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三ヶ月程前からルアーのカラーリングで試していることがある。 脊椎動物の目の網膜に含まれる視物質タンパク質オプシン、魚類は4種類の錐体オプシンと1種類の桿体オプシンを持っているだけでなく、それぞれ2種以上のサブタイプを持っている魚種もいるので、2種類の錐体オプシンと1種類の桿体オプシンしか持たない人類と比べると遥かに色覚が優れれているという事は、最近のルアーマンには良く知られた話だろう。 Fig.1 Shoji Fukamachi. Color perception in fish: adaptation to various underwater light conditions日本色彩学会誌…
前回記事でルアーのカラーリングについて想像を膨らますべき事は、ルアーのカラーリング自体がどうこうではなく、どの色がその釣り場の水中で一番コントラストが強い色なのかという事のみなのではないかという私見を書いたが、視覚フィーダーから見たルアーカラーのコントラストに最も作用するであろう水の色(濁り具合)は、釣り場毎は勿論の事、季節や天候、時間、水深によって小さくない振り幅で変化するので、先ずは実際どのカラーリングが普段水辺に立つことが多いポイントでの、朝マズメ〜夕マズメ(夜釣りは殆どしないので)時の最大公約数であるかに絞って考えてみる。 その前に”コントラスト”の整理をしておくと、「色の三属性」H(…