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専門家としての自分の意見が聞き入れられない 明らかに正しい判断なのに,実行しない人がいるのはなぜか? 愚かな判断をする人がバカに感じる 専門家とそうでない人とのあいだには溝があります。 例えば医者として絶対にこの治療が有効だと患者に説明して
「行動経済学の処方箋」大竹文雄著、中公新書、2022年11月行動経済学の処方箋働き方から日常生活の悩みまで(中公新書)大竹文雄中央公論新社働き方から日常生活の悩みまで、最新の経済理論を駆使して処方箋を示した本。タイトルに「行動経済学」とありますが、本書も含め、「行動経済学」が指す分野が広がってきたよう思います。伝統的な経済学の理論を、実験を通して立証・反証することも行動経済学に含まれる印象です。著者の大竹文雄氏は主に関西方面で活躍されている経済学者で、著書も多数あり、自分も新書のみ何冊か読んでいます。コロナ対策専門家会議のメンバーでもあるそうです。本書の半分くらいは海外の行動経済学者が執筆した書籍と同じような話。半分はコロナ対策やテレワークなどを経済学の視点から解説しています。日本の文化・習慣や日本人の習...行動経済学の処方箋
「競争と公平感」大竹文雄著、中公新書、2010年3月競争と公平感―市場経済の本当のメリット(中公新書)大竹文雄中央公論新社男女の格差、不況、貧困、高齢化、非正規雇用など、身近な事例を経済学の観点から紐解き、働きやすい社会のあり方を考えた本。行動経済学の考え方も多く出てきます。3章構成で、各章の冒頭に記載されている問いかけについて考えていく内容になっています。----------Ⅰ競争嫌いの日本人・なぜ日本人は競争が嫌いなのか?・競争の好き嫌いは何で決まるのか?・競争のメリットとは何だろうか?Ⅱ公平だと感じるのはどんな時ですか?・競争は格差を生む。その格差の感じ方に差が出るのはなぜか?・価値観や選考は、経済のパフォーマンスにどう影響するか?Ⅲ働きやすさを考える・競争と公平感は、私たちの働く環境にどのような影響を与...競争と公平感