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クランク病を患ったミジェットとカニ目を入れ替え。連休中もミジェットを乗ったのだけれど、このところどうにもエンジンの掛かりが悪い。いくらセル回しても初爆が来る気配がないのである。良い火花、良い混合気、良い圧縮という三原則を繰り返しぶつぶつ呟きながらすっかり濡れてしまったプラグを乾かす。燃料はたっぷり来ているしエアクリーナーも新品に取り替えたし、火花はしっかり飛んでるし何故だろうと考え込む。念のためキーシリンダースイッチも取り替えた。謎なのは2、3時間後にはあっけなく始動できるという事。エンジンがかかってしまえば調子よく走るし圧縮もある。コイルもまだ新しいし電圧もありそうだし、すっかり迷宮入りのよ…
散々ミジェット1500について悪態をついてきたけれど、考えて見れば当時の車は10万キロを超えたら寿命と言われていた時代である。当時のイギリスの労働意欲が低下した”英国病”の時代の工業製品が10万キロを超えてクルマの寿命を見事に全うしたという事は賞賛すべきことなのかもしれない。もちろんこれは彼の人生の後半1/3をボクがしっかりオイル管理等をキチンとやってきたという事もあるだろうけれど。色んなトラブルもあったけれど何とか対処してきて、やっと絶好調になったと思ったら今度はメタルを打ち出したという老体車あるある事象。なんだよ腰下のOHだけで何を躊躇しているのだと思われるかもしれないけれど、実はクランク…
エンジンが危機的状況のミジェット1500。このトライアンフFPエンジンは回らないし壊れると昔からとにかく評判が悪かったのはこういうことなのかと実際に体験してみて理解した。クランク周りのトラブルがあまりに多かったので本国ではスピットファイアのほぼ同じFMエンジンに載せ替える車も少なくないという。いや、このエンジンはまったく同じだと思ったけれど僅かに違いがあるらしい。まあ本国では部品取り車やエンジンがゴロゴロしているだろうからたまたまその「エンジンの在庫があった」という事であろうと考えてみる。日本でも同じようにミジェットの解体車や部品取り車が多くあった。1ドル360円時代のミジェットMK3に比べ、…
来るべき時が来た。先月末にエンジンオイルを交換したミジェット。ほんの少し柔らかめのオイルを入れたのだけれど、そのせいなのかメタル打音が激しくなってきた。以前は僅かになんとなく聞こえる程度で警戒はしていたけれど、これだけ音がはっきり出るとかなりヤバい気がする。固いオイルでなんとか持ちこたえていたのだろうか。まあおそらく一度も開けてないだろう46年前のエンジンだし、ボクが使いだしてからでさえかなり距離を走っているわけなのでトドメを差したのかもしれない。とはいえこれくらいならまだ乗れるとは思うけれど高速道路でブローするのだけは避けたい。症状として、音は冷間時は出ずに暖まって油圧が下がってから打音が出…