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「ASD(自閉スペクトラム症)」の理解 2 ~「ADHD(注意欠如多動症)」との重複
「ADHD(注意欠如多動症)」の特性は、不注意、多動性、衝動性です。 「ASD」と「ADHD」が重複している割合は30~50%と言われています。(「ADHD」のうち「LD(学習障害)」を伴う割合は約60%と言われています。) 発達障害は、複数の異なる特性が重複することで、さらに理解が難しいとされます。 「ADHD(注意欠如多動症)」とは 脳の機能障害(脳神経伝達物質の機能低下)によって起こる、「不注意」「多動性」「衝動性」の特性のあらわれる発達障害のひとつです。 ドーパミン・アドレナリンの低下のため外部からの刺激に敏感になり、常に集中できにくい状態になるために、過剰にどこかに集中しようとしてす…
「ASD(自閉スペクトラム症)」の理解(1)~常同性・同一性への固執(こだわり)
ASD(自閉スペクトラム症)の主な特性として、「社会的コミュニケーションの障害(対人関係の障害)」と「常同性・同一性への固執(こだわり)」の2つがあります 今回は、前者に比べてあまり話題にならない後者の「常同性・同一性への固執(こだわり)」について取り上げます (「脳からの命令に縛られる」 作家・東田直樹さんと考える自閉症の不思議「毎日メディカル」記事(2025年4月22日)を抜粋で紹介) 「常同性・同一性への固執」とは 誰しも日々のルーティンの中で、新しい環境への変化や行動様式への移行が生まれることは、期待と同時に不安やストレスも伴います。新年度の職場や学校環境の変化がわかりやすい例です。 …
毎日新聞のコンテンツに「ハナソネ 」という「今を忙しく生きる女性のためのページ」があります。その中で、今年1月3日の記事として「発達障害グレーゾーン」が取り上げられ、医療の立場からの支援が紹介されています。 「発達障害グレーゾーン」への正しい認識を 今まで話題にも上らなかった「発達障害グレーゾーン」が公にメディアに取り上げられることで、「発達障害グレーゾーン」への正しい理解が広がることを願っています。 前回ブログ「発達障害グレーゾーンと言われたら~知能検査の役割を知る」に続いて載せていきます。 (以下「ハナソネ」の記事2025年1月3日付) 発達障害グレーゾーン生きづらさ、精神疾患治療で改善す…