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#4432 はつ雪の便り北より山地より 小雪けふも大和はもみぢ
令和6年11月22日(金) 【旧 一〇月二二日 先勝】 小雪・虹蟄不見(にじかくれてみえず)松過ぎの月が散らせし小雪あり ~永井龍男(1904-1990)小雪や実の紅の葉におよび ~鷹羽狩行(1930-2024)Photo:2016年11月24日、横浜で54年ぶり紅葉の季節に初雪 ~カナココ こ
内容紹介一家心中を決意した家族の間に通い合うやさしさを描いた表題作など、人生の断面を彫琢を極めた文章で鮮やかに捉えた珠玉の13編。事業に失敗した一家が、服毒心中を決意するが、冷たい雨のそぼ降る決行の宵、それぞれの心に悲壮な覚悟をひそめながらも、やさしくかばい合う、その心情を描いた『青梅雨』。肉親の絆のはかなさ、もろさというものを巧みに暗示した『冬の日』。他に『枯芝』『一個』など繊細な感覚で、鋭利に切り取られた人生の断面を彫琢を極めた文章で鮮やかに捉えた永井文学の精髄を収める。【目次】狐そばやまで枯芝名刺電報私の眼快晴灯蜜柑一個しりとりあそび冬の日青梅雨読書備忘録あらやだ、狐になっちゃったの?と言うか狐にしちゃったの?ちょっと勝手。短編集の一作目の「狐」からずっと映像が現れ映画を観ているようだった。「枯芝」...本・永井龍男「青梅雨」