工業簿記2級(12)個別原価計算2-3
問題9-9 問題9-8同様に、原価計算表にメモ書きをすれば、何とか解けるかと思います。 材料消費が、単価を平均法で求めることと№504の直接材料費を差額で求める必要があります。 280×1,000+305×4,000の平均で、単価は300円と求められます。 この場合も、電卓は [AC]で全消去してから 280×1,000=280,000 305×4,000=1,220,000 [GT]1,500,000 ÷5000=300 ×4,250=1,275,000(以下省略) と、途中、一切メモを取らずに、流れるように使う習慣にしておかれると、後々凄い時間短縮になります。 問題9-10 「公式法変動予算」が出て来ましたね。 ここは、差異分析をするための図が自分で描けるようになることが重要です。 先ずは、画像の数字も文字も入っていない図を描いてください。 中央の縦線は右の縦線より高い位置まで描きます。 右の縦軸は基準を示します。 真ん中の縦軸は実際を示します。 (実際金額は多くても少なくても、一番高い位置まで線を引いておきます) 中央の横軸の上部は変動費、下部は固定費を示します。 傾きを示す部分が、それぞれの配賦率になります。 描いた図に、分かっているデータを順に書き込んでいきます。 年間基準操業度が15,000時間ということで、12で割って1,250を基準線の下部に書き込みます。 年間の製造間接費の予算の固定費が4,500,000円ということで、12で割って375,000を固定費部分に書き込みます。 変動費率が200円ということで、変動費の配賦率(上部の傾き)に書き込みます。 当月実際機械稼働時間が1,160時間ということで、実際線の軸の下部に書き込みます。 当月製造間接費の実際発生額が619,000円ということで、実際線の軸の上部に書き込みます。 実際額の上部から変動費線の交わるまでの部分に「ヨ」とメモします。 (予算差異の略) 実際額の下部から固定費線の交わるまでの部分に「ソ」とメモします。 (操業度差異の略) これで、分かっているデータは全て書き込みました。 分析は、どのようにするか? 必ず、下から上、内側から外側を引くということを、先ず覚えてください。(非常に重要) 理屈を考えていると、ただでさえ難しい問題が余計に難しくなるので、スルーしてください。 ご質問があれば、もちろん、お答えします。 操業度差異 固定費が
2023/04/19 00:00