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なんせ、すんごい暑いもんで、冷房の効いたおうちで読書でもするのが一番よねー ってことで、今日は最近読んだ本の紹介です。 Maruko は動物好きなもんで、タイトルに猫とか犬とか入ってるとつい、選んでしまいますw 架空の犬と嘘をつく猫 (中公文庫 て 11-1) 作者:寺地 はるな 中央公論新社 Amazon 「この家にはまともな大人がひとりもいない。」というのが11歳の姉の言い分である。 8歳の山吹は「この家」=「羽猫家」の長男。 姉のほか、架空の世界に生きる母、愛人に逃げる父、ホラ吹き呼ばわりされている祖父、比較的まともな祖母と暮らす。犬は飼っていない(ココ大事。)。 「1988年5月」の章…
双葉社(2020) 【あらすじ&ひとりごと】 読み心地がとてもさわやかな小説でした。 私が犬好きもあってか手にした一冊ですが、人と犬との共生を描くありがちな内容ではなく、18歳の高校生たちの決意や友情、恋愛、そして新たな出発を犬が静かに優しく見守っていくという美しい一冊でした。 高校に迷い込んだ「シロ」と呼ばれていた子犬は、生徒の努力で学校で飼うことを許され、ちょっとしたできごとから名前を「コーシロー」と名付けられる。 高校で拾われ、育てられるコーシローをめぐって、昭和から平成、令和の春から春へと季節がめぐり、コーシローが見守り続けた18歳たちの思いを描いた作品です。 本作品は連作短編で、どの…