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「えっ?何を言っているの?」 清子はすっかり、宗太郎が壊れてしまったのか、と心配する。だが宗太郎は、少しも臆することなく、人形に触れると…「たぶん、この人形を…
「リョウくん、何を言っているの?」「そんなこと…聞いたこともないぞ」 オジサンも、清子も、宗太郎まで…神林君の言うことが、信じられなかった。「忘れ形見って…子…
「何を言ってるの?ソータロー。 先生は、ソータローのことを、助けてくれたんでしょ?」 どうしたの、ソータロー!清子は、目の前にいるのは、全く知らない人物のよう…
宗太郎の目付きが、ちょっと違う…清子はすぐに、気が付いた。今までは…のどかな日向のような顔つきだった宗太郎だが、今目の前にいる彼は、その目の奥に、はっきりと…
あの『お兄さん』が、他の子供たちと一緒に、宗太郎を逃がしてくれた…というのを覚えている。(そう言えば…あのお兄さん、ひどく怒られていたよなぁ~)そのお兄さん…
「はっ?」 神林君もオジサンも…自分たち身内をさしおいて、なぜ宗太郎が知っているのだ、と耳を疑う。「だって、ボク…その子に会ったことがあるんだもん」宗太郎は子…
「そこに寝ているのは…キミの姉さんだけだろ?」 違うのか、とオジサンは呆れたように言う。「そうだけど…そうじゃないんだ」気を悪くするどころか、むしろ冷静な顔つ…
「キミのじいちゃん…ここで何をしていたか、覚えてる?」 神林君の質問には答えずに、宗太郎はいきなり話しかける。「何を言っているんだ?」彼は一瞬、イラっとした顔…
「ソータロー?」 何を言っているの?清子は、宗太郎の横顔を見つめる。その顔はとても真剣で、ウソをついているようには見えない。「じゃあ…何だって、こんな所に… …
だが神林君は、黙って宗太郎を見ているだけだ。「渡してくれないのなら…こちらで探すまでだ」そう言い放つと、オジサンは宗太郎の姉さんの眠っている、ガラスのケース…
「ソータロー、思い出したんだろ?」 さらに神林君が、そう言うので…宗太郎は、何と答えたらいいのか、戸惑ってしまう。「キミは…どうしたい?」じぃっと彼が、宗太郎…
「じゃあ…誘拐犯って言うのは…」 清子が口を開いた瞬間に、「おまえ…やっと、本性を現したな」待ちきれなくなったのか、オジサンが先生に向かって口をはさんだ。「あ…
「キミは…あの子に、似すぎているんだ」 先生はそう言うと「私は何とか、キミを助けたかったんだ」フッと視線をそらすと、うめくようにそうつぶやいた。「助ける?」 …
「ボクたちは、ユーレイがいる、と聞いて、面白半分でここに来たんだ」 宗太郎は、まるで神林君や清子の姿が目に入らないのか、高梨先生の方をまっすぐに見つめる。「ボ…
(なんだ、これは?どういうことだ?) 宗太郎はかなり、混乱している。まさか…暗示にでもかかったのか?それとも何か…幻覚作用のある雑草でも、口にしたのか?宗太郎…
「あんまり、ムチャをするなよ」 聞き覚えのある声が聞こえてくる。(あっ、先生?)だが…それよりも前に、この声はどこかで聞いたことがある…それも、遠い昔に、何か…
(もしかして…何かに焦っているのか?) 何だか、変だ…清子はすぐに、いつもと違う空気に気が付く。最初に会った時とは明らかに…ピリピリとひりついた空気を感じる。…
清子はふいに、不安になる。まさか、神林君が宗太郎のことを、どうにかするんじゃあないのか、と…「大丈夫だよ」 清子があまりに、顔色が悪かったのだろう。「ボクは…
時折イライラした声で「お~い、まだですかぁ~」オジサンの声が聞こえる。「もう、限界だろうなぁ」そう言って、言葉を切ると、先生は部屋を出て行こうとする。「待っ…
「それって、まさか…ソータロー?」 清子よりも早く、神林君が冷静な顔つきで、口に出す。先生は「うん」とうなづくと、「そう…じいさんが、愛した人に、この女の子が…
「おい!まだ話しているのか? いい加減にしろ!」 どうやらオジサンが、しびれを切らしたようだ。「タイムリミットのようだな」先生は、扉の方を見る。「でも…ソータ…
それは…なに?清子は問い正したい…と思う反面、これ以上、聞いてはいけない…とも思う。「つまり…犯罪の片棒をかついだことがあるって、ことですね」ピシリと神林君…
「確かに私は、斎藤に頼まれたのは、事実だ」 初めて先生は、肯定の顏をしてみせる。「じゃあ…やっぱり、オジサンの味方なんでしょ」清子がさらに、そう聞くと「味方と…
「おっ」 自分に逆らうのか、とオジサンが身がまえる。「何を話したって…この子たちはどうせ、納得しないだろ」ボソッとそう言う。先生は「いや」と頭を振ると「どっち…
「え~っ?」 どういうこと?情報過多で、清子の頭には整理しきれてはいない。だがオジサンは、ニヤニヤしながら、「こいつは…オレの言いなりだ」清子の反応を楽しむよ…
「えっ…」 聞いてはいけない、と本能的に清子はそう思う。(この人…私たちを、混乱させようとしているだけなのよ)だから、落ち着いて…と思うのに、無意識のうちに耳…
「あぁ」 神林くんは、上の空で、棒読みで答える。「じゃあ…先生も、そこにいたのですか?」思わず清子が聞いてみる。そうじゃないと…つじつまが合わないのだ。ここま…
「あの女の子は…もしかして、依り代(よりしろ)ってこと?」 青ざめた顔のまま、神林君が先生に聞く。「ん~まぁ~私にも、その辺はよく、わからないんだよね。 あの…
「へぇ~ずいぶんスゴイこと、言うんだなぁ」 神林くんに向かって、先生は初めて、うっすらと笑みを浮かべる。「私は…じいさんを止めようとしたんだ。 いくら好きでも…
「あの人形は…あの人にソックリなんだ。 そして、あの女の子も…」 先生はチラリと、ベッドの上を見つめる。「あの」清子は先ほどから、気になっていることを口にする…
それにしても、不思議な隠し部屋だ。六畳くらいの大きさの部屋に、ベッドと肘掛椅子と、丸椅子が一つ。大きな人形と、飾り棚があるだけの部屋だ。人形の部屋か、という…
このところ、連日のようにChatGPTが新聞やTVに取り上げられていますね。国会答弁への適用も検討していきたいという話も。僕も使っていますが、いつも至極真っ当…
「おや、おやぁ~ 口で勝てなかったら、暴力ですかぁ? さすが…じいさんの可愛がる孫だけ、あるなぁ」 神林くんにつかまれたまま、オジサンはゲラゲラと笑う。「何だ…
その時、清子は気が付く。「あの椅子に座っているのは、だれ?」清子の声にビクリとして、宗太郎がガクンとつまづく。すると…椅子がゆっくりと、こちらの方を向いた。…
「SFかよ」 いつの間にか、オジサンものぞき込んで、そうつぶやく。「まさか…死体?」カプセルに入っている女の人を見ると…みるみる清子が、顔色を失う。宗太郎が、…
「あっ」 宗太郎が魅入られたように、まっすぐにベッドに近付いて行く。「まさか…オジイサン?」宗太郎の後ろ姿を見ながら、清子がつぶやく。「いや、それはない」清子…
「あっ」 一瞬の出来事に、一同は唖然としている。「そうだ! 中に、何があるんだ?」あわててオジサンが、のぞき込む。窓際に、天蓋のついたベッドがあり、その側にド…
「何で、ここにいるの?」 オジサンに向かって、清子は聞くけれども。「それは、お前たちと一緒だろ?」ニヤニヤするばかりで、教えてはくれない。開かずの扉は、やはり…
宗太郎は、そんな雑音など、まったく耳に入らないようで、ゴソゴソと、扉を触っている。「おい!そんなトコを探しても… 何にも出て来ないぞぉ~」わざと大きな声で、…
清子は一気に、スーッと血の気が引く思いがする。(まさか、聞かれてた?)「いつから?」オジサンの方を向く。「何だよぉ~ご挨拶だなぁ」へへへと、オジサンが笑う。…
「開かずの扉?」 さっきは気が付かなかったのに、なぜ?(まさか…ソータローは、記憶は戻ったの?)言葉を失う清子なのだが…その表情を読んだのか、「これは、催眠術…
今、宗太郎が見ている場所は、どこなんだ?清子も宗太郎に注目する。「どこにって?」再び子供のような仕草で、宗太郎は頭をかしげる。「そう、キミの大好きなお姉さん…
「えっ?」 身内でもないような女の子に? どういうこと?清子は神林くんを、伺うようにして見る。彼は薄笑いを浮かべ、「へぇ~そうなんだ」じぃっと底なしの闇のよう…
「おじいさんの娘さんなのかなぁ」 先生が、さらに宗太郎に聞く。「さぁ?」案外宗太郎も、その辺りのことは、わからないようだ。「でも、お姉さんを守ってくれって言っ…
「キミは…何を頼まれたの?」 宗太郎が落ち着くのを見計らうと、先生は質問を再開する。宗太郎はしばらく、口をポカンと開けていたが…「預かってくれ、って言われた」…
宗太郎は、悔しそうに顔をゆがめる。「ソータロー?どうしたの?大丈夫?」思わず清子が、宗太郎の顏をのぞき込む。 そうして、先生の前に立つと、「もうこれ以上、や…
「いいか?」 先生は再び、ろうそくを目の高さにまで掲げる。「さぁ、もう一度、しっかりとこれを見てくれ」悪いなぁ~と、サッとろうそくを宗太郎の顏の前まで持ってい…
パターン3枚め*パンドラの箱 ☆ミ すてきにハンドメイド(2023/01)
ご訪問ありがとうございます。毎月2枚ずつパターンを作り、20パターンでサンプラーが出来上がるはじめてさんのマンスリーキルトの3枚め*パンドラの箱*ができました。(13枚め/20パターン)*2022/5 煙突掃除人 *2022/5 糸巻き *2023/1 パンドラの箱 ●パンドラの箱 18㌢×18㌢**********パンドラの箱パターンの由来パンドラの箱のパターンはギリシャ神話に登場する『この世のあらゆる災厄を収めた箱の話...
宇宙謡《恐怖と救済は常にセットアップされている~パンドラの箱は開いた!宗教 政界 芸能界の黙認されてきた混沌が溢れだす 救済への希望は最大の災厄である!?:光の友へ向けて》
暗い空の上からひとつの光が降りてくる 君達はそれをどう迎えるだろう恐怖に慄く者 手を振る者 人類は大きく分けて そのふたつに分かれるだろうこの世界の終焉に恐れるかみずからの苦しみを消化する未知なる光に 希望 あるいは期待を寄せるか だが そ
【統一教会はパンドラの箱】自民、多くの地方議員に信者が秘書として派遣 党幹部「所属議員全員に絶縁宣言を出させるべき」
次々と明らかになる韓国カルト教団・統一教会と政治家(特に自民党)との関係について、8月14日放送の『真相報道バンキシャ!』が報道。ある自民党関係者は「統一教会は多くの地方議員も支援していて信者が秘書として議員事務所に派遣されているケースもある」「党による調査はパンドラの箱を開けてしまうことになる」と指摘。問題発覚当初から最近まで、岸田政権は「所詮、安倍派の問題でしょ」という感覚で危機感はなかったという。