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今回は「親知らずは生えてきたら抜いた方がいいの?」についてお話しします上のイラストを見ていただくと親知らずが手前の歯に向かって横に向いて生えてきていますそして歯の頭の部分は歯茎が歯と完全にくっついていないので一部だけ顔を出した状態だと歯の周囲にポケットができてしまい歯周病になってしまうのですでは下のイラストだと親知らずが出てきていないので放置していても大丈夫なのでしょうか?このまま何も起きない患者さんもいるのですが、一生問題が起きないとも言い切れませんというのは高齢化して歯周病になってくると歯肉や顎の骨が痩せてきて親知らずが将来露出してくる可能性があるからです前回、高齢になってきてから親知らずに問題を生じている患者さんのお話をしましたが、まさにそのパターンが実際多いのですもちろん何も起きず一生を終える患者...親知らず問題(5)
歯の噛み合わせ問題についての最終回となりますここまで噛み合わせの大切さについてお話ししました噛み合わせがうまくいっていないと歯が失われていくことは理解していただけたと思いますがテレビのコマーシャルでは虫歯と歯周病の話しか話題にしませんそれは歯磨き粉やデンタルリンスでは噛み合わせを治すことができないからです歯を失う大きな原因である噛み合わせを正常化させることは歯を守ることにおいて大きな意味を持ちますそれを意識できるかどうかが皆さんの歯の寿命に直結していきます歯の噛み合わせ問題(8)
最初の記事にあった奥歯の噛み合わせが悪いと歯が失われてしまうという話に戻りますがでは歯が失われたところはどうやって治すのが一番いいのでしょうか?噛み合わせの力を受ける歯の本数を増やすことがそれぞれの歯の負担を減らすことになりますから第一選択はインプラントになりますインプラントがいいとか悪いとか色々意見がありますが、残っている歯の負担を減らすと言うことに話を絞ればブリッジや入れ歯が残っている歯に負担をかけてしまう以上、インプラントが最適となりますただ、ここで気をつけないといけないのは歯を失った原因が噛み合わせにある場合、そこにインプラントを入れたとしてもインプラントも失敗してしまう可能性がありますインプラント治療が全てを解決するわけではなく、噛み合わせを正常化させた上で治療を行えばインプラントも長持ちします...歯の噛み合わせ問題(7)
噛み合わせが悪いと負担がかかった歯が壊れることは今までのお話で理解していただいたと思いますただ、この噛み合わせというのは脳からの指令で顎の筋肉を動かしているのですがその肝心の脳に異常が出て噛み合わせの力のコントロールができなくなる場合はありますそれが「はぎしり」「食いしばり」と呼ばれるものですこればかりは噛み合わせが悪いわけではないので歯科医師にできることは歯を守るためのプロテクターを患者さんに装着してもらうことになりますこれが、身代わり地蔵ならぬ身代わりマウスピースですこれはどこの歯医者でも作ってもらえるのでマウスピースを身代わりにして歯を守りましょう歯の噛み合わせ問題(6)
前回、歯の詰め物の治し方で歯の寿命が変わるというお話をしましがでは被せ物ではどうなのでしょう?最近、レジン樹脂を歯に詰めるのではなく被せ物を作る場合はレジンブロックから削り出して作るCADCAMといった技術が開発され保険適応されたため、安く白い歯が入ると人気です前回までの話を読まれた方はもうお気づきだと思いますが、そうですやはり削れてしまうのです以前から入れ歯に使う硬質レジンという人工の歯はかなり硬いにも関わらず何年かすると削れてしまい噛み合わせが変わってしまうので長持ちさせるためにセラミックや金属の歯を入れ歯に入れることもしばしばありましたこれから何年も使っていくご自分の歯ですからどういった治療方法を選ぶのかかかりつけの歯科医師の先生とよく相談してから治すようにしましょう歯の噛み合わせ問題(5)
歯を失う主な原因は虫歯、歯周病、咬合性外傷の3つです実際には歯周病で歯を失うことが1番、虫歯が2番目ですじゃあ最後の咬合性外傷ってなんでしょう?あまり聞いたことないですよね咬む力によって歯が壊れることを咬合性外傷と言いますそんなんで歯が壊れるの?と思っている方が多いと思いますが歯周病がある場合、咬む力が集中するところからグラグラしてきます虫歯で神経を取り除いた歯も咬む力が集中すると折れて抜歯になります要するに歯周病でも虫歯でも最後は咬む力でとどめをさされて抜歯になるのです当然、歯並びが悪かったり、歯がない部分があったり、歯軋りや食いしばりがあるとその傾向は顕著ですただ、テレビのCMやネットでは虫歯、歯周病の話ばかりで噛み合わせについてはあまり取り上げられません歯磨き粉やデンタルリンスでは噛み合わせは予防で...すみません咬み合わせについて聞いてください!