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鬼死骸と書いて「おにしがい」と読む。岩手県一関市で現在も通称として使われている地域名である。明治の初期には「鬼死骸村」という村も実在したそうだ(明治8年に他村と合併した)。本当?と疑いたくもなるが、確認したら事実であった。鬼死骸の名称は、みんな大好きな坂上田村麻呂の伝説が基になっている。この地で蝦夷の首長の大武丸を討伐し、その亡骸を埋めたことに由来する。蝦夷=鬼というのが当時の朝廷の公式見解だが、蝦夷からすれば勝手に攻めてきた朝廷軍が鬼に見えたかもしれない。このバス停は町興しのために作られたものである。もともと2016年まで栗原市民バスの停留所(鬼死骸停留所)として使われていた停留所である(栗原市は宮城県だけど、一関市と隣接している)。情報は見つからなかったが、栗原市民バス以前は、国鉄バスの路線だったのか...鬼死骸停留所