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歯が悪くなると周囲の骨に炎症が生じます身体は細菌感染を防ごうと歯根の周囲の骨を硬化させますまた歯根と骨を繋ぐ歯根膜も感染病巣になりますそれらは歯の根の治療をしても抜歯をしても骨に残り、それを「ボーンキャビティ」と呼びます「ボーンキャビティ」には毒性があり、心疾患、アレルギー性疾患、慢性関節リウマチ、腎臓疾患)、自己免疫疾患、喘息など多くの疾患の原因となりますただ、歯は症状がないことがほとんどですなので痛くない歯の治療はあまり気が進まないかたが多いと思いますが歯医者で「抜いた方が良いけどどうしますか?」「痛くないけど治療した方が良いです」と言われた時「ちょと様子みます」と言っていませんか?そんな時今の話をちょっと想い出してください「ボーンキャビティ」は健康に気をつけて食事や運動に気を使っているあなたの身体を...ボーンキャビティー・歯根の周囲の骨に起きる怖い話
長野県の戸隠神社に初詣に行ってきましたここは昔から虫歯の痛みをおさめてもらうためにお参りする人がいた虫歯の神様もおられる戸隠のパワースポットですただ、虫歯は放置すると痛みは消えますがそのうち歯の根の先から化膿が進み歯の周囲の骨に感染が広がりますのでそれは神様にも防げなかったと思いますとりあえず患者さんの虫歯の痛みが出ないように祈ってきたのですが今は検査も治療もできますから痛みがあるなし関係なく歯科検診をお勧めします虫歯の神様に初詣
前回に引き続き掌蹠膿疱症のお話ですハンドブックからの引用ですが治療法としては悪化因子の除去が必要です扁桃炎、歯周炎、副鼻腔炎、上喉頭炎などの治療、禁煙、金属の歯の詰め物の除去が必要になってきます当院でも重症の掌蹠膿疱症の患者さんで炎症のあった扁桃腺の手術をしても改善しなかったのが歯科金属を全てチタンにして歯周病の治療をしたところその後25年間、掌蹠膿疱症の再発がない患者さんが通院されています必ずしも歯科金属を取り除いたり歯周病の治療をすれば掌蹠膿疱症や金属アレルギーが改善するとは限りませんがいずれにしろ歯周病の歯科金属も体に悪い影響を与える可能性ありますから治療をお勧めします掌蹠膿疱症が歯科と関係があるってご存知ですか?2
健康な歯を抜かずに歯を並べれることもありますしかし、健康な歯を抜かないと歯を並べれないほと歯の大きさと顎のサイズのバランスが悪い時がありますそんな時歯を抜かずに治療する方法は大きく4つあります1)奥歯を親知らずの位置まで移動させて行って前歯が並ぶようにするこの場合は奥歯が歯肉に埋まってしまい歯茎が腫れてきます実際どこかで矯正してそうなって来院された方がいました2)歯を削って細くして並べるこの場合はあまり削ると歯の形が細長くなってしまったり、歯が滲みたりするようになります3)歯並びのアーチを大きくして側方に広げて歯を並べる上記のレントゲンのように歯の外側の骨が薄くなってしまい将来歯周病のリスクが高くなります4)顎の手術をして並べるこれが理想ですが大掛かりな手術を口腔外科にて行う必要があります歯を抜かないで歯...健康な歯を抜かずに矯正治療します?
先週は母校の愛知学院大学歯学部のセミナーにwebで参加していました今回は歯内治療学講座の諸富先生が演者で歯内治療の新材料の開発のお話でしたまず最初に歯内治療とは何かですが、歯が痛くなって歯医者に行くと「歯の神経を取りますね」と言われますあるいは神経をとった歯がしばらくして痛くなったり腫れてきて歯医者に行くと「歯の根の先が膿んでますね」と言われますこれらの治療を歯内治療と呼びますところがこれがなかなか上手くいかないのですそのわけは諸富先生曰く「近年、生物学的研究の進展やコーンビームCT、歯科用マイクロスコープ、そしてNi-Tiファイル等の機器・器材の発展と普及により、根管治療の確実性と効率化が向上しつつあると言われます。しかし、今でもなお根管治療は高頻度歯科治療の中でも特に再発率の高い疾患であるとされ、本邦...なぜ歯の根の治療は上手くいかないのか?