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引きづづきあなたにとって最善の歯科治療のお話です先日ニュースで歯科で使用する銀歯を詰めると錆びて金属イオンが溶け出して原因不明の身体の不調が出ることがあるとの報道がありましたそうですその可能性があります問題はこのニュースを患者さんがどう捉えて自分にとっての最善の歯科治療を探すにはどうすればいいかです「金属は身体に良くないといっているならネットで調べたら最近は樹脂やジルコニアやセラミックで治すことができるらしい」「費用は抑えておきたいから樹脂にするか、お金がかかっても長持ちするジルコニアやセラミックで治す方がいいのか?」こう考えてしまいますよね実際に来院するなり「先生、詰め物の金属を全部外して治療してください!」そんな感じで来院する患者さんがおられますで、診察すると噛み合わせが悪くて何を入れても壊れそうな状...あなたにとって最善の歯科治療は?(3)
最近、歯科治療特集の雑誌が出版されていました時々こういった特集が組まれて色々な雑誌が出版され何回か買って読んでみたことがあります感想は「患者さんにとって専門用語や基礎知識をつけるには有用、ただし実際の治療については自分のお口の診断をしてくれる歯科医師と要相談」です本に確かに書いてあることは合っているのですが患者さんの状態によってその治療が当てはまるかどうかはまた別の話になります歯科医師がレントゲンをとってお口の中を見て状況を判断することを診察といい、診察せずに治療計画を立てることはできませんそしてその歯科医師でさえ勉強し続けなければ正しい診察や治療計画を立てることはできません本屋で買った雑誌の歯科治療特集を読んでも信頼性に欠けるので学会などでエビデンスのある知識を学ぶ必要がありますなのでネットや本で歯科治...あなたにとって最善の歯科治療は?
健康的にオシャレを楽しむ事を応援金アレナースやよいです 今週のインスタライブネタ 金属アレルギーの原因に歯科金属!? って知っていましたか? その溶…
今日はまた新素材の話です最近ジルコニアを使って歯を直す機会が増えてきましたジルコニアとはジルコニウムを酸化させた化合物でセラミックの一種で人工ダイヤなどにも使われています写真では真ん中のはは金属で治療していますがその両側の被せ物と詰め物がジルコニアになります健康保険で白い被せ物はすべてプラスチック(レジン)なので変色したり削れたりするのでセラミックを使用していましたが、奥歯などに使用すると割れたり、欠けたりすることが時々ありますそれに比べてジルコニアは審美性はセラミックに比べて劣るもののお口の中で使える白い素材としては最も丈夫で耐久性がありますそしてそのジルコニアにも単色で白っぽいが強度が高いものから、グラデーションがついてより見かけが自然なものまで色々と種類がでてきました当院では前歯のような見かけが重要視され...ジルコニアという新素材
白板症とは口の中の粘膜や舌が白く変色する病気です。白い板のように見えることがあれば白い斑点状に見えることもあります原因ははっきりしていないのですが何らかの刺激が慢性的に粘膜に加わることによって発症するといわれています怖いのは白板症は癌の前の状態で、日本癌治療学会によると白板症の癌化率は3〜16%で口腔癌は全癌の1%です。当院でも疑わしい場合は口腔外科に診断を依頼したところ病理所見で白板症と確定診断が出て手術で取り除かれた方も何人かおられますまた、口腔癌の主な危険因子としては喫煙と飲酒が挙げられますが、それに加えて健康保険で使用する銀歯による金属アレルギーも報告があります今は保健治療外ではありますがジルコニアやセラミックなど見かけだけでなく金属アレルギーを起こさない歯科材料もありますので心配な方はかかりつけ...白板症ってご存知ですか?
前回に引き続き掌蹠膿疱症のお話ですハンドブックからの引用ですが治療法としては悪化因子の除去が必要です扁桃炎、歯周炎、副鼻腔炎、上喉頭炎などの治療、禁煙、金属の歯の詰め物の除去が必要になってきます当院でも重症の掌蹠膿疱症の患者さんで炎症のあった扁桃腺の手術をしても改善しなかったのが歯科金属を全てチタンにして歯周病の治療をしたところその後25年間、掌蹠膿疱症の再発がない患者さんが通院されています必ずしも歯科金属を取り除いたり歯周病の治療をすれば掌蹠膿疱症や金属アレルギーが改善するとは限りませんがいずれにしろ歯周病の歯科金属も体に悪い影響を与える可能性ありますから治療をお勧めします掌蹠膿疱症が歯科と関係があるってご存知ですか?2
健康な歯を抜かずに歯を並べれることもありますしかし、健康な歯を抜かないと歯を並べれないほと歯の大きさと顎のサイズのバランスが悪い時がありますそんな時歯を抜かずに治療する方法は大きく4つあります1)奥歯を親知らずの位置まで移動させて行って前歯が並ぶようにするこの場合は奥歯が歯肉に埋まってしまい歯茎が腫れてきます実際どこかで矯正してそうなって来院された方がいました2)歯を削って細くして並べるこの場合はあまり削ると歯の形が細長くなってしまったり、歯が滲みたりするようになります3)歯並びのアーチを大きくして側方に広げて歯を並べる上記のレントゲンのように歯の外側の骨が薄くなってしまい将来歯周病のリスクが高くなります4)顎の手術をして並べるこれが理想ですが大掛かりな手術を口腔外科にて行う必要があります歯を抜かないで歯...健康な歯を抜かずに矯正治療します?
「掌蹠膿疱症ハンドブック」が当院と連携をとっている兵庫医大から送られてきました掌蹠膿疱症ってご存知でしょうか?手のひらや足の裏に膿をもった水ぶくれが繰り返しできる病気で日本にも13万人以上の患者さんがおられ重症化すると関節炎や糖尿病や高血圧などの合併症を引き起こすことがありますそんな恐ろしい掌蹠膿疱症の原因が歯周病や歯の詰め物の金属アレルギーであることも分かってきていますお口の中に炎症があるとそれは全身に影響を及ぼし、掌蹠膿疱症だけでなく他の病気の引き起こす可能性があります歯周病や歯の根の先が化膿している、あるいは金属アレルギーの原因となる詰め物がある方は一度歯科でご相談することをお勧めします掌蹠膿疱症が歯科と関係があるってご存知ですか?
最近よく話題になるプラスチックごみ問題ですがプラスチックの何が問題なのでしょう?国民生活センターによるとごみとして捨てられたプラスチックは海で細かく分解され海の生物が食べそれらを食べると人への健康に影響を及ぼしてしまうとのこと、、、歯科医師は患者さんの歯にレジンというプラスチックを詰めています健康保険で白い被せ物や詰め物はすべてこれを使用することになりますしかし一年もするとそのプラスチックがすり減っているのを目にします歯の側面をプラスチックで治療してもそれほど削れてしまうことはないですが噛み合わせる部分に使用すると食事の度に削れていってしまい体の中に入ってしまいますまた、削れたところに反対側の歯が移動して歯並びも変わってしまっているケースがあります特に若い患者さんだと身体への影響やこれから何年も歯を使うことを考...お口の中のプラスチック問題!
お口の中になにか白いものができたのでみて欲しいといわれる患者さんが時々お見えになります口内炎?それともなにか悪いもの?心配ですよね数日様子をみて消えない場合は口腔外科に紹介して、場合によっては組織をとって顕微鏡で検査しますお口の中の白い病変にも色々あるのですが怖いのはやはり口腔がん、あるいはその手前の白板症これは手術ですぐ取り除く必要があります多いのは扁平苔癬これは悪性の病気ではないですが将来悪くなる可能性もあるので経過観察が必要ですそれと扁平苔癬の原因の一つがお口の中につめている金属歯科用金属はアレルギーを引き起こすだけでなく色々な病変を引き起こす可能性があります時計やアクセサリーと同じようにお口の中に詰めるものの素材にも気をつけましょう口の中に白いものができた!?扁平苔癬ってご存じですか?
ロシアとウクライナの停戦しないまま世界経済に影響がでてきています歯科用金属のパラジウムもロシアから輸入されているため高騰し使用すると赤字になるので治療が困難になってきましたこここで詰め物や被せ物の金属について患者さんが知っておくべきポイントをまとめます健康保険で使用できる歯科材料はパラジウムを含む金合金と銀合金の二つになります金属の利点としては保険で使用する硬質レジン(白い樹脂)のように削れたり、割れたりすることがほとんどありません入れ歯の歯や詰め物の硬質レジンの耐久性は金属に比べるとかなり低いので噛む力が強い方や歯軋りのある方は金属で治療することをお勧めします金属の欠点としては見た目が悪いだけでなく、パラジウムは発がん性が報告されており、金合金も銀合金のいずれも金属アレルギーの可能性はありますもちろん、セラミ...ロシア侵攻と歯科金属の関係