メインカテゴリーを選択しなおす
LS410D改 Debian Bookworm 化|LED 制御のまとめ
前回につづいて「LED 点灯/消灯」のシェルスクリプトを systemd サービスで起動することを行います。 シェルスクリプト名は、temp-led として、/usr/local/bin/ に配置します。モードを下記の通り設定します。 chmod 700 temp-led 前回の temp-fan とは異なり、スクリプトの起動のたびに新しいログファイルは生成しません。警告温度や危険温度になったら、一つのログファイル(/var/log/temp-led.log)に情報を追記してい...
LS410D改 Debian Bookworm 化|温度閾値による LED の点灯/消灯
過去の投稿に誤りがあったので、改めて LED 点灯/消灯のコードを考えてみました。ある設定温度以上になったら赤色 LED やオレンジ色 LED を「点滅」させることを目指したのですが、複雑になってしまいます。「点滅」ではなく「点灯」にすることで、シェルスクリプトでの作成が容易になりました。 下記の動作(機能)になります。 ■60秒間隔で、温度、ファン状態、ファン速度、ターゲットファン速度を測定 ■温度が60℃以上...
LS410D改 Debian Bookworm 化|過度のファン速度変化を防止
過去の投稿で、非常に単純な温度コントロールのスクリプトを紹介しました。下記の2投稿です。 LS410D 改造 Debian Bookworm 化|ファンコントロールのシェルスクリプト 50℃以上:4,500 rpm 50℃未満:3,600 rpm LS410D改 Debian Bookworm 化|ファンと LED コントロールのスクリプト 55℃以上: 4,500 rpm 51℃以上~55℃未満:3,600 rpm 51℃未満:2,050 rpm 上記のような単純なファンコ...
LS410D改 Debian Bookworm 化|電源 SW モニター用 systemd サービス
LS410D改 Debian Bookworm 化|電源スイッチ OFF 機能 で作成したシェルスクリプトを自動起動させるサービスです。これも簡単に紹介します。 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 [Unit]Description=Power Switch Monitor ServiceAfter=network.target[Service]Type=simpleExecStart=/usr/local/bin/pwr...
LS410D改 Debian Bookworm 化|電源スイッチ OFF 機能
LS410D の背面には、物理的なスライドスイッチがついています。Debian Bookworm 化すると、電源 ON はできるのですが、スイッチを OFF の位置にスライドしても反応がありません。 それで、SSH ログインしてルート権限になり、「poweroff」コマンドで電源を切る操作を行っていました。これは面倒です。 途中の調査段階は飛ばして、必要なことだけのメモにします。 evtest コマンドを使います。このコマンドは入力デバイス...
LS410D改 Debian Bookworm 化|ファンと LED コントロールのスクリプト
ファンと LED のコントロールについて、 LS410D 改造 Debian Bookworm 化|ファンコントロールのシェルスクリプト LS410D 改造 Debian Bookworm 化|LED コントロール のシェルスクリプトを作成しました。今回は、そのなかのコントロールの箇所を統合します。 ここでのファン制御は、基準温度をもとにした単純な回転数の切り替えです。 55℃以上: 4,500 rpm 51℃以上~55℃未満:3,600 rpm 51℃...
LS410D 改造 Debian Bookworm 化|LED コントロール
LS410D には、LED が2個ついています。このうち上部の LED には、白色のほかに赤色とオレンジ色の LED を点灯させることができます。温度を監視して、ある温度に達したら警告などを示すことに利用できそうです。 赤色 LED の状態は下記で調べられます。 cat /sys/class/leds/led:power:red/brightness オレンジ色 LED の状態なら下記で調べます。 cat /sys/class/leds/led:power:orange/brightness 値が「0」ゼロで...
LS410D 改造 Debian Bookworm 化|W: Possible missing firmware
ファンコントロールの話題から離れた投稿(単なるメモ)になります。 apt upgrade -y を行ったとき、 W: Possible missing firmware /lib/firmware/imx/sdma/sdma-imx7d.bin for built-in driver imx_sdma W: Possible missing firmware /lib/firmware/imx/sdma/sdma-imx6q.bin for built-in driver imx_sdma という、警告メッセージがでました。 sdma-imx7d.bin と sdma-imx6q.bin は、LS410D に搭載されてい...
LS410D 改造 Debian Bookworm 化|ファンコントロールのシェルスクリプト
前回の温度監視のシェルスクリプトの投稿から少し時間がたってしまいました。もっと効率の良いスクリプトや方法があるかと思いますが、とりあえず機能するシェルスクリプトです。 前回の計測結果から、50℃を境にして、ファンの回転数を上下させます。前回のシェルスクリプトをもとに Anthropic Claude にコード生成を依頼し修正を加えました。 主要な箇所の動作をまとめます。 行 内容、...
LinkStation LS410D(NAS)の改造|ファンコントロール
Debian Bookworm 化したままの LS410D では、電源を入れると冷却ファンの音が気になります。温度によって変化しません。多分、マックスの回転数で一定のままです。 システムの温度変化に追従して、ファンの回転数を制御することを目指します。 先ず、ファンの回転数とシステムの温度はモニター(監視、センス)出来るのか? これができなければどうにもこうにも先に進めません。 操作にあたって、コマ...
LS410D 改造 Debian Bookworm 化|温度監視のシェルスクリプト
前回の LinkStation LS410D(NAS)の改造|ファンコントロール でわかったことをもとに、ファン回転数と温度の関係を調べます。ファンの冷却能力はどの程度なんでしょうか? その目的で、ある回転数のときの温度を3分間隔で30分間測定し、ログ(テキスト)ファイルに書き込む単純な構造のシェルスクリプトを作成しました。 13~18行目をもとにして、Anthropic Claude にコードを生成してもらい、手直ししながらの作成ですか...
LinkStation LS410D の改造|debian 化(3)
LinkStation LS410D の改造|debian 化(2) の続きになります。 LS410D のネットワークに関する下記の2設定を行います。 ホスト名の変更 IPv4 アドレスの固定化 インストール直後のホスト名は、「debian」に設定されていますので、これを変更します。また一応、サーバーなので固定アドレスにします。 ホスト名の変更 下記を参考にしましたが、まったく同じ操作ではありません。 How to Change t...
LinkStation LS410D の改造|debian 化(2)
LinkStation LS410D の改造|debian 化(1)の続きです。 Debian Bookworm Installer をコピーした SSD を LS410D に搭載したら、LAN に接続して電源スイッチを ON にします。 白色ランプの点滅が点灯に変わるまで待ちます。白色点灯に変わったら、同一 LAN 上にある他の PC や ONU などで、LS410D の IPv4 アドレスを見つけてください。 たとえば、NetEnum5 などが使えます。窓の杜でも紹介されているソフトです。LS410D...
LinkStation LS410D の改造|debian 化(1)
Buffalo LinkStation LS410D の HDD を SSD に換装したことを、過去に何度か投稿しました。 その中の二つだけをご紹介しておきます。 ファームウェアアップデータを使った LinkStation の HDD/SSD 換装方法(前編)ファームウェアアップデータを使った LinkStation の HDD/SSD 換装方法(後編) このときは、「LinkStation 400 ファームウェアアップデータ」を利用し、LinkStation 本来の機能を失うことなく使うことがで...
Failed to start networking.service
タイトルに書いたメッセージがブート時に表示されています。問題のシステムは、Whonix 16 gateway および Whonix 17 gateway です。 ↑ 2行目に赤字の ’FAILED’ が表示 メッセージは、 Failed to start networking.service – Raise network interfaces. ですが、ネットワークは機能しています。ブート時の表示に注意していないと、見逃してしまいます。 メッセージにある「networking.service」というサービ...
Proxmox VE のインプレースアップグレード|7 から 8 へ
Upgrade from 7 to 8 - Proxmox VE を参考にして、バージョン7からバージョン8へのインプレースアップグレード(in-place upgrade)を行ってみました。 事前確認 Promox VE の状態 Proxmox VE に用意されているチェックリストスクリプトを使って確認します。 # pe7to8 または、 # pve7to8 --full で = SUMMARY = TOTAL: 28 PASSED: 23 SKIPPED:&nb...