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遊牧騎馬民族匈奴は、長い長い漢帝国との戦いの中で政治的には漢に近くなった。 つまり、部族ではなく「国家」的な集団になったわけだけど、だからこそ権力争いが激化する。 そして、男と女の愛憎が絡み、個人の好き嫌いに左右され、牧歌的面白味は欠けた。
漢帝国には、優秀な人材が大勢いた。武帝の治政期も人材豊富だった。 しかし、皇帝の非を指摘出来ない取り巻きに囲まれた環境で、武帝の治政には過ちも目に付いた。 一方匈奴は、漢帝国の高官や将軍を好条件で帰順させ、漢の政治や軍略を導入していった。