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浄土真宗の宗祖といわれる親鸞は、平家の全盛時代であった1173年に京都の日野の里で、日野家という貴族の家に生まれました。 親鸞が8歳の時に以仁王の令旨を受けて源氏が全国で挙兵し、戦乱に巻き込まれて都は飢饉に襲われています。 このような乱世の中で、親鸞は9歳の時に出家して比叡山にのぼり僧侶となっています。 親鸞は29歳の時、20年におよぶ修行生活をしても叡山では悟りに至る道を見出すことができなかったことから、山を降りて京都の六角堂に百日の参籠をしました。そして、95日目の夜、夢で救世観音のお告げを受けたといわれています。 「行者、宿報にて説い女犯すとも、我、玉女の身となりて犯せられん、一生の間能…