はどうしてもまた 一万本の槍が降り注ぐ店外へと 足を運ばなければならない理由が在った…… 私は死を覚悟して BARの重い扉を開いた…… 万に一つの奇跡を求め ローズマリーの佇む場所へ向かった…
「ねえ…酒森ぃ…… サーディンのマリネつくるから 一緒にたべない? 昨夜いつものバーテンダーにつくり方教えてもらったんだよ……」 「え? 食べたいですたべたいです」 「ちょっと待ってな…… けっこう…… 簡単なんだよ………… すぐできるんだ………… ついでに もう一品つくるよ…… 大根の葉っぱ使って…… ハーブ効かせた トスカーナ風…… これも旨いんだよ…………」 「料理って…… けっこう大変なんですね…………」 「そんな大したこと無いさ…… さあ 食べよう…………」 TO BE COMUGIKO
「え?! 酒森先輩どーしたんスか?? 制服着てる酒森先輩見るの初めてなんスけど??!!」 制服?! 「今から本社へ赴かなきゃなんなくて…」 寒くないの?真冬だよ?? 「ええっっ?! 酒森先輩 何殺らかしたんスか??!!」 「違うよ むしろ殺るのはこれからだよ… なんか本社で暴れてる奴達が居るから 黙らせて欲しいって……」 「ああ… 彼奴達っスよね… 本社の輩と部長が話してんの聞いたっス…… 彼奴達結構数居るみたいっスけど独りでだいじょーぶっスか?…」 「だいじょーぶ… たいしたこと無い……」 「あ… 酒森先輩……」 「ん?」 「トマトの剪定なら 平ノコより鋏使ったほーが簡単かもっスよ?」 TO…
架空コンビニ(今年もきたよサンタ) 【猫マンガ】『くつしたおるよ。』077
覚えておいでかな。 → 026. 架空コンビニ(クリスマス) → 027. 架空コンビニ(迎春) 1年ぶり。
「鯖戸先輩………… 今度は…… 間違いないと…… 思います………… こないだの模様👇 po-l.hatenablog.com 今度は絶対に…… 間違い無く………… フェニックスです………………」 「酒森…… 残念ながら…… 今回も 普通のドバトだ………… しかも…… こないだのと…… 同じ子だ………… 因みに樹は無花果だよ…… どっちもフェニックスじゃない…………」 TO BE COMUGIKO
+ + + くつしたは 「この鶏肉おいしー」とか 「この魚はシャケかな」とか 思ったりしない。 食べてみて 「あ、これおいしいやつー」 と思うだけ。 だから「何が好き」と 聞かれてもわか
「あ… 鯖戸先輩 おはよう御座います…………」 「ああ…… 酒森…… おはよう…………」 「あれ?…… この女の子は?………… お嬢ちゃんだあれ?」 ………… ………… 「実は… 娘なんだよ……」 「え?! え?え?! 鯖戸先輩子供居たんですかっっ??!!」 「何言ってんだよ…… 私が娘に決まってんだろ?! そっちは母親だよ……」 「ええっっ?? マジですか??!! お母さん若っっ…………」 TO BE COMUGIKO
架空コンビニ(あげぎょざー10) 【猫マンガ】『くつしたおるよ。』075
+ + + ようやく完結 あげぎょざー。 このナゾ料理、 実は昔、実際に 作っていたことが あったのだ。 中学生ぐらいの頃 家で母が餃子を作るのを 手伝っていたとき たまには変わ
架空コンビニ(あげぎょざー9) 【猫マンガ】『くつしたおるよ。』074
+ + + 何かトラブルがあったとき その原因を外に求めがち。 自分に非があったのかも と、まず考えることは 無意識に避けるものです。 これは「良くも悪くも」で、 不測の事態が起こった
「鯖戸先輩………」 「ん?… どした?…」 「私…… 若しかしたら 途轍も無いもの…… 発見…… しちゃったかも…………」 「?」 「あれ…見てください…… あれ……たぶん………… ………… たぶん… フェニックスだと思うんです…………」 「あれ…… 胡桃の木だよ?……」 「ちっ…違いますよっっ…… そっちじゃ無くて…………」 「酒森…… あの鳥なら…… フェニックスじゃない……… どこにでも居る 普通のドバトだ…………」 「?!っっ」 TO BE COMUGIKO
~ 台所で 酒森 ~ 今夜はどうして欲しい? 私……… もう… 随分と 上手くなったんだよ?…… 涙は相変わらず止まらないけれど…… 材料は 薄くスライスした玉葱とローズマリー…… あとは少しのお塩だけ…… 基本は玉葱の重量に対して3%のお塩…… しっかり揉み込んだら保存瓶に詰めて 放置プレイ…… 発酵してガスが出るから蓋は緩めで…… TO BE COMUGIKO
架空コンビニ(あげぎょざー8) 【猫マンガ】『くつしたおるよ。』073
+ + + 漏れまくってる あげぎょざー情報。 収拾つかない事態は いかに!? + + + 次回も おたのしみに。 バックナンバー - - - - - - - -
~ 職場で 鯖戸 ~ あの…… マグロの相手って…… やっぱり…… 嫌ですか?…… そりゃ…… つまんないし…… 疲れるから……ね………… でも…… 偶にだけど例外も在るし…… 私が惹かれた女性のパーツ - 証券会社で働いて居ます (hatenablog.com) でもさ…… これが私の仕事なんだから…… 仕方無いって…… 割り切るしか無いんだよ………… そりゃ…… 小魚のほーが楽に決まってるけどさ…… TO BE COMUGIKO
~ クラスメイト ~ あれ? あ~ 久し振り~ ねえ…… 私のこと… 覚えてる?…… ええ~? ショック~ 私達…… けっこう仲良かった…… かもよ?………… TO BE COMUGIKO
あなたの笑顔が見たいから……… 私は…………… 私はいつも 殺します……………… 「鯖戸… どうだ?」 「子供が……… 子供が居ます…………」 「ああ………」 「子供も……… 子供も…殺すんですか?……………」 「ああ………」 「…………」 「…… 鯖戸……… お前が殺らないなら 他のやつが殺ることになる……… お前が殺ろうが殺るまいが そいつらの運命は変わらない…………」 「はい………」 「鯖戸……… お前なら苦しめずに殺れるだろ?」 「………… はい……………」 「…… お前が切った奴らの顔………… …………安らかだよな…………」 「……………」 「そいつらはきっと お前に切られたことすら…