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パルミラの女王ゼノビアと帝政ローマの戦い(3)~ゼノビアの大敗北とアンティオキア~
ゼノビアは、稀に見る女君主だった。それは疑う余地はない。 しかし、勝ち過ぎた事で、聡明且つ冷静で感情に流される事の無かったゼノビアでさえ、自身と自国を過信した。 パルミラこそが東方帝国、自分こそが東方皇帝と、ローマ帝国を過小評価してしまう。
パルミラの女王ゼノビアと帝政ローマの戦い(2)~王妃から女王へ~
砂漠の薔薇。ゼノビアは、夫亡き後に、自ら女王としてパルミラに君臨する。 遂に、敬愛する"祖先"クレオパトラの国エジプトも統治下に置いた。 ギボン曰く、「女性による統治といえば、感情問題による紛糾が付き物。しかし彼女には当て嵌まらない。」
パルミラの女王ゼノビアと帝政ローマの戦い(1)~パルミラ王国と美麗女王ゼノビア~
パルミラ王国の女王ゼノビア。祖先クレオパトラ(7世)以上の最高の美女、且つ、歴史上稀に見る最高の女性指導者。 砂漠の薔薇と称され、現代に於いても色褪せない魅力を放つ。 敵対し、勝利を重ね、しかし最後は屈したローマ帝国で、彼女は余生を送る。
chris hedgesロシア軍を衰退させ、プーチンを権力の座から追いやることを目的としたウクライナ戦争へのNATOの支援は、計画通りには進んでいない。新しい高性能の軍備も役に立たない。末期的な衰退にある帝国は、次から次へと軍事的な大失敗を繰り返している。ウクライナ戦争は、アメリカの世界的な覇権を再び主張するためのもう一つの失敗作であり、このパターンに合致している。危険なのは、事態が悪化すればするほど、米国は紛争をエスカレートさせ、ロシアとの公然の対立を誘発する可能性があることだ。ロシアがNATO近隣諸国の補給・訓練基地を報復攻撃したり、戦術核を使用したりすれば、NATOはほぼ間違いなくロシア…