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冒険の旅へ出かけよう! 宝の島 続編 第15章 聖なる山へ…76
「何を言ってるの?」 だがどうも…子供たちには、その古典のタイトルは通じなかったようで、呆れた顔で、アベさんを見ている。「何って…やっぱり、知らないのかぁ」フ…
冒険の旅へ出かけよう! 宝の島 続編 第15章 聖なる山へ…75
鍾乳洞という所は、こういうものなのか?裕太は今まで、来たことがなかったから、よくわからない。だけども、テレビで見るような、すごいヤツとは、何かが違う…という…
冒険の旅へ出かけよう! 宝の島 続編 第15章 聖なる山へ…74
「この下は…滝つぼがあるんだってさ!」 ジュンペイに聞こえるようにと、裕太はわざと大きな声で言う。「えっ、ウソだろ?」ようやくジュンペイが、後ずさりをする。と…
冒険の旅へ出かけよう! 宝の島 続編 第15章 聖なる山へ…73
「おい!すべるから、走るなよ」 思わずジュンペイの背中めがけて、裕太が叫ぶ。だがアベさんは涼しい顔をして「さて、落っこちたら、どこにつながっているのかなぁ」裕…
冒険の旅へ出かけよう! 宝の島 続編 第15章 聖なる山へ…72
確かにどこかへ、飛んでいたけれど…あのドローンは、ここには来ていないようだ。それはまるで、異次元の世界のはざまに、迷い込んでしまったみたいだ…そんなマンガの…
冒険の旅へ出かけよう! 宝の島 続編 第15章 聖なる山へ…71
「アベさんは、悪くないです」 裕太はなぜだか、ムキになる。アベさんの後ろで、したり顔をしたジュンペイが、うんうんとうなづく。そのマイペースな顔を見ると、つい裕…
冒険の旅へ出かけよう! 宝の島 続編 第15章 聖なる山へ…70
(たとえば、岸本先生に相談するとか?) そう考えると、ふいに…先生のことを思い出した。(先生…どうしているのかなぁ?)颯太も、元気にしているだろうか?もしも2…
冒険の旅へ出かけよう! 宝の島 続編 第15章 聖なる山へ…69
乳白色の壁に、光を当てたら、それらしく見えるのかもしれないけれど。だけど、それは違うだろう…と裕太は思う。「さすがに、それはわからないなぁ」それ以上は、アベ…
冒険の旅へ出かけよう! 宝の島 続編 第15章 聖なる山へ…68
(なんだ?この洞窟…今までのとは、何か違うぞ) すぐに裕太は気付いた。七色に光る…というよりは、白っぽい石灰岩のようなものが、にょきにょきと生えているのだ。「…
冒険の旅へ出かけよう! 宝の島 続編 第15章 聖なる山へ…67
「アベさんって、この島の人?」 重ねて裕太が聞くのを、ジュンペイは…あまり興味がないのか、「ねぇってば、早く行こうよ」と、裕太の腕を引っ張る。「うん…」鬱陶し…
冒険の旅へ出かけよう! 宝の島 続編 第15章 聖なる山へ…66
「ねぇ~何があるの?金?小判? それとも、財宝?」 今日一番の生き生きとした顔をするジュンペイに、裕太は答えることが出来ない。なぜなら、さっぱり見当もつかない…
冒険の旅へ出かけよう! 宝の島 続編 第15章 聖なる山へ…65
「あれは…なに?」 もしかして、自分たちは…あり得ないことだけれど、同じ夢を見ているのだろうか?そう思い、もう1度、大きく目を見開く。確かにそれは、何かの入り…
冒険の旅へ出かけよう! 宝の島 続編 第15章 聖なる山へ…64
「シッポじゃないのなら、あれは何なんだ?」 妙にドギマギとするジュンペイに対して、少しイラついた声を出す。(一体、どうしたんだ? 何が、あったんだ?」 アベさ…
冒険の旅へ出かけよう! 宝の島 続編 第15章 聖なる山へ…63
「あ~っ!」 意外なことに、それは…石の感触ではなかった。しいていうなら…トカゲのシッポのような?黒ずんだ、固い木の枝をつかんでいるような、ゴムの棒をつかんで…
冒険の旅へ出かけよう! 宝の島 続編 第15章 聖なる山へ…62
「いや、ここだと思うんだけどなぁ」 みんながあきらめて、そこを離れた時、裕太の直感がまだここが怪しい…と告げていた。他に何かないか…と、足元や天井、壁などをく…
冒険の旅へ出かけよう! 宝の島 続編 第15章 聖なる山へ…61
「確か…ドローンが、この辺りで消えたんだよな」 裕太がボソリとつぶやくと、「あっ、そうそう。気が付いてたんだねぇ」アベさんがにこやかな顔で、裕太をかえりみる。…
冒険の旅へ出かけよう! 宝の島 続編 第15章 聖なる山へ…60
すると尾っぽの揺れが、ピタリと止まった。「ほらっ!」アベさんが嬉しそうに、にぃっと笑う。そうすると…竜の目玉がギョロリ…と、裕太たちの方を、確かに向けていた…
冒険の旅へ出かけよう! 宝の島 続編 第15章 聖なる山へ…59
「えっ」 目の錯覚か? やはり…石像じゃあないの?裕太はジュンペイと、目を見合わせる。スッとジュンペイがしゃがみ込むと、ゆっくりと靴紐を直すふりをして、その動…
冒険の旅へ出かけよう! 宝の島 続編 第15章 聖なる山へ…57
(もしかして…この笛を吹いたら、動き出すかも?) 何の根拠もなく、そう思うと…ジュンペイはポケットに入っていた犬笛を口にくわえる。「おい、何をしているんだ?」…
冒険の旅へ出かけよう! 宝の島 続編 第15章 聖なる山へ…56
やたらと嬉しそうな、ジュンペイの鼻歌が聞こえる。(なんだ、アイツ…調子がいいなぁ)裕太はクスリと笑う。それにしても、どこへ連れて行くのだろう?足元に気を付け…
冒険の旅へ出かけよう! 宝の島 続編 第15章 聖なる山へ…55
「ね、そんなことは、もういいじゃあないか。 で、これからどうする?」 飽き性のジュンペイは、裕太をせっつくようにして、そう言う。「うーん」 裕太はもともと、ア…
冒険の旅へ出かけよう! 宝の島 続編 第15章 聖なる山へ…54
「へぇ~」 昔から、性能が違うにしても、そういうものがあった…というのが、裕太にとっては驚きだ。「ドローンは、電波を使うんだろ? 最近は、すごいなぁ~ キラキ…
冒険の旅へ出かけよう! 宝の島 続編 第15章 聖なる山へ…53
裕太は「あのぉ~」と言いにくそうに口をはさむと、「ドローンがいきなり、現れたり消えたりするって、 よくあること?」その瞬間思わず口走っていた。何をいきなり、…
冒険の旅へ出かけよう! 宝の島 続編 第15章 聖なる山へ…52
もしも見ていないのなら…自分たちが見たのは、一体何だったのだろう?裕太はひどく気になる。分かりやすく黙り込む裕太に気が付くと、アベさんはハハッと笑い「安心し…
冒険の旅へ出かけよう! 宝の島 続編 第15章 聖なる山へ…50
「でも…不思議だなぁ~ どこから、来たんだろう?」 いつの間にか、どこかへ消えた、あの謎の生物のことを、裕太は頭を悩ませる。「そりゃあ…何か、大切な用事があっ…
冒険の旅へ出かけよう! 宝の島 続編 第15章 聖なる山へ…49
(なんだ、コイツ…?) 以前にも、同じことがあった?ジュンペイも同様だったようで、そのままの姿勢で、呆然としている。「なんだ?あれは」 どう見ても…あれは、裕…
冒険の旅へ出かけよう! 宝の島 続編 第15章 聖なる山へ…48
そのドローンのスピードには、さすがのジュンペイも、追いつけない。「おい、ちょっと! これは、ボクのだぞ!」 声を荒げて、追い掛け回すけれど…それを操作してい…
冒険の旅へ出かけよう! 宝の島 続編 第15章 聖なる山へ…47
アベさんは、どうしているのだろう?ふと裕太が目で探すと、どうやら竜の像の側で、何かをしているようだ。「ちぇ~っ!頼りにならないなぁ」それでもジュンペイは、悔…
冒険の旅へ出かけよう! 宝の島 続編 第15章 聖なる山へ…46
「いや、これではないんだ」 興味津々に、穴が開きそうなくらい見つめるジュンペイに向かって、アベさんが言う。「実は…」そう言いかけていると、ヒュン!何かが、裕太…
冒険の旅へ出かけよう! 宝の島 続編 第15章 聖なる山へ…45
実をいうと…そんなにすぐに、見つかるとは、裕太も思ってはいなかった。だが、目の前に、何かが見えてくると、つい心がざわついて「あれは、なに?」思わず、前にいる…
冒険の旅へ出かけよう! 宝の島 続編 第15章 聖なる山へ…44
それにしても、思ったよりもきれいな洞窟だ。テレビで見るような、半分石で埋まっているとか、水が溜まっていて、潜らないといけないとか…そんなこともなく、(もしか…
冒険の旅へ出かけよう! 宝の島 続編 第15章 聖なる山へ…43
そこは…時折、行き止まりになったり、二股に分かれていたりして、このままだと、本当に遭難してしまいそうだ。ジュンペイは例によって、アベさんと追いかけっこをする…
冒険の旅へ出かけよう! 宝の島 続編 第15章 聖なる山へ…42
「えっ」 もしかして、あそこもそうなのか?裕太があれこれと、思い出していると「あぁ~あの竜が出たところ?」無邪気な声で、ジュンペイが口をはさむ。「あぁ、そうだ…
冒険の旅へ出かけよう! 宝の島 続編 第15章 聖なる山へ…41
裕太からしてみれば…自分がジュンペイの尻ぬぐいをしている、というつもりでいたのだが…「そうなのかぁ」ただアベさんは、人のよい顔をほころばせて、思いっきり顔を…
冒険の旅へ出かけよう! 宝の島 続編 第15章 聖なる山へ…40
いったん、明るかった場所から、またも洞窟の中に逆戻りだ。(それにしても、この島…どれだけ色々あるのだろう?)半ば呆れて、裕太は口をポカンと開けっ放しのままだ…
冒険の旅へ出かけよう! 宝の島 続編 第15章 聖なる山へ…39
ジュンペイの後ろ姿を見ながら、裕太はあれこれと思いを巡らせる。「おーい、ゆうたぁ!何をしているんだよぉ」 バタバタと足を踏み鳴らすジュンペイを見ると「やぁめ…
冒険の旅へ出かけよう! 宝の島 続編 第15章 聖なる山へ…38
「そんなにはしゃいで… ガッカリしても、知らないゾォ~」 わざと茶化すように、アベさんが言うけれど…それでも何だか、嬉しそうだ。(この人…本当は、いい人なんだ…
冒険の旅へ出かけよう! 宝の島 続編 第15章 聖なる山へ…37
「えっ、なに?七色の石?」 どこどこ? どこにあるの?キョロキョロと落着きなく、辺りを見回すと、ジュンペイはすぐ、アベさんの衣の裾を、ぐいぐいと引っ張る。「ま…
冒険の旅へ出かけよう! 宝の島 続編 第15章 聖なる山へ…36
「おい、もうやめろよ」 たまりかねて、裕太はジュンペイの腕を引っ張る。「まぁ、そうだなぁ~ 確かに、不思議な伝説は、色々聞くけどね」さすがはアベさんだ。ジュン…
冒険の旅へ出かけよう! 宝の島 続編 第15章 聖なる山へ…35
何だか、今ひとつ納得が出来ない裕太なのだけれど、はい、これでおしまい…と言うように、アベさんはクルリと背を向ける。しかたなく、その後をついて行く。だけどもす…
冒険の旅へ出かけよう! 宝の島 続編 第15章 聖なる山へ…34
「さっき持っていた鏡…あれは、儀式に必要な神器だ」 懐から取り出した鏡を、大事そうに見せる。「シンキ?」 それって、なんだ? まじないに使うものなのか?アベさ…
冒険の旅へ出かけよう! 宝の島 続編 第15章 聖なる山へ…33
だがジュンペイは、まだ言い足りないのか、「どうでもよくはない!」裕太に向かって噛みつく。「じゃあ、あれは…どういうこと?」裕太も負けてはいられない…と言い返…
冒険の旅へ出かけよう! 宝の島 続編 第15章 聖なる山へ…32
「はっ?」 そんなの…いるわけがないだろ?そう言って、裕太は笑い飛ばすのだが「やっぱり、わかるか?」アベさんは、否定をする様子もなく、ジュンペイの顔をじぃっと…
冒険の旅へ出かけよう! 宝の島 続編 第15章 聖なる山へ…31
(まさか…そんなことも、読み取ることが出来るのか?) そんなはずはない、と裕太は思い込もうとする。(そうだ、きっとカバンの名前を読んだんだ)そう考えると、少し…
冒険の旅へ出かけよう! 宝の島 続編 第15章 聖なる山へ…30
「何って…いつものお祈りだよ」 それが仕事だからな、と澄ました顔で、アベさんが言う。「あっ、そうかぁ~」あまりにもあっさりと、ジュンペイは引き下がる。本当に、…
冒険の旅へ出かけよう! 宝の島 続編 第15章 聖なる山へ…29
『あれは…何?』 裕太は呆然として、ジュンペイの顔を見る。『なんだろう、ヘビ?』『いや、もっと、でっかかった』 あんなの…見たことがない、と裕太は思う。しいて…
冒険の旅へ出かけよう! 宝の島 続編 第15章 聖なる山へ…28
何もないだろう…と思っていたのだが、その裏手には、まだどこかへ繋がっていて、いつの間にか洞窟の外へと出たようだった。「へぇ~」ここは、どの辺りなのだろう?そ…
冒険の旅へ出かけよう! 宝の島 続編 第15章 聖なる山へ…27
あまりにあっさりと、アベさんがいなくなったので…たちまち2人は、手持ち無沙汰になる。(こんなところに、置いていかれても…)何をしたらいいんだ、と裕太は戸惑う…
冒険の旅へ出かけよう! 宝の島 続編 第15章 聖なる山へ…26
(怪しい…) それがどういうことなのか、今ひとつよくわからないけれど…裕太の直感が、そう教えてくれる。「それは、どこにあるの?この近く?」さらに聞く裕太をチラ…
冒険の旅へ出かけよう! 宝の島 続編 第15章 聖なる山へ…25
「この近くに…向こうの世界につながる、と言われる不思議な穴が あるんだ。 そこを抜けると…知らない場所に出る…と言われているんだよ」 アベさんの言葉に、どこか…