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学校のブラックボックス(その1)「性被害」~社会の意識の低さが二次被害を生んでいます
多くの子どもの課題を抱える学校で、表面に出にくい問題がいくつかあります。 それは、日本社会のもつ課題が、学校に映し出されている問題でもあります。 (その1)では「性被害」を取り上げ、学校の実情と、今年5月の横浜市教委の「元管理職による性加害裁判」の傍聴妨害事件を考えます。 今、学校で増える「不登校」のケースの後ろに見えるもの 「不登校」30万人と言われる中、今、多くの小中学校のスクールカウンセラーが担当するケースは「不登校」が最も多くなっています。しかし、主訴が「不登校」でも、子どもの状況は様々で、単純な「登校」という解決では子どもの本質を見誤ってしまいます。 それぞれの「不登校」や「登校渋り…
誰にでも起こる「急性ストレス障害」~ 症状とPTSDにならないためのケアの方法(その2)ケアと回復
「時間」を、回復のための味方にする 「急性ストレス障害」を発症した場合、心的外傷(トラウマ)を受けた状況から離れ、自分の苦しみに理解や共感を示してもらいながら適切な支援を受け、起きた出来事とそれに対する自分の反応について「言語化」する機会があると、多くの場合は回復していきます。 この卑近な例は、人が集まって悲しみを共有して故人を偲ぶ葬儀でしょう。初七日や四十九日の法要は周囲の人の回復のための区切りの役割もあると思います。 その時に行われる自分の思いの「言語化」は主観的なものですが、実は自己の内側で自分を「客観化」することに他なりません。それまでは言葉にもならなかった自分自身の思いや感情、そのこ…
誰にでも起こる「急性ストレス障害」~ PTSDにならないために (その1)急性ストレス障害の「症状」
ランキング参加中メンタル ランキング参加中育児・子育て ランキング参加中社会 ランキング参加中教育 ランキング参加中心理学 ランキング参加中労働問題・人事労務管理 私たちには、日常的に生死に関わるような「トラウマ体験」に出会う可能性があります 家庭、学校や職場の生活、通勤通学時、買い物や日常的な付き合いでの外出、旅行時など日々繰り返される生活で、私たちは突然に様々な過酷な出来事や状況に遭遇することがあります。 家族や友人、同級生、同僚などの死、火災や自然災害、交通事故、爆発や倒壊事故、暴力や傷害などの犯罪被害、停電でエレベーターなどに閉じ込められる・・・ちょっと考えるだけでも、「今日も平穏に過…