誰にでも起こる「急性ストレス障害」~ 症状とPTSDにならないためのケアの方法(その2)ケアと回復
「時間」を、回復のための味方にする 「急性ストレス障害」を発症した場合、心的外傷(トラウマ)を受けた状況から離れ、自分の苦しみに理解や共感を示してもらいながら適切な支援を受け、起きた出来事とそれに対する自分の反応について「言語化」する機会があると、多くの場合は回復していきます。 この卑近な例は、人が集まって悲しみを共有して故人を偲ぶ葬儀でしょう。初七日や四十九日の法要は周囲の人の回復のための区切りの役割もあると思います。 その時に行われる自分の思いの「言語化」は主観的なものですが、実は自己の内側で自分を「客観化」することに他なりません。それまでは言葉にもならなかった自分自身の思いや感情、そのこ…
2024/07/06 17:09