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舞台はメキシコ。有能な弁護士リタは今日も被告に勝訴をもたらした:妻を殺した暴力夫に無罪判決。勝ったのにリタは全然うれしくない。最近は、正義のためではなく犯罪者をシロにするための弁護ばかりだ。うんざりしてトイレに入ったリタに、新しい仕事を提案する謎めいた電話。待ち合わせ場所に行ったリタは頭から袋をかぶせられバンでどこかへ連れていかれた。目隠しを取ると、目の前に有名な麻薬カルテルのボスが座っている。「...
「俺たちはフランス人、ここは俺たちの国だ、お前のようなアラブ野郎は出ていけ!」アン/Ain県の町で、チュニジア人男性が若い男2人に頭部を滅多打ちにされた。7月1日、国民議会総選挙第一回投票で極右RNが1位についた日のこと。犯人の2人(25歳)にすぐ懲役3年の刑が下った(ホッ!)アヴィニヨンでは、コートジボワール人の見習いがいるパン屋の壁に火がつけられ、「黒野郎!」「出ていけ!」の落書き。別のレストランの壁...
極右RNは単独過半数を取らないどころか、3位に落ちた。既に首相になったつもりだったジョルダン・バルデラは(がっかりすると垂れ目になるらしい)「これはマクロンらの陰謀だ。自分たちは被害者だ」photo: France BleuRNは被害者面するのが得意だ。裁判沙汰になる度に支持を増やすトランプに似ている。RNの失墜の理由は、第一次投票と決選投票間の1週間に、移民が殴られる、移民が働く店に差別的落書き、ポスターを貼っていた与...
「国民議会解散、総選挙」とマクロンが宣言したときから、ロシアのウクライナ侵攻も中東戦争もフランスのニュースから消え、総選挙一色。週末には「ファシズム反対」「民主主義の危機!」の極右反対デモがフランス各地で行われ、警察発表25万人、労組発表64万人。2002年、シラクVSルペンの大統領選2次投票前の極右反対デモは130万人を集めたことを思うと、反対派は激減している。当時の極右党首ジャン=マリー・ルペンと比べると...
日曜日、ヨーロッパ議会選挙の結果、マクロン大統領のルネッサンスの候補者(14.60%)を大きく引き離して、極右RN(国民連合)のジョルダン・バルデラが圧勝(31.37%)。photo: La Tribune開票速報の直後にマクロンが「(選挙結果を見て)何事もなかったようには振舞えない」ので「国民議会解散、総選挙!」と叫ぶ。うんと好意的に言えば「勇気ある」、客観的に言えば「めちゃくちゃ」「自殺行為」の決断。しかも第一次選挙6月3...
年金改革でエマニュエル・マクロン支持が落下し、野党連合NUPESは、チンピラのようなヤジや暴言で国会を混乱させ評判を落とした。それを傍観し、時々まともな発言(「マクロンは象牙の塔に篭り、国民の声を聞かない」「49.3の連発は民主主義の危機」…)をしていたマリーヌ・ルペンが一気に点数を稼いだ。先週のアンケートで「1週間後に大統領選を行えば」第一回投票でルペンは31%獲得。与党のエドゥアール・フィリップ28%、急進...