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作品情報 監督 脚本 キャスト あらすじ おすすめ度 見どころ クリス・カイルの凄さ クリトン・イーストウッドではの圧倒的クオリティ 完全な実話ではない 感想 作品情報 youtu.be 公開:2014年 国:アメリカ 上映時間:132分 ジャンル:アクション、戦争 youtu.be 監督 クリトン・イーストウッド 脚本 ジェイソン・ホール キャスト ブラッドリー・クーパー/クリス・カイル シエナー・ミラー/タヤ・カイル カイル・ガルナー/ゴート=ウィストン メガホンを取るのは、『ミリオンダラー・ベイビー』『グラン・トリノ』などの作品を手掛けたクリント・イーストウッド。『ハングオーバー』『世界…
「怪物」2023年6月2日(金)ユナイテッド・シネマとしまえんにて。午後2時より鑑賞(スクリーン9/B-11) ~怪物はどこにでもいる。3つの視点で綴られる異形の者のドラマ 「怪物だ~れだ」という子供の声が印象的な予告編でおなじみの是枝裕和監督の新作映画「怪物」。あれはゲームのかけ声だったのね。 この映画、これまでの是枝作品とは大きく違う。脚本を是枝監督ではなく、映画「花束みたいな恋をした」やテレビドラマの脚本で知られる坂元裕二が担当しているのだ。そのせいか、扱うテーマは共通しているものの、これまでの是枝作品とは明らかに違う雰囲気を持つ。 オープニングからサスペンスの魅力が全開だ。妖しい雰囲気…
「私のプリンス・エドワード」2023年5月28日(日)新宿武蔵野館にて。午後3時より鑑賞(スクリーン1/B-11) ~お気楽ラブコメかと思いきや、女性の自立を描いた骨のあるドラマ 日曜の昼下がり。中途半端な時間の中、他に観る映画もなく選んだのが香港映画「私のプリンス・エドワード」。なに? 香港のラブコメ? どうせ大した映画じゃないんだろ? まあ、いいや、単なる時間つぶしだし。 というような、なめくさった態度で見始めたのだが……。 香港のプリンス・エドワード地区にあるショッピングモール・金都商場(ゴールデンプラザ)では、結婚式に必要なドレスや小物、写真撮影などを格安で揃えることができる。そこのウ…
5月は映画館6本でした。 またまたまたまた!!? RRR 発声あり応援上映🙌🔥🌊👍 記念すべき??20R目でした!!! また復活してきてるから、もう少し観させて( ˘ω˘ ) 先週の「an・an」の裏表紙に主役2人が登場して、RRR特集組まれてました! 2冊買って写真飾ってます笑。 ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー 吹替 前回字幕で観たので、今回吹替え。 吹替えというか、日本版です。っていうてるから気になって。 マリオやっぱり可愛い楽しい面白いよ。 WAR ウォー!! ドリパス轟音上映 ドリパスってご存じですか?? www.dreampass.jp 映画館で上映してほしい作品を皆で投票し…
映画は生活必需品。4月の映画鑑賞記録です。ネタバレはしていないはず・・・の、簡単レビューあり。※画像は全てお借りしています。1. ザ・スーパーマリオブラザ...
「波紋」2023年5月26日(金)池袋HUMAXシネマズにて。午後12時30分より鑑賞(シネマ4/G-9) ~社会問題にブラックな笑いも盛り込んだ女性の自己解放のドラマ かつては「かもめ食堂」「めがね」など癒やし系映画の監督のように思われていた(私が思っていただけか?)荻上直子監督。ここのところの充実ぶりはハンパではない。「川っペリムコリッタ」に続く新作「波紋」も、実に面白い映画だ。 主人公の女性、須藤依子の人間ドラマであると同時に、クスクス笑えるブラックコメディーでもある。 冒頭はその依子(筒井真理子)が朝起きるシーン。隣には夫の修(光石研)がイビキをかいて眠っている。だが、なぜか夫婦は頭と…
今、「楽しみなことを数える」という内容でブログ記事を書き続けている途中ですが、実はこの映画を観ることも、その「楽しみ」の大きな一つでした。病院帰りの喫茶店で、映画に行ける日を手帳でチェックを入れてみたら、どうも6月6日までお預けだなと思っていました。でも珍しく病院にかかる時間が早く終わったので、もしかしたらと映画館に行ってみたら、ぎりぎりに間に合うことが分かり、だったら6日までお預けにすることもないなと見てきたのです。だけどこの見た回は、舞台挨拶の中継付きで残りが3席しかありませんでした。好みの席を選ぶ余裕もなく、久しぶりに一番前で体を沈めながらの鑑賞になりました。それでも今日見ることが出来て、私は幸せに感じました。この映画を見ることがとっても楽しみだったので、贅沢な文句を言ってしまうと、私には舞台挨拶、...「岸辺露伴ルーヴルへ行く」を見てきました。
「あの子の夢を水に流して」2023年5月24日(水)ユーロスペースにて。午後7時より鑑賞(スクリーン1/C-9) ~我が子を亡くした女性と生と死が循環する川の物語 本当は映画を作りたい。だが、そんなお金もコネもない。だから、クラウドファンディングを実施している映画に少額のお金を出して応援している。 遠山昇司監督の「あの子の夢を水に流して」も、クラファンで応援した映画だ。2020年の熊本の水害で被害を出した球磨川を舞台にしたドラマで、内田慈が主演を務めると聞いてクラファンに参加した。内田は昔から好きな俳優だ。 生まれて間もない息子を亡くして失意の底にいる37歳の瑞波(内田慈)は、故郷の熊本県八代…
「最後まで行く」2023年5月20日(土)ユナイテッド・シネマとしまえんにて。午後1時20分より鑑賞(スクリーン7/D-9) ~刑事VS監察官の迫力のバトル。息をもつかせぬ韓国映画のリメイク この前の日曜の21日。渋谷の入管法改悪反対デモに参加してきた。参加者なんと7000人。それがサウンドカーのノリのいい音楽とパーカッションに乗せて、シュプレヒコールを叫びながら渋谷・表参道を行進する。道行く通行人や外国人観光客はカメラを向け、私はすっかりスター気分! いや、そんなことを言っている場合ではなかった。とにかく反対の声は急激に広がっているゾ。 その前日には藤井道人監督の「最後まで行く」を鑑賞。「ヴ…
4月はほとんど家にいたので、映画館では鑑賞できませんでした。家で見た映画も少なめです。最近はドラマに嵌っているせいで、ずっと同じような感じかもしれません。でも少なめでも、みな見た映画は良かったです。敢えて言うと、みな「思ってたより、ずっと良かった。」となるのかもしれません。また昨年から☆なども付け始めました。☆☆☆☆(あくまでも私が)大好きな作品☆☆☆は普通に面白く見る事が出来る。☆☆は、私には合わなかった。(他の人は分からない事です。)または見なくても良かったかも・・。☆はないです。そんな作品は、途中で離脱してしまうから、付ける必要もないからです。今までにそのような作品、あったかな?★0.2ちょい上と言う意味です。(先先月とここは変えました。)またリンクは「映画.com」に飛びます。諸々の情報はそこから...4月に見た映画
「同じ下着を着るふたりの女」2023年5月19日(金)シアター・イメージフォーラムにて。午後1時30分より鑑賞(シアター2/G-6) ~愛せないし、憎みきれない。母娘の抜き差しならない関係 母と娘の関係には微妙なものがあるようだ。最近の日本映画では、井上真央と石田えりが共演した「わたしのお母さん」が、そうした母と娘の微妙な関係を繊細に描き出していた。表面的には凪いでいるように見えても、ちょっとしたきっかけで嵐が吹き荒れる。 韓国映画「同じ下着を着るふたりの女」も母と娘のドラマだ。ただし、こちらはかなり強烈。ふだんから、2人の間には嵐が吹き荒れている。 若くしてシングルマザーとなった母スギョン(…
「TAR/ター」2023年5月13日(土)ユナイテッド・シネマとしまえんにて。午前11時20分より鑑賞(スクリーン9/D-11) ~天才指揮者の栄光と転落。ケイト・ブランシェットのなりきりぶりがスゴイ 中学生の頃に熱心にクラシック音楽を聴いていた時期があるのだが、あれは何だったのだろう。その後はあまり聴かなくなってしまったのだが、そんな私でもベルリンフィルの名前は知っている。ドイツの世界有数のオーケストラで、名だたる指揮者がタクトを振るっている。 そのベルリンフィルを舞台にした恐ろしいドラマが「TAR/ター」である。ターとは主人公の名前。女性として初めてベルリンフィルの首席指揮者に就任したリデ…
「銀河鉄道の父」2023年5月8日(月)ユナイテッド・シネマとしまえんにて。午後2時10分より鑑賞(スクリーン9/D-11) ~放蕩息子の宮沢賢治を見放さない父の愛は偉大なり 父母の愛はとてつもなく大きい。そんな当たり前のことを再確認させてくれる映画が「銀河鉄道の父」である。直木賞を受賞した門井慶喜の小説を「八日目の蝉」「いのちの停車場」「ファミリア」などの成島出監督が映画化した。 タイトルからもわかるように宮沢賢治の父・政次郎を主人公に据えて、彼と賢治、妹のトシ、賢治の母・イチなどとの家族愛を描いたドラマである。 映画の冒頭、岩手県で質屋を営む宮沢政次郎(役所広司)が列車に乗って自宅に戻ろう…
「EO イーオー」2023年5月6日(土)新宿シネマカリテにて。午後2時より鑑賞(スクリーン1/A-11) ~こんな映像観たことない!? ロバを主人公にした驚きの映画 カンヌ、ヴェネチア、ベルリンなどの国際映画祭で受賞歴を持つポーランドのイエジー・スコリモフスキ監督。今年85歳のこのベテラン監督の7年ぶりとなる作品は、なんと人間ではなくロバを主人公にした映画。その名も「EO イーオー」。 しかし、まあロバと言ったら私なんかは『おはよう! こどもショー』のロバくんを思い出しますなぁ。愛川欽也が演じておりました。まさに名演でした。て、いつの時代の話だよ! 若い人はわかんないだろ! そんな余談はさて…
映画「イージー・ライダー」1969年 アメリカ監督 デニス・ホッパー出演 ピーター・フォンダ デニス・ホッパー ジャック・ニコルソン録画してあった「イージ…
「セールス・ガールの考現学」2023年5月5日(金)新宿シネマカリテにて。午後12時45分より鑑賞(スクリーン2/A-7) ~モンゴル映画の常識を覆すポップでオシャレな青春成長ドラマ モンゴル映画と言ったら大草原! そして遊牧民! そんな通り一遍の固定概念を覆す映画が登場した。「セールス・ガールの考現学」である。数々の受賞歴を持つ(らしい)モンゴルの俊英センゲドルジ・ジャンチブドルジ監督の作品だ。 映画の冒頭からビックリさせられる。女子大生がバナナの皮に滑って骨折をするシーンなのだが、それがとびっきりポップなタッチで描かれるのだ。まるで最新のミュージックビデオのよう。こんなふうに、ポップで、オ…
「アダマン号に乗って」2023年5月2日(火)グランドシネマサンシャイン池袋にて。午後2時15分より鑑賞(シアター1/d-9) ~人間性あふれる船の中で患者たちを見つめる優しい目。 ふだんはあまり観ないドキュメンタリー映画。しかし、ベルリン国際映画祭で最高賞の金熊賞を受賞したとあれば、観ない手はないだろう。「ぼくの好きな先生」「人生、ただいま修行中」などのフランスのドキュメンタリー監督ニコラ・フィリベールの作品「アダマン号に乗って」である。フィリベール作品を日本で配給してきたロングライドが製作に参加した日仏合作映画となっている。 セーヌ川に浮かぶ木造建築の船「アダマン号」。ここは病院に付属する…
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME 3」を見てきました。
3日、夫とルート君と3人で見てきました。私は泣き虫。もしもこれを家で見ていたなら、私は「うううっ」と声を出して泣いてしまったかもしれません。この映画で泣くなんてと思いましたが、前作の「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」の感想の中でも>【私、すぐ泣く人だから、あまり説得力もない話なんだけれど、なんだかラスト、泣いちゃった!!まさか、この映画で泣くなんてと思って恥ずかしいから黙っておこうかなと思ったのですが、他の人の評価も高くて、同じように「この映画でなくなんて思わなかった。」と言う人も多数いて、「同じ同じ」と共鳴しました。】と書き込んであって、「ああ、この作品は泣かせる映画なんだなぁ。」としみじみと思いました。いつも家族愛に満ち溢れているような作品だと思いますが、今回は更に人類を超えた愛と言う...「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーVOLUME3」を見てきました。
4月は映画館で9本観ましたよ。 ・FALLフォール klockworx-v.com この絵を見てくださいな! おうあ~~こわい~~~ なんでそんなところに上ってるん~~~~~~!!! 降りれるん!!!?? ってなるやん!!? 気になるやん!!?? こんなん見なあかんやん!!!?? ・RRR しつこいくらいRRR笑( ´艸`) ・RRR またRRR( ´艸`)2連続普通のやつだからwww 地元公開終わってしまった…(ノД`)・゜・。 ・ザ・ホエール whale-movie.jp エブエブより期待してた映画。 室内の会話劇。太りすぎてて動けないもんね。 うん、エンディングに向かっては良かったかな。…
「せかいのおきく」2023年4月29日(土)テアトル新宿にて。午後4時30分より鑑賞(A-9) ~江戸庶民の日常と若者の恋を美しいモノクロ映像で綴る 「どついたるねん」「顔」「北のカナリアたち」など代表作を挙げればきりがないベテランの阪本順治監督。当たりはずれはあるものの、精力的に映画を撮り続けている。その新作はモノクロ映画の時代劇「せかいのおきく」。江戸末期を舞台に、徹底した庶民目線に立ち庶民生活の悲喜こもごもを描き出している。 寺子屋で子供たちに読み書きを教える22歳のおきく(黒木華)は、武家育ちでありながら今は貧乏長屋で父と二人暮らしだった。ある日、彼女は厠のひさしの下で雨宿りをしていた…
【映画メモ】2022年09月|映画レビュー|8本|感想|鑑賞記録
レンタルショップ民の映画鑑賞記録。9月の鑑賞テーマは「知ってるけどスルーしていた著名人の伝記的映画を観る」です。
「午前4時にパリの夜は明ける」2023年4月27日(木)新宿武蔵野館にて。午後2時50分より鑑賞(スクリーン3/C-6) ~シャルロット・ゲンズブール主演。家族の何気ない日常と成長を温かな視線で描く シャルロット・ゲンズブールといえば、ご存知セルジュ・ゲンズブールとジェーン・バーキンの娘。初の主演映画「なまいきシャルロット」(1985年)は今でも強烈に印象に残っている。可愛かったよなぁ~。 そんな可愛い面影を今も残しているシャルロットの最新主演映画が「午前4時にパリの夜は明ける」。監督は無差別テロで大切な姉を失い、遺された7歳の姪を引き取ることになった青年の戸惑いと2人の絆を描いた「アマンダと…
【映画レビュー】2022年11月|3本|感想|鑑賞記録|レンタルショップ
レンタルショップ民による映画鑑賞メモ2022年11月分です。映画は観る時は観るけど、観ない時は観ない。11月は観ない時フェーズに突入。
「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」2023年4月25日(火)新宿武蔵野館にて。午後2時35分より鑑賞(スクリーン1/C-5) ~クソッたれな世の中で、迷える若者たちはぬいぐるみと話す 「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」というユニークなタイトルの映画。原作は大前粟生の小説(スイマセン。よく知りませんでした)。それを、これが長編商業デビューとなる金子由里奈監督が映画化した。 青春群像劇である。冒頭は主人公の七森(細田佳央太)が女の子から告白されているシーン。だが七森は恋愛というものがわからない。だから、告白されても戸惑うばかりで相手を怒らせてしまう。 そんな七森が京都にある大学に入学する。まも…
「ヴィレッジ」2023年4月24日(月)ユナイテッド・シネマとしまえんにて。午後2時10分より鑑賞(スクリーン6/D-8) ~名プロデューサー河村光庸氏最後の作品は、日本の暗部に焦点を当てた娯楽作 映画製作会社スターサンズを率いる河村光庸氏が亡くなったのは2022年6月11日。その河村氏にとって最後のプロデュース作品となった映画が藤井道人監督の「ヴィレッジ」だ。 河村氏のプロデュース作品といえば、「あゝ、荒野」「愛しのアイリーン」「宮本から君へ」「MOTHER マザー」「ヤクザと家族 The Family」「パンケーキを毒見する」「空白」など、どれも現実の社会を見据えた刺激的な作品になっている…
【映画メモ】2022年10月|映画レビュー|16本|感想|鑑賞記録
レンタルショップ民による映画鑑賞メモ2022年10月分です。一言まとめ:10月、けっこう色々観てます
「高速道路家族」2023年4月21日(金)シネマ・ロサにて。午後4時10分より鑑賞(シネマ・ロサ2/D-10) ~ホームレス一家の波乱の運命。前半のコメディータッチから衝撃のラストへ 相続税の申告を税理士に頼まずに一人でやるという暴挙に出た結果、とんでもない事態になったもののようやく終了(まだ何かありそうだけど・・・)。さて、映画でも観るべえかと思った金曜日の夕刻。しかし、ちょうどよい時間の映画がない(涙)。それでもやっと探し当てたのが韓国映画「高速道路家族」。はたして、どんな映画なんでしょう。 高速道路のサービスエリアを転々としながら家族4人でテント生活を送るホームレス一家。父親のギウ(チョ…
観了しました。 映画「今日子と修一の場合」。 今日子と修一の場合(映画.com) 映画自体は淡々と進むストーリーでした。 東日本大震災を舞台としたストーリーで、人間ド...
「聖地には蜘蛛が巣を張る」2023年4月16日(日)新宿シネマカリテにて。午後2時50分より鑑賞(スクリーン1/A-6) ~娼婦連続殺人事件を通して描くイラン社会の暗部 「ボーダー 二つの世界」(2018年)を鑑賞した方はいるだろうか。醜い容貌ゆえに孤独な人生を送りながらも、特殊な嗅覚を活かして税関業務で働くヒロインがたどる運命を描いたファンタジー調のスリラーで、異様な緊張感と不気味さに包まれた出色の映画だった。 その映画を監督したアリ・アッバシの新作が「聖地には蜘蛛が巣を張る」である。イラン系デンマーク人のアッバシ監督が、イランで実際に起きた娼婦連続殺人事件を基に描いたドラマだ。 2000年…
「ザ・ホエール」2023年4月10日(月)ユナイテッド・シネマとしまえんにて。午後2時20分より鑑賞(スクリーン2/D-9) ~死にゆく巨体の男の愛と悲しみとこの世でやり残したこと 「レスラー」でミッキー・ロークを、「ブラック・スワン」でナタリー・ポートマンを輝かせた実績を持つダーレン・アロノフスキー監督。今度の新作「ザ・ホエール」ではブレンダン・フレイザーを輝かせた。 心に傷を抱えた巨体の男が自らの死期を悟り、疎遠だった娘との絆を取り戻そうする5日間を描いたドラマだ。 恋人のアランを亡くした悲しみから立ち直れずに、過食症に陥ってしまったチャーリー(ブレンダン・フレイザー)。272キロの巨体で…
「AIR/エア」2023年4月9日(日)ユナイテッド・シネマとしまえんにて。午後2時より鑑賞(スクリーン5/A-15) ~ノリノリの雰囲気の中で小気味よく描かれるエア・ジョーダンの誕生秘話 スポーツシューズには全く詳しくないのだが、そんな私でも知っているのがナイキの「エア・ジョーダン」。ご存じマイケル・ジョーダンの名を冠したシューズで、スポーツの枠を超えてカルチャーにまで影響を及ぼした。 そのエア・ジョーダンの誕生秘話を描いた映画が「AIR/エア」である。監督は「アルゴ」でアカデミー作品賞を受賞したベン・アフレック。そして主演は彼の盟友マット・デイモン。それにしても、このコンビ、本当に仲がいい…
「生きる LIVING」2023年4月6日(木)TOHOシネマズ 池袋にて。午後1時20分より鑑賞(スクリーン5/D-9) ~黒澤明の名作のリメイクは上質で品格あるイギリス映画 黒澤明の名作「生きる」を観たのはいつ頃だろうか。記憶が定かではない。いや、まさか観ていない? あまりにも有名な映画なので観た気になっていた? うーむ、そんなことはないはずなのだが……。 まあとにかく、その「生きる」がイギリスを舞台にしたドラマにリメイクされた。脚本はノーベル賞作家のカズオ・イシグロ。監督は日本ではあまり知られていないが、国際映画祭では常連の南アフリカ出身のオリヴァー・ハーマナス。 1953年のイギリス、…
「GOLDFISH」2023年4月1日(土)シネマ・ロサにて。午後1時20分より鑑賞(シネマ・ロサ1/C-4) ~あのキラキラした青春は帰ってくるのか!?パンクロックバンドの再結成をめぐるドラマ 昔、ロックバンドでベースを弾いていた。ライブハウスにも出演していた。そのせいか、ロックバンドを扱った映画にはどうしても興味を引かれてしまう。 「GOLDFISH」はパンクロックバンド「アナーキー(亜無亜危異)」のギタリスト、藤沼伸一が初めて監督を務めた映画だ。 1980年代に人気を博したパンクバンド「ガンズ」の元メンバーでギタリストのイチ(永瀬正敏)のもとに、リーダーだったアニマル(渋川清彦)から電話…
「トリとロキタ」2023年3月31日(金)新宿武蔵野館にて。午後2時より鑑賞(スクリーン1/D-9) ~アフリカから来た偽の姉弟の受難。ダルデンヌ兄弟の職人技が冴えわたる ケン・ローチなどとともに、社会問題に焦点を当てた作品を監督することで知られるベルギーのダルデンヌ兄弟(ジャン=ピエール・ダルデンヌ、リュック・ダルデンヌ)。その作品は社会のひずみをあぶり出すとともに、徹底して弱者に寄り添う姿勢が貫かれている。 今回の作品「トリとロキタ」でもその姿勢は不変だ。取り上げたのは移民問題。ダルデンヌ兄弟は、過去作でも「イゴールの約束」「ロルナの祈り」「午後8時の訪問者」などで移民問題に焦点を当ててい…
「赦し」2023年3月29日(水)ユーロスペースにて。午後12時45分より鑑賞(ユーロスペース2/D-9) ~被害者遺族は加害者を赦せるのか。重いテーマを投げかける法廷劇 「赦し」のポスタービジュアルは強烈だ。心がざわついてしまう。1人の女性がこちらを振り向いているだけなのだが……。 「赦し」はアンシュル・チョウハン監督の映画。と言っても外国映画ではない。チョウハン監督は日本在住のインド人。2011年に来日しアニメーターをしていたが、実写映画に興味を持ち長編映画を監督。今作は「東京不穏詩」「コントラ」に続く長編第3作となる。 殺人事件の加害者と被害者遺族の葛藤を描いた作品だ。同級生の樋口恵未を…
とりあえず、3月分。 映画館10本。 ・アラビアンナイト 三千年の願い 何も言いません。察して! ・Bang Bang! spaceboxjapan.jp え!?なんかデジャブだって!? そりゃそうさ!2月にも観てるもの!!最高だよ!! トゥトゥトゥトゥメリリリ!! ・エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス …アカデミー賞ほとんどエブエブでしたね。ちょっと残念。 私には理解できず申し訳なしです😹笑いどころも感動どころもよくわからず。。 一緒に観た方も私と同じでしたが、どうやら評価が分かれる映画みたいです?? 主演男優賞がホエールの方だったのでこちらの映画は期待してます。 映画『ザ・…
「ロストケア」2023年3月27日(月)シネ・リーブル池袋にて。午前11時25分(シアター2/F-4) ~穴の開いた高齢化社会に鋭い問題提起。松山ケンイチと長澤まさみの対決が見もの エンタメ映画に社会派の要素を盛り込むと言えば、韓国映画お得意のパターンだが、日本映画にもそうした作品はある。葉真中顕の原作を松山ケンイチと長澤まさみの主演で映画化した「ロストケア」はまさにそういう作品だ。 監督は「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」「そして、バトンは渡された」「老後の資金がありません!」などの前田哲。これまでに監督した作品にも、社会派の要素を持った作品がいくつかある。 映画の冒頭、聖書の一節が映…
「コンペティション」2023年3月23日(木)新宿シネマカリテにて。午後3時15分より鑑賞(スクリーン1/A-9) ~暴走しまくりの監督と2人の俳優。皮肉のきいたシュールな笑いがたっぷり 映画界の内幕を描いた映画はたくさんある。だが、ここまで強烈な映画はそうそうないだろう。2021年の第78回ベネチア国際映画祭コンペティション部門出品作品の「コンペティション」である。監督は、日本でも「ル・コルビュジエの家」「笑う故郷」が公開になったアルゼンチンのガストン・ドゥプラット&マリアノ・コーン。 大富豪の起業家が自らの名声を残そうと映画の製作に乗り出す。一流の監督と俳優を起用し傑作映画を目指すという。…
「メグレと若い女の死」2023年3月22日(水)新宿武蔵野館にて。午後12時より鑑賞(スクリーン1/C-7) ~ドパルデューが演じる老境のメグレ警視。人間ドラマに見応えあり 日本でもおなじみのメグレ警視。ベルギーの小説家ジョルジュ・シムノンの推理小説の登場人物で、過去に映画やテレビでジャン・ギャバン、マイケル・ガンボン、ローワン・アトキンソンなどが演じている。 そして今回、メグレ警視を演じるのはフランスの名優ジェラール・ドパルデュー。そして、監督は「仕立て屋の恋」でおなじみの名匠パトリス・ルコント。とくれば、これは味わい深い映画になること請け合いである。 ちなみに、「仕立て屋の恋」もジョルジュ…
「零落」2023年3月21日(火)テアトル新宿にて。午後1時20分より鑑賞(A-11) ~次回作が描けない漫画家。クズ男の苦悩と苛立ちに何となく共感も…… 俳優としておなじみの竹中直人だが、映画監督としても「無能の人」「東京日和」などの作品がある。「零落」は、「ソラニン」「おやすみプンプン」などで知られる漫画家・浅野いにおの漫画を映画化した。10作目の監督作品とのこと。 一人の漫画家の苦悩と苛立ちを描いた作品だ。 8年間連載してきた漫画が終了を迎えた漫画家の深澤薫(斎藤工)。当初は人気作家としてもてはやされたが、今は見る影もない“元”売れっ子漫画家。次回作のアイデアを考えるが何も思い浮かばず、…
「オットーという男」2023年3月19日(日)ユナイテッド・シネマとしまえんにて。午後1時40分より鑑賞(スクリーン6/B-7) ~ヘンクツな老人が隣人一家との交流で変わっていく姿を絶妙のブレンドで 「オットーという男」の予告編を観た時に、「はて? どこかで聞いたような話だな」と思ったのだが、何のことはないスウェーデン映画「幸せなひとりぼっち」のリメイクだったのか。とはいえ、さすがハリウッド。なかなか味わいある小品に仕立てている。 町の嫌われ者でいつも不機嫌なオットー(トム・ハンクス)。曲がったことが許せない彼は毎日近所をパトロールして、ゴミの出し方や駐車の仕方などルールを守らない人を説教して…
家のwifiが復活したので最近映画を観ています。この2週間で観た映画の記録です。HuluとDisney+での視聴です。 アナと雪の女王2(吹替版) テーラー 人生の仕立て屋 スキャンダル イーオン・フラックス ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー ムーラン アナと雪の女王2(吹替版) アナと雪の女王2 (吹替版) Kristen Bell Amazon Disney+が観られるようになって最初に観ました。1は当時映画館で視聴済。1がすごくよくてストーリーも完結していたので、続編はどうかなとあまり期待しないで観ましたが1に引き続き映像も音楽もよく期待以上でした。姉妹のその後が見れた感じでよか…
「フェイブルマンズ」2023年3月16日(木)ユナイテッド・シネマとしまえんにて。午後2時40分より鑑賞(スクリーン5/G-13) ~複雑怪奇な両親との関係を描くスピルバーグの自伝的映画 スピルバーグも人生を振り返る年になったのかぁ~。 というわけで、スティーヴン・スピルバーグ監督の自伝的映画「フェイブルマンズ」だ。自身の幼少期から映画界への扉を開くところまでを描いている。 1952年、両親に連れられ初めて映画館を訪れたサミー・フェイブルマン少年は、大きな衝撃を受ける。母親のミッツィ(ミシェル・ウィリアムズ)は彼に8mmカメラをプレゼントし、それをきっかけにサミー(ガブリエル・ラベル)はカメラ…
「コンパートメントNo.6」2023年3月12日(日)新宿シネマカリテにて。午後3時より鑑賞(スクリーン1/A-8) ~極北に向かう列車の中で変化し始める最悪の仲の女と男 先日のアカデミー賞は「エブエブ」の圧勝。まあ、いろいろ見方はあるだろうが、ハリウッドで影が薄かったアジア系俳優にスポットライトが当たったことは、とても良かったと思う。 その前日の日曜日、近所の映画館に「オットーという男」を観に行こうと思ったら、かなりの混雑。隣りの席にも人が座りそうな勢いだったのでやめたのだ。コロナはやっぱり怖いのだ。 というわけで、方針転換して前から観たかった「コンパートメントNo.6」を観に、新宿シネマカ…
こだわりの映像作品(DVD、劇場映画、TV等)についての感想や日常雑記です。 テレグラム(時事、日常雑記、たまに映画エンタメ) https://t.me/kuronekotsuushin チャット版 https://t.me/+dYbb-75J8hMxNGU1
「オマージュ」2023年3月11日(日)新宿武蔵野館にて。午後3時15分より鑑賞(スクリーン2/B-3) ~受難の時代をしなやかに描き出し映画への愛を綴る 女性の置かれた環境は厳しい。特に映画界は長らく圧倒的な男世界だった。最近は女性の進出も目覚ましいが、それでも依然として男性優位の世界だ。 韓国の映画界でも、女性は長い間不遇の時代が続いていたようである。それを告発する映画が「オマージュ」だ。 主人公は中年の女性監督ジワン(イ・ジョンウン)。3作目の監督作が不入りで、新作を撮る目途が立たない。夫と大学生の息子と暮らすが、息子からは「母さんの映画はつまらない」と言われ、夫に「生活費を入れてくれ」…
「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」2023年3月3日(金)ユナイテッド・シネマとしまえんにて。午後4時30分より鑑賞(スクリーン5/F-10) ~マルチバース+カンフー。笑いも満載でやりたい放題の怪映画 いくらSFでマルチバースが流行っているからと言って、誰がカンフーと融合させようと思うだろうか。 それをやってしまっているのがダニエルズ(ダニエル・クワン&ダニエル・シャイナート監督)。何しろ、腐りかけの死体がガスを放出しながら海を進むという奇想天外な映画「スイス・アーミー・マン」を作ったコンビだもの。 とはいえ、さすがに今回は「スイス・アーミー・マン」のような一発ネタの映画…
2月もたくさん観ましたよ~~。 にほんブログ村 ・イニシェリン島の精霊 …アカデミー賞作品賞等ノミネートされてますね。 ・RRR ドルビーシネマ …黒がすごく黒だった!!!?映画始まる前に劇場内ほんと真っ暗になるんですね。 音響も良かったと思う。椅子に響いてました。 ・金の国 水の国 wwws.warnerbros.co.jp …オススメ!!優しい映画。老若男女問わず安心して観れます。ステキ! ・RRR ・エゴイスト egoist-movie.com …私の中で日本アカデミー賞主演男優賞は鈴木亮平さんに決定しました。 2人とも一皮むけた感あり。ただこれ外国だったらお尻くらい見せてるやろ!!?鈴…
「少女は卒業しない」2023年3月1日(水)グランドシネマサンシャイン池袋にて。午後12時50分より鑑賞(シアター2/e-8) ~高校最後の2日間の少女たちの揺れる心が美しく切ない 今回取り上げるのは、直木賞作家・朝井リョウの連作短編小説を、これが商業長編映画デビューとなる中川駿監督が映画化した青春群像劇「少女は卒業しない」。中川監督は、「カランコエの花」という短編映画が高く評価されたとのこと。 舞台となるのは地方のある高校。そこは今年度で校舎の取り壊しが決まっている。その学校の生徒である4人の少女の揺れ動く心が描かれる。卒業式前日と当日の2日間だけのドラマだ。 その4人とは料理部の部長・山城…