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【酒屋が選ぶ焼酎大賞】は「本屋大賞」と肩を並べられる人気を集められるか 期待しまっす!
< 酒も本も 昔からの名作っていうものがあって 共通している部分は大きい けれど > いつもの焼酎バーで、カウンターに座るなり、女将さんがニコニコ顔で一升瓶を持って隣りに立ちました。 「これ、仕入れましたよ」 ま、何回か、そゆこともあったんですけど、それは、その時以前に話題にのぼった銘柄の場合なわけですよね。でなければ「これ」で通じるはずもないんですけど、その時、女将さんが持ってきた一升瓶は、見たことのない銘柄でした。 GLOWっていう、なんとも今っぽいラベル。 「知ってるでしょ?」いや、全く知りません。 「あら、知らないの? あれよ、焼酎大賞の芋部門で大賞を取ったの」ええっ!? 焼酎大賞? …
【ウイスキーの錬水術師たち】その2 『麦汁発酵』 微生物を働かせる
<2016年ノーベル生理学・医学賞受賞 大隅良典博士が解明したオートファジーとウイスキーの関係> 「その1 モルト」からの続きです。 二条大麦の“モルト”をこしらえた錬水術師たちは、ウイスキーに向けてどんどん作業を進めていきます。 仮死状態のモルトを、粗く粉砕して、温水に浸します。 ここで目覚めさせられたモルトは、自分自身の酵素によって、自分自身のデンプン分解を本格的に始めます。 刈り取られて、眠らされて、無理矢理起こされて、また仮死状態にされて、育て育て、です。しかも育つのは疑似的に。粉砕されていては、自分自身は成長できませんよ。 二条大麦、大変です。 このモルト自身のデンプン分解作用を“糖…