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Bonjour と WS-Discovery|Windows と Debian
ゼロコンフィギュレーションネットワーキング(Zeroconf)|Samba と Avahi の続きになります。 Avahi – ArchWiki の Samba に関して、「サーバーとクライアントの両方で Avahi デーモンを動作させることで、クライアント側のファイルマネージャで自動的にサーバーが認識されます」という説明があります。Windows 標準の DNS-SD(Avahi)では、サービス検出機能が限定されていると考えられます。そこで Avahi の Windows での実...
Samba ログファイルの処理|logrotate service
セキュリティを意識した自宅用 Samba の設定|debian 12 の続きとなります。そのとき /etc/samba/smb.conf に記述した内容には、ログファイル出力に関する項目(5~12行目)があります。 例えば、log file = /var/log/samba/log.%m によって、アクセスしたクライアントごとにログファイルが作成されます。max log size = 1000 で各ログの最大サイズは、1000 KB に制限されています。 /var/log/samba/ ディレクトリーに作成さ...
セキュリティを意識した自宅用 Samba の設定|debian 12
Samba は、小規模なスタンドアロン構成とします。想定しているのは、Active Directory はなく、レガシーな Windows(Windows 8.1、Windows 7 など)からのアクセスはない、という環境です。なお、Samba 導入のための Avahi(mDNS)インストール が前提です。 セキュリティの向上のため、下記とします。 非推奨の NetBIOS を不使用(nmbd は不要) ホスト(サーバー)名解決に Avahi(mDNS)導入 SMBv1 を無効...
Samba 導入のための Avahi(mDNS)インストール
debian 12 に Samba をインストールするにあたり、Avahi をインストールしました。ここでの Samba は、小規模グループ用(おもに家庭用)のスタンドアロン構成です。Samba の導入ついては後回しにして、さきに Avahi の導入を進めます。 Avahi は、ローカルネットワークにおけるサービスの検出と名前解決を自動化するシステムです。Samba と連携することで、ネットワーク上の Samba サーバーのファイル共有を容易にします。 ...
debian 12 のブート時のエラーを次のコマンドで journalctl -p err -b --no-pager をみると、下記のエラーがログに記録されています。enp2s0 は、このシステムで使用しているネットワークインターフェース名です。 ntpd[603]: IO: bind(23) AF_INET6 240d:f:514:3100:82ce:62ff:feef:f6cd#123 flags 0x1 failed: Cannot assign requested address ntpd[603]: IO: unable to create socket on enp2s0 (6) for 240d:f:5...
コンソールに下記のエラーメッセージが表示されます。 ACPI BIOS Error (bug): Could not resolve symbol [\_SB.PCI0.PEG0.PEGP.PWAK.HDAE], AE_NOT_FOUND (20240827/psargs-332) ACPI Error: Aborting method \_SB.PCI0.PEG0.PEGP.PWAK due to previous error (AE_NOT_FOUND) (20240827/psparse-529) ACPI Error: Aborting method \_WAK due to previous error (AE_NOT_FOUND) (20240827/psparse-529) debian 12 ...
debian 12 を HP Slimline 270-p015jp にインストールして操作しています。デスクトップ環境(GUI)をもたないシステムです。 過去の投稿、failed to load rtl_bt/rtl8723b_config.bin|debian 12 を見直し、解決法を少し変えた内容です。 以下のコマンドすべては、管理者権限での操作になります。 journalctl -p err --no-pager でざっとみると、rtl8723 関連のエラーがでています。 bluetooth hci0: firmware: fa...
過去の投稿 Wake On LAN 設定メモ|Debian ネットワーク で、WoL マジックパケットを受信を可能にする設定方法として、systemd-networkd の 「.link」ファイルを使いました。 しかし、hibernate 有効化手順|debian 12 で紹介した initramfs の更新を行うと、ネットワークに不具合が生じました。具体的には、ネットワークインターフェース名が enp2s0 から eth0 に変わり、停止(down)した状態になりました。この変更された名...
suspend-then-hibernate 有効化|debian 12
デスクトップ環境をもたない debian 12(HW は HP Slimline 270-p015jp)で hibernate mode を有効にする設定は、hibernate 有効化手順|debian 12 に投稿しました。 しかし、hibernate を有効にしたことは、suspend-then-hibernate を実現するという目的の途中経過でした。hibernate mode が有効化できれば、suspend-then-hibernate 有効化への設定は比較的容易です。 有効化前の確認 systemctl status systemd-suspend-...
debian 12 をデスクトップ PC(HP Slimline 270-p015jp)にインストールしました。GUI 環境はありません。debian のインストールにおいて「Software selection」という最後のステップでは、SSH server と standard system utilities だけを選択しました。 この状態で、suspend コマンドは有効ですが、hibernate は使えません。 次のコマンドで状況を知ることができます。 systemctl list-unit-files --type=target grep...
Zoom インストール後、Mozc に戻す|Q4OS(Linux)
Linux 向け Zoom Workplace を Q4OS にインストールしたときに戸惑ったことがあります。意図しない IBus 入力環境に変更されていました。 Q4OS のインストールにあたっては、基本的な Basic を選択してインストールを進めると、日本語入力環境として Mozc(fcitx5-mozc)が設定されています。 ところが、Zoom をインストールすると ibus も同時にインストールされ、入力環境が ibus 優先に変わってしまいます。その前後の様...
debian サーバーにクライアントからのアクセスが一定時間なかった場合に停止(shutdown や suspend)させる仕組みをつくります。自宅内のサーバーなので、24時間運用の必要性は無いため、電気代節約を優先します。 ネットワークインターフェース(enp2s0)のトラフィックを10分間監視し、受信と送信がある閾値(例:1KB/s)以下のときに debian サーバーをシャットダウンするスクリプトです。 ファイルは、/usr/local/bin/au...
Wake On LAN 設定メモ|マジックパケット受信の確認
前回の投稿で WoL マジックパケット送信を説明しました。それを受信するのは debian システムです。受け取れるかどうかの確認をします。 tcpdump を使います(debian システムにインストールされているかを事前に確認してください)。debian システムのネットワークインターフェースデバイスは enp2s0 としています。 実施した操作手順を示します。 1.debian 側で下記のいずれかのコマンドを発行し、そのまま待機します...
Wake On LAN 設定メモ|Windows マジックパケット送信
Windows から WoL パケットを送信する PowerShell 用のスクリプトとして、「Send-WoL-ByHost.ps1」を作成しました(ChatGPT 使用)。あらかじめ、WoL パケット送信先の MAC Address を登録しておき、ホスト名を引数として指定するようにします。これで送信するたびに MAC Address を指定しなくて済みます。また、WoL パケットの送信先が複数あっても指定できるようになっています。 コマンドの使い方は例えば、 .\Send-WoL-B...
Wake On LAN 設定メモ|セキュリティソフト(ファイアウォール)の確認
WoLマジックパケット送信のセキュリティ設定について LAN 内のデバイス(Windows)から、debian(ファイルサーバー構築中)に WoL マジックパケット送信するときの検討事項です。LAN 内の他のネットワークデバイス(スイッチングハブやルーターなど)のチェックも必要になることがあります。 自宅のいまの環境では、ルータ-(ONU に内蔵)側の設定は不要でした。ルーターのマニュアルを見ても WoL に関する記述はなく、ブロ...
RPM、DPKG、YUM、APTは、いずれもLinuxのパッケージ管理システムであり、Linux上のソフトウェアをインストール、アップデート、アンインストールするためのツールです。これらにはそれぞれ異なる役割と特徴があります。 ### 1. RPMとDPKG **RPM**と**DPKG**は、どちらもパッケージそのものを管理するための低レベルなツールで、パッケージファイルを直接扱います。 - **RPM (Red Hat Package Manager)** - Red Hat系…
Wake On LAN 設定メモ|Debian ネットワーク
Wake On LAN 設定メモ|BIOS/UEFI の続きです。ファイルサーバーとして考えているシステムのネットワークを WoL マジックパケットを受信できるように構成します。 ネットワークインターフェースは有線の「enp2s0」を使用します。基本的な固定アドレス設定方法は、Systemd-Networkd を使った IPv4 固定アドレス設定|debian 12 (bookworm) にあります。 後々の操作に便利なので、ethtool パッケージをインストールしました。e...
Debian(Minimal Server)をインストールした自宅用のファイルサーバー構築を試しています。家庭内デバイス間のファイル共有が主な用途になります。現状、24時間の運用(稼働)は必要ではありません。 今日の物価高騰を考えたとき、ずっと電源オンの状態にして電力を消費するのは「もったいない」と感じてしまいます。 サーバーとしての本来の使い方から外れますが、一定時間のアクセスがないときは動作を停止させることにし...
rtl8723be AER: Error of this Agent is reported first|debian 12
Systemd [1]: Failed to start systemd-journald.service - Journal Service の続きになります。Wi-Fi ネットワークインターフェース(wlp3s0)を設定したら、標記のエラーメッセージ、そしてもう一つ pcieport AER: Error of this Agent is reported first がターミナルに表示され続けます。 AER(Advanced Error Reporting)は、PCIe(Peripheral Component Interconnect Express)デバイスのエラーイベントを通知する...
Systemd [1]: Failed to start systemd-journald.service - Journal Service
debian bookworm (12.9) を HP Slimline 270-p015j にインストールしてサーバー(Minimal Server)としての使用を試しています。 Wi-Fi ネットワークインターフェース(wlp3s0)を有効にしたら、コンソールターミナルに下記のエラーメッセージが出現するようになりました。 rtl8723be AER: Error of this Agent is reported first Systemd [1]: Failed to start systemd-journald.service - Journal Service p...
Systemd-Networkd を使った IPv4 固定アドレス設定|debian 12 (bookworm)
通常、IP アドレスを固定化するときは、/etc/network/interfaces ファイルを編集します。過去、私もそのように行っていましたが、最近は、SystemdNetworkd - Debian Wiki にある方法を使っています(LinkStation LS410D の改造|debian 化(3) で紹介しました)。 いま HP Slimline 270-p015jp に debian 12.9 をインストールしサーバー化を試しています。そこで行った固定アドレス化をメモとして残します。 最初は、有線ネ...
failed to load rtl_bt/rtl8723b_config.bin|debian 12
debian bookworm (12.9) を hp slimline 270-p015j にインストールしました。デスクトップタイプではなく、サーバー(Minimal Server)としての使用目的ですから、インストールの最後のステップで、「SSH server」と「standard system utilities」だけを選択しました。 イーサネットワークインターフェースの enp2s0(有線)を固定 IPv4 アドレスに設定したあと、再起動したら表題のエラーメッセージがコンソールに表示され...
Proxmox VE|Failed to start systemd-modules-load.service
前回の投稿 Proxmox VE|Rescue Boot の続きになります。 Proxmox VE(PVE)8.3.2 にアップデートしたら、起動時に下記のエラーがコンソールに表示されるようになりました。 Failed to start systemd-modules-load.service Failed to start nvidia-persistenced.service 行った対処を残します。失敗しながら何度かやりなおしした結果のメモです。従って、無駄な箇所があると思います。 # NVIDIAパッケージを削除 ...
Proxmox VE (PVE) の Web コンソールにログインしたら、アップデート情報が表示されました。v8.2.7 から v8.3.2 へのアップデートです。 あまり注意を払わずにそのままアップデートし、再起動したら コンソールに赤字のエラーが表示されました。 journalctl –b –p err --no-pager で調べてみたら、 systemd-modules-load[384]: Error running install command 'modprobe nvidia-modeset ; modprobe -i nvidia-curr...
LS410D改 Debian Bookworm 化|LED 制御のまとめ
前回につづいて「LED 点灯/消灯」のシェルスクリプトを systemd サービスで起動することを行います。 シェルスクリプト名は、temp-led として、/usr/local/bin/ に配置します。モードを下記の通り設定します。 chmod 700 temp-led 前回の temp-fan とは異なり、スクリプトの起動のたびに新しいログファイルは生成しません。警告温度や危険温度になったら、一つのログファイル(/var/log/temp-led.log)に情報を追記してい...
LS410D改 Debian Bookworm 化|ファン制御のまとめ
これまで、ファンコントロールと LED 点灯/消灯については、 LS410D改 Debian Bookworm 化|温度閾値による LED の点灯/消灯 LS410D改 Debian Bookworm 化|過度のファン速度変化を防止 で、紹介しました。 ここからは、これらを systemd サービスとして起動させることを考えます。 シェルスクリプトは「ファンコントロール」と「LED 点灯/消灯」を統一しないで、2つのスクリプトとして起動させます。2つのシェル...
LS410D改 Debian Bookworm 化|温度閾値による LED の点灯/消灯
過去の投稿に誤りがあったので、改めて LED 点灯/消灯のコードを考えてみました。ある設定温度以上になったら赤色 LED やオレンジ色 LED を「点滅」させることを目指したのですが、複雑になってしまいます。「点滅」ではなく「点灯」にすることで、シェルスクリプトでの作成が容易になりました。 下記の動作(機能)になります。 ■60秒間隔で、温度、ファン状態、ファン速度、ターゲットファン速度を測定 ■温度が60℃以上...
LS410D改 Debian Bookworm 化|過度のファン速度変化を防止
過去の投稿で、非常に単純な温度コントロールのスクリプトを紹介しました。下記の2投稿です。 LS410D 改造 Debian Bookworm 化|ファンコントロールのシェルスクリプト 50℃以上:4,500 rpm 50℃未満:3,600 rpm LS410D改 Debian Bookworm 化|ファンと LED コントロールのスクリプト 55℃以上: 4,500 rpm 51℃以上~55℃未満:3,600 rpm 51℃未満:2,050 rpm 上記のような単純なファンコ...
LS410D改 Debian Bookworm 化|電源 SW モニター用 systemd サービス
LS410D改 Debian Bookworm 化|電源スイッチ OFF 機能 で作成したシェルスクリプトを自動起動させるサービスです。これも簡単に紹介します。 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 [Unit]Description=Power Switch Monitor ServiceAfter=network.target[Service]Type=simpleExecStart=/usr/local/bin/pwr...
LS410D改 Debian Bookworm 化|電源スイッチ OFF 機能
LS410D の背面には、物理的なスライドスイッチがついています。Debian Bookworm 化すると、電源 ON はできるのですが、スイッチを OFF の位置にスライドしても反応がありません。 それで、SSH ログインしてルート権限になり、「poweroff」コマンドで電源を切る操作を行っていました。これは面倒です。 途中の調査段階は飛ばして、必要なことだけのメモにします。 evtest コマンドを使います。このコマンドは入力デバイス...
Ubuntuにアプリをインストールしたかったのですが、 サイトにAppImageというファイル形式しかなかったので ネットを調べて、AppImageLauncherというのを 入れるとあったので、入れたのですが、 起動しないんですね。 腹が立ったのでAppImageLauncherを削除して また、ネットを調べていくと、 FUSE2というのをインストールして、 AppImageを実行可にすれば、 ダブルクリックで実行できるらしいので やったところ実行...
LS410D改 Debian Bookworm 化|ファンと LED コントロールのスクリプト
ファンと LED のコントロールについて、 LS410D 改造 Debian Bookworm 化|ファンコントロールのシェルスクリプト LS410D 改造 Debian Bookworm 化|LED コントロール のシェルスクリプトを作成しました。今回は、そのなかのコントロールの箇所を統合します。 ここでのファン制御は、基準温度をもとにした単純な回転数の切り替えです。 55℃以上: 4,500 rpm 51℃以上~55℃未満:3,600 rpm 51℃...
LS410D 改造 Debian Bookworm 化|LED コントロール
LS410D には、LED が2個ついています。このうち上部の LED には、白色のほかに赤色とオレンジ色の LED を点灯させることができます。温度を監視して、ある温度に達したら警告などを示すことに利用できそうです。 赤色 LED の状態は下記で調べられます。 cat /sys/class/leds/led:power:red/brightness オレンジ色 LED の状態なら下記で調べます。 cat /sys/class/leds/led:power:orange/brightness 値が「0」ゼロで...
LS410D 改造 Debian Bookworm 化|W: Possible missing firmware
ファンコントロールの話題から離れた投稿(単なるメモ)になります。 apt upgrade -y を行ったとき、 W: Possible missing firmware /lib/firmware/imx/sdma/sdma-imx7d.bin for built-in driver imx_sdma W: Possible missing firmware /lib/firmware/imx/sdma/sdma-imx6q.bin for built-in driver imx_sdma という、警告メッセージがでました。 sdma-imx7d.bin と sdma-imx6q.bin は、LS410D に搭載されてい...
設定ファイル無しからRaspberry PiのソフトウェアRAIDを再構築
Raspberry Pi 3B+に4本のUSBストレージで構成されたソフトウェアRAIDアレイを、まっさらなRaspberry Pi OS (bookworm)上で元通りに再構築します。
LS410D 改造 Debian Bookworm 化|ファンコントロールのシェルスクリプト
前回の温度監視のシェルスクリプトの投稿から少し時間がたってしまいました。もっと効率の良いスクリプトや方法があるかと思いますが、とりあえず機能するシェルスクリプトです。 前回の計測結果から、50℃を境にして、ファンの回転数を上下させます。前回のシェルスクリプトをもとに Anthropic Claude にコード生成を依頼し修正を加えました。 主要な箇所の動作をまとめます。 行 内容、...
bookworm時代のRaspberry Pi OSヘッドレス初回設定
Raspberry Pi 3 B+のシステム用に、今時の Raspberry Pi OS ( bookworm ベース) をセットアップ。Raspbianと呼称されていた頃とはだいぶ異なる要領につまづきながら、 ヘッドレス 仕様のシステムを仕上げます。
LS410D 改造 Debian Bookworm 化|温度監視のシェルスクリプト
前回の LinkStation LS410D(NAS)の改造|ファンコントロール でわかったことをもとに、ファン回転数と温度の関係を調べます。ファンの冷却能力はどの程度なんでしょうか? その目的で、ある回転数のときの温度を3分間隔で30分間測定し、ログ(テキスト)ファイルに書き込む単純な構造のシェルスクリプトを作成しました。 13~18行目をもとにして、Anthropic Claude にコードを生成してもらい、手直ししながらの作成ですか...
LinkStation LS410D(NAS)の改造|ファンコントロール
Debian Bookworm 化したままの LS410D では、電源を入れると冷却ファンの音が気になります。温度によって変化しません。多分、マックスの回転数で一定のままです。 システムの温度変化に追従して、ファンの回転数を制御することを目指します。 先ず、ファンの回転数とシステムの温度はモニター(監視、センス)出来るのか? これができなければどうにもこうにも先に進めません。 操作にあたって、コマ...
LinkStation LS410D の改造|MinIO サーバー化
LinkStation LS410D の改造|debian 化(3) の続きです。 LS410D をオブジェクトストレージ MinIO サーバーにする手順です。MinIO の手順については、何回か投稿しています。その中から二つご紹介しておきます。 オブジェクトストレージ MinIO サーバー|NAS 改造 オブジェクトストレージ MinIO サーバー|Rocky Linux 9.4 手順は同じです。同じですが、今回の LS410D に合わせ手抜きしないでここに書いてお...
LinkStation LS410D の改造|debian 化(3)
LinkStation LS410D の改造|debian 化(2) の続きになります。 LS410D のネットワークに関する下記の2設定を行います。 ホスト名の変更 IPv4 アドレスの固定化 インストール直後のホスト名は、「debian」に設定されていますので、これを変更します。また一応、サーバーなので固定アドレスにします。 ホスト名の変更 下記を参考にしましたが、まったく同じ操作ではありません。 How to Change t...
LinkStation LS410D の改造|debian 化(2)
LinkStation LS410D の改造|debian 化(1)の続きです。 Debian Bookworm Installer をコピーした SSD を LS410D に搭載したら、LAN に接続して電源スイッチを ON にします。 白色ランプの点滅が点灯に変わるまで待ちます。白色点灯に変わったら、同一 LAN 上にある他の PC や ONU などで、LS410D の IPv4 アドレスを見つけてください。 たとえば、NetEnum5 などが使えます。窓の杜でも紹介されているソフトです。LS410D...
LinkStation LS410D の改造|debian 化(1)
Buffalo LinkStation LS410D の HDD を SSD に換装したことを、過去に何度か投稿しました。 その中の二つだけをご紹介しておきます。 ファームウェアアップデータを使った LinkStation の HDD/SSD 換装方法(前編)ファームウェアアップデータを使った LinkStation の HDD/SSD 換装方法(後編) このときは、「LinkStation 400 ファームウェアアップデータ」を利用し、LinkStation 本来の機能を失うことなく使うことがで...
ハードウェア情報を調べる|Proxmox VE ホストシステム
いま Proxmox VE(PVE)のホストにしているハードウェアは、もともと VMware ESXi 用に組み立てたデスクトップ PC です。過去の記録をみると、2014年に組み立てています。10年間、、、長~く使用しています。ストレージデバイスは当時のままではありません。入れ替えています。 主な仕様 マザーボード:Intel Desktop Board DH87RL チップセット:Intel H87 CPU:Intel Core i7 4770S メモリ:32GiB (4 x...
Endless OS 6 が 5 月 15 日にリリースされました [1] 。Endless OS は Debian から派生した Linux ディストリビューションですが、他の多くの ディストリビューションと異なり、システムは OSTree で、アプリケーションは ...
Proxmox VE|ストレージの追加(1)のつづきです。 ここでは、/dev/sdb2 を使って、Thinpool を設定する方法です。ノードの名称には、”pxve” を例として使用しています。 ↑ pxve > Disk/LVM-Thin > Create Thinpool と辿り、 ”Create: LVM Thinpool” ダイアログに進む。Disk 項目では /dev/sdb2 が表示されるのでそのまま選択。Name に vm-data と入力。[ Create ]でダイアログを終了 ↑ “Task view...
[Firmware Bug]: TSC_DEADLINE disabled due to Errata|Proxmox/Debian
新たに Proxmox VE 8.1-2 を古い「DH87RL」マザーボードのシステムにインストールしました。起動時のコンソール画面をみると「Firmware Bug」というメッセージが表示されています。Proxmox 自体の動作への影響は不明ですが、対応することにします。 システム起動時のこの表示自体は短時間で消えてしまいますが、下記のコマンドで確認することができます。 dmesg grep microcode この結果、下記が確認できます↓ [Firm...
nmcli radio wifi on のためのサービス|Debian 12
TP-Link Archer T3U 用 netplan YAML ファイル|Debian 12 の続きになります。 前回に書きましたが、Wi-Fi ネットワークデバイスをシステム起動時に「ON」にしないと、Wi-Fi 接続用の wlp3s0 と wlp4s0 ネットワークがアップしません。 システム起動時に、コマンド sudo nmcli radio wifi on を実行するサービス「wifi-on.service」を作成します。場所は、/etc/systemd/system/ になります。 /etc/systemd/system/w...
USB Wi-Fi 子機(TP-Link T3U)ドライバーのインストール|Debian 12 の続きになります。 なお、行き当たりばったりで作業を進めましたので、系統的な説明にはなっていません。悪しからずご了承ください。 ドライバをインストールした TP-Link Archer T3U(以下、T3U と記述)のネットワークデバイス名には、その MAC アドレス(例えば、53:bf:98:79:de:f4)が使われ、判別(視認)しにくい「wlx53bf9879def4」のように...
TP-Link Archer T3U 用 netplan YAML ファイル|Debian 12
netplan インストール|Debian 12 の続きです。 実際に動作している netplan 用の YAML 設定ファイルをほぼそのままアップします。見様見真似で試行錯誤した結果の記述内容です。ですから、もっと適切な記述(設定法)があるかと思います。 この YAML ファイルは、3種のネットワークデバイス(enp2s0、wlp3s0、wlp4s0)について記述しています。 enp2s0 wlp3s0 オンボードの有線 LAN と無線(Wi-Fi 802...