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『A Real Pain』というタイトルを見て一瞬「本物のパン?」と思った人は、わたしだけではないと思うけど、わたしだけ?real pain、文字通り訳せば“真の痛み”、でも“厄介者”という意味もあるそうだ。「今、トランプについている形容詞のひとつ」とアメリカ人の友達が教えてくれた。ユダヤ系アメリカ人のデヴィッドとベンジーは従兄同士。最愛のおばあちゃんが亡くなり2人は久しぶりに再会する。そしておばあちゃんの故郷ポーランド...
どの民族・国家にも選民思想は多少なりともあるでしょう。日本人だって程度はどうあれ持っている事でしょう。「神の国」とか「神に祝福された民」、「選ばれし民族」のように、自国、自分の民族のことを「特別」だと誇りに思うのです。自らの民族に誇りを持つことは悪いこととは言えないでしょうけれど、それが極端になると排他的になり、他の民族に対する尊厳が無くなり、場合によっては他の民族のことは蹂躙しても構わないとい...
第二次大戦中の1942年7月16~17日、ナチスの占領下のフランスで行われたユダヤ人大量検挙、Rafle du Vélodrome d’Hiver 略して Rafle du Vel d’Hiv、ヴェル・ディヴ事件。フランス警察、憲兵が行ったユダヤ人狩りのことで、1万3000人(うち子供4000人、女性6000人)が検挙され、パリ15区にあった冬季自転車競技場に閉じ込められた。夏の炎天下、食料は与えられず水飲み場は1か所、トイレも殆どない。人間の尊厳などみじんもない...