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TVの給湯器のCMで「壊れてからじゃ遅いんです!」と言ってました確かに給湯器壊れてから修理しようとしてもなかなか在庫がなかったり工事の都合がつかなかったりして毎日使うものなので不便な思いをしばらく強いられますよね日頃お湯が出て当たり前に慣れていると家の外で働いている給湯器の状態を把握することもできず気がついたら結構使い込んでいたなんてことはよくありますコレ、歯も同じですでもせっかくレントゲンで問題を見つけて患者さんに治療を勧めても「でも、症状がないのでしばらく様子見ててもいいですか?」と時々言われます壊れてしまったら治療するのに傷が治るのに時間がかかったり治療によっては選択肢が限られたり費用も拡大します給湯器もエアコンも身体も歯も「壊れてからじゃ遅いんです!」定期検診で早期発見、早期治療をお勧めします壊れてからじゃ遅いんです!
「先生、歯の治療って長い期間かかりますよね、なかなか通うのが大変で、、、」と患者さん確かに何ヶ月も何年も治療にかかることがあります使い込んだ楽器や大事にしている車、お気に入りの服や財布や時計など毎日使っている道具を長持ちさせるために皆さんはどうしていますか?磨いたり、少し壊れたらお店に持って行って手入れをしてもらって大切に使っておられますよねその時に何ヶ月か預かってもらってメインテナンスしてもらうこともありますがめんどくさいとは感じないですよね歯も長持ちさせるには日頃の手入れと専門家のチェックが必要です歯の治療をめんどくさいと捉えるよりも、大切なものの手入れをしに行くと思うことで歯科医院に行く憂鬱な気持ちが少し軽くなると思います実際、定期的にチェックや清掃にこられている患者さんは歯のトラブルが少なく、治療...歯医者は長くかかる、、、、
現代人の多くが罹患している歯周病が心臓病、糖尿病、など色々な病気のリスクになることが昔から言われていますお口は消化器系の入り口ですから当然、消化器系にも影響があることは統計で示されていますが最近そのメカニズムが色々わかってきました口腔内に常在する菌であるフゾバクテリウム・ヌクレアタムが大腸の組織に存在すると大腸癌の発生や進行を早める可能性があるとの論文が熊本大学の諸石寿朗教授らの研究グループによって「JCIinsight」に掲載されましたそして論文によると歯周病の治療が大腸ガンのリスクを減らすこともわかってきましたまた、歯周病の治療ができなかった人は大腸ガンのリスクは減りませんでした歯周病は自覚症状はほとんどありませんなので症状がなくても歯周病の有無や治療は、かかりつけの歯科医に相談しましょう歯周病は大腸ガンのリスクを増やします
歯が悪くなると周囲の骨に炎症が生じます身体は細菌感染を防ごうと歯根の周囲の骨を硬化させますまた歯根と骨を繋ぐ歯根膜も感染病巣になりますそれらは歯の根の治療をしても抜歯をしても骨に残り、それを「ボーンキャビティ」と呼びます「ボーンキャビティ」には毒性があり、心疾患、アレルギー性疾患、慢性関節リウマチ、腎臓疾患)、自己免疫疾患、喘息など多くの疾患の原因となりますただ、歯は症状がないことがほとんどですなので痛くない歯の治療はあまり気が進まないかたが多いと思いますが歯医者で「抜いた方が良いけどどうしますか?」「痛くないけど治療した方が良いです」と言われた時「ちょと様子みます」と言っていませんか?そんな時今の話をちょっと想い出してください「ボーンキャビティ」は健康に気をつけて食事や運動に気を使っているあなたの身体を...ボーンキャビティー・歯根の周囲の骨に起きる怖い話
上の写真は男の人(あえて歯医者とはいいません)がペンチで歯を抜いているシーンです怖いですね考えただけでゾッとしますね歯医者にこのイメージを持っている人は多いと思いますがその中に二つの大きな間違ったイメージが含まれています一つ目の間違ったイメージですが、この歯を抜いている人は歯医者ではありません近代歯学は18世紀、ピエール・フォシャールによって広められましたそれまでは虫歯がひどくなると床屋さんが歯を抜いていました床屋さんの前で回っている血と包帯の色である赤白青のグルグルはそのときの名残です二つ目の間違ったイメージはこの歯を抜いている人はサディストではありません虫歯になった歯をそのままにしておくと痛みだけではなく膿がが全身に巡って最悪命を落とすこともあります当時、虫歯の治療方法が抜歯しかなかったので人の命を救うため...歯医者はなぜ歯を抜く?
バイオタイプという歯周病の専門用語があります顎の骨に対して歯が外側に並んでいると歯の外側の歯肉や骨がとても薄く、若い時は大丈夫でも年齢が進むと歯周病が進行しやすくなってしまうことがデータとして多く示されていますカンのいい方は気付いたと思いますが歯列矯正をするにあたって歯をなるべく抜かずに並べる方法として歯が並ぶアーチを広げる方法がありますがこれは歯周病の観点からするとリスクの高い治療となります事実抜歯を避けて無理やり歯を並べた患者さんをCTでチェックすると顎の骨から歯の根が露出しているケースがありますただ、症状はないので患者さんは気付いていませんし問題が起きるのも50代以後でしょうが歯を抜かずに矯正したのに年齢を重ねて歯周病で歯が抜けるリスクが高まれば本末転倒です抜歯して矯正治療しても歯の外側に歯を守るこ...歯肉もタチウオも薄いのは問題、、、
当院のロゴはチェスのナイトの駒のデザインですが理由を聞かれましたナイトは騎士を象ったものです僕は騎士道と歯科医道というものに共通性を見出しています騎士は武力を従属する王や民を守るのを仕事としていました歯科医師は歯科治療技術と知識を持って国民の歯を守るのが仕事です決して、患者さんの気持ちにつけ込んでエビデンスの無い治療を勧めたりしてはいけないと思っています歯を抜くのが怖い患者さんに「どんなに悪くても歯を抜きません!」「歯を抜かなくても矯正できます!」矯正装置が嫌な患者さんに「マウスピースだけで矯正できますよ!」歯医者が怖い患者さんに「痛みなく早く治せますよ!」など歯科の専門的知識がない患者さんにさもこれが最も良い治療だと甘言を囁き意味のない治療や問題の起こりえる治療を薦める歯科医師は少なくありません実際その...やる偽善よりやらない善
今月の週刊ダイアモンドで歯科治療の特集していたので読んでみましたよく週刊誌で悪徳歯科医を叩く記事はよく見るのですが、今回読んでみると患者さんの安易な歯科選びに警鐘を鳴らす内容となっていていつも僕が患者さんやブログで書いている内容に近くて面白い内容でした「歯を残す信仰が不幸をもたらす」、、、、悪い歯を残して将来問題が大きくなって困るのは当たり前です「抜かない歯医者がいい歯医者ーでは絶対にない」、、、、口腔外科医は命を救うために歯を毎日抜いています「できますよよりも良心的な一言はそれはできません」、、、、抜歯せずに全ての歯並びを治せますなんてことは口が裂けても言えません「でっ歯が治った!矯正前後の写真に惑われない」、、、、インターネットの写真やクチコミは半分はヤラセですなどなど、、、なかなか良いところをついて...後悔しない歯科治療とは?
コロナ禍で高額治療に誘導する悪徳歯科が増殖中…「歯の駆け込み寺」の医師が注意喚起 その3
そしていつもの「抜かない治療」のお話です「必要もないのに、インプラントを勧める歯科医師が少なくない。特にコロナ禍になって、その傾向が強まっているんです」「まだ十分に使える歯を抜いてまで行う治療ではないと考えている」こういった話は歯を抜きたくない患者さんの心には響くと思いますがインプラントをしない先生=歯を残すことを考えているVSインプラントをする先生=歯を必要ないのに抜くという構図を作り上げていますがインプラント治療をしっかり学べばわかることですが、インプラントの弱点として天然の歯のように噛んだ感じがないため大きな噛む力がかかってしまう可能性が否定できませんそのためなるべく残せる歯は残してインプラントに強い力がかからないようにするのがセオリーですインプラントで残りの歯の負担を減らして歯を守り、残りの歯でインプラ...コロナ禍で高額治療に誘導する悪徳歯科が増殖中…「歯の駆け込み寺」の医師が注意喚起その3