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大化改新の方程式(236) 自説のまとめ:“女帝不可”の思想
ずいぶんと遅くなりましたが、本年もよろしくお願いいたします。さて、前回「自説を振り返る」と自らに宿題を課した手前、この年末年始の暇な時間を利用して、過去の記事を読み返してみた。「大化改新の謎解き」をテーマにしつつも、話は6世紀末の穴穂部皇子騒動から663年の白村江の戦いまでおよび、その間、自らトンデモ宣言した説や後日再考すべしとして放置した考えが数多あり、また、自説として残したい考察にも、理屈や資料解...
当ブログで「大化改新」をテーマに自説を展開してから早10年になる。当初展開した自説については、自らトンデモ説宣言をしたもの、機会をみて再検討したいとして放置しておいたものが多々ある。そろそろ自説を振り返り、断捨離を行うタイミングであろう。そう考えたのは、10年という節目だけでなく、先般刊行された仁藤敦史氏の『東アジアからみた「大化改新」』が、これまで私が展開してきた自説を再構築するには、格好のテキスト...