メインカテゴリーを選択しなおす
#4626 はるばると吉野川分水国原に届きて芒種いざ田植せむ
令和7年6月5日(木) 【旧 5月10日 友引】 芒種・「蟷螂生(かまきりしょうず)」はるばると吉野川分水国原に届きて芒種いざ田植せむ ~喜夛隆子Photo:日本の水田風景 ~photoAC(おすしtoお茶さん) 今日は二十四節気の第6「芒種」。芒《のぎ》とはイネ科の植物の果実を
#4550 さみどりに香る草餅春彼岸あの人この人偲びつつ食む
令和7年3月20日(木) 【旧 2月21日 仏滅】 春分・「雀始巣(すずめはじめてすくう)」さみどりに香る草餅春彼岸あの人この人偲びつつ食む ~喜夛隆子 二十四節気の4番目は「春分」。「日天の中を行て昼夜とうぶんの時なり」とは『暦便覧』における説明。昼と夜の時間が同
#4432 はつ雪の便り北より山地より 小雪けふも大和はもみぢ
令和6年11月22日(金) 【旧 一〇月二二日 先勝】 小雪・虹蟄不見(にじかくれてみえず)松過ぎの月が散らせし小雪あり ~永井龍男(1904-1990)小雪や実の紅の葉におよび ~鷹羽狩行(1930-2024)Photo:2016年11月24日、横浜で54年ぶり紅葉の季節に初雪 ~カナココ こ
#4386 朝の目覚めくつきりとして寒露なり黄菊白菊ひらきはじめぬ
令和6年10月8日(火) 【旧 九月六日 友引】寒露・鴻雁来(こうがんきたる)朝の目覚めくつきりとして寒露なり黄菊白菊ひらきはじめぬ ~喜夛隆子Photo:tenki.jp 今日は二十四節気の第17「寒露」。『暦便覧』には「陰寒の気に合つて露結び凝らんとすれば也」とあり、露が
#4339 いにしへの平城のみやこの宮跡に処暑の夕風邯鄲鳴けり
令和6年8月22日(木) 【旧 七月一九日 先勝】・処暑 「綿柎開」(綿のはなしべ開く)いにしへの平城《なら》のみやこの宮跡に処暑の夕風邯鄲鳴けり ~喜夛隆子Photo:平城宮跡 朱雀門 ~RECOTRIP 二十四節気の第14「処暑」。『暦便覧』の説明では「陽気とどまりて、初め
#3879 小満の木々のかげ濃しそこに遊ぶ鹿の親子も人の親子も
令和5年5月21日(日) 【旧 四月二日 大安】・小満・蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)ほちほちと桑くふ夜の蚕哉 ~正岡子規Photo:ノウキナビブログ 七十二候の第22候は「蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)」。二十四節気8番目「小満」の初候にあたります。『暦便覧』によ
#3848 まっさらなランドセルの子ら駆けてゆくふいの穀雨に声あげながら
令和5年4月20日(木) 【旧 三月一日 先負】・穀雨・葭始生(あしはじめてしょうず)まっさらなランドセルの子ら駆けてゆくふいの穀雨に声あげながら ~喜夛隆子Photo:堀江鞄製造 今日は二十四節気の第6「穀雨」。『暦便覧』には「春雨降りて百穀を生化すればなり」と記され