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息子が生まれてからの物語111話目。 前回の続き。 『息子の誕生』←ここからスタートしてます。 2015年3月。 12年間通った特別支援学校での 小学部、中学部につづき高等部での 最後の卒業式。 この日は心に残る1日になった。 私から見ると 息子はとってもかわいくて、 同時に私の人生を導いてくれた 師匠のような存在でもある。 息子といると 息子が何もしていなくても 自然と笑顔になり、 心が安らぎ、癒されていく。 息子は 気道が塞がり呼吸できなかったり、 度重なる苦しい気管の手術を受け、 声を発することもできず、 数々の試練を乗り越えてきた。 そして、 物欲も承認欲求もなく、 いわゆるエゴ(利己…
息子が生まれてからの物語112話目。 前回の続き。 『息子の誕生』←ここからスタートしてます。 前回の続きなので、 お読みでない方は必ずお読みください。 特別支援学校高等部の卒業式を終え、 教室での時間も終え、 いよいよ、みんな校庭に出て最後のお別れ。 息子は声も出せないし、 自分から他の人に働きかけることも ほとんどない。 家族で卒業記念写真を撮って 終わりだと思っていた。 だが、 「しょうちゃん」 「しょうちゃん」 と同級生のお友達の何人もが 息子に声を掛かてくる。 「しょうちゃん、 一緒に写真撮ろう」 特別支援学校は 何らかの障がいのある子ばかりだが、 息子と比べると ほとんど普通の子と…