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表題の“アイヌを知るために”をいろいろと読み進めていくと、当然ながら北海道の歴史をよく知らなければならないことがわかります幼少期から学校を卒業するまでの間は、北海道の歴史はたかだか100年ぐらいしかないと思っていたので、歴史の教科書のわずか数ページに関心が湧くはずもなく、日本史に蝦夷という言葉やアイヌが登場してもピンときませんでしたなので、概ね北海道の人は北海道のことをよく知りません。自分だけでなく、友人に「黒田清隆の像が大通り10丁目にあるって知ってる?」と聞いたら「黒田清隆って誰だっけ?」と答えが返ってきます。ということで、今回は三冊の小説から目からウロコの北海道史とアイヌの置かれた当時の状況を考えてみました。黒田清隆(1840~1900年)は、薩摩藩出身の明治期の政治家で、維新後に北海道開拓次官、同...アイヌを知るために⑦