メインカテゴリーを選択しなおす
#4432 はつ雪の便り北より山地より 小雪けふも大和はもみぢ
令和6年11月22日(金) 【旧 一〇月二二日 先勝】 小雪・虹蟄不見(にじかくれてみえず)松過ぎの月が散らせし小雪あり ~永井龍男(1904-1990)小雪や実の紅の葉におよび ~鷹羽狩行(1930-2024)Photo:2016年11月24日、横浜で54年ぶり紅葉の季節に初雪 ~カナココ こ
#4333 祭り過ぎ大文字過ぎ夏もゆくいとあわただし京の暦は
令和6年8月16日(金) 【旧 七月一三日 先勝】・立秋 「寒蟬鳴」(ひぐらしなく)祭り過ぎ大文字過ぎ夏もゆくいとあわただし京の暦は ~吉井勇(1886-1960)Photo:大文字五山送り火 ~Veltra お盆、すなわち盂蘭盆の行事は8月13日の迎え火に始まり、今日16日の送り火で亡
#4292 宮人の夏のよそひの二藍にかよふもすずしあぢさゐの花
令和6年7月6日(土) 【旧 六月一日 赤口】・小暑 温風至(あつかぜいたる)宮人の夏のよそひの二藍にかよふもすずしあぢさゐの花 ~橘千蔭(1735-1808)『うけらが花』宮中に仕える人々の夏の衣装である二藍の色に似通う色で涼し気に咲いている紫陽花の花よ。Photo:二藍の
#4273 ほととぎす思はずありき木の暗のかくなるまでになにか来鳴かぬ
令和6年6月18日(火) 【旧 五月一三日 大安】・芒種 梅子黄(うめのみきばむ)ほととぎす思はずありき木《こ》の暗《くれ》のかくなるまでになにか来鳴かぬ ~大伴家持(718-785)『万葉集』 巻8-1487.雑歌ほととぎすよ、思いもしなかったが木の陰がこんなに暗くなるまで
#3932 菜の花の丘わたる風の源流に紀元前といふ時間はありき
令和5年7月13日(木) 【旧 五月二六日 赤口】・小暑・蓮始開(はすはじめてひらく)菜の花の丘わたる風の源流に紀元前といふ時間はありき ~小島ゆかり(1956-) 令和5年の今年は西暦でいうとAD 2023年ですね。AD (Anno Domini) は紀年を示す記号で、対応する紀元前はBC(Be
#3895 無駄に生き無駄に死ぬるを恕されて芒種の雨の坂くだりきつ
令和5年6月6日(火) 【旧 四月一八日 先負】・芒種・蟷螂生(かまきりしょうず)芒種はや人の肌さす山の草 ~鷹羽狩行(1930-)Photo:花月暦より 二十四節気の9番目「芒種」。芒《のぎ》、すなわち籾殻のトゲのような突起を持った植物の種をまく頃。『暦便覧』には「芒ある